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TOP > ユーザーコンテンツ > 著者インタビュー > 脱出ゲームインタビュー(2017年7月)
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脱出ゲームインタビュー

 ちまたで話題の脱出ゲーム。ご存知のかたも多いと思いますが、閉じ込められた部屋などから謎を解きながら脱出することが目的になっており、謎解きの快感に多くの人が熱中しているゲームです。そしてこの度グループSNEでも日本語版の脱出ボードゲームが発売されます! ということで、パソコンで遊べる脱出ゲームを始めると無限に没頭してしまう松田が初のインタビューに挑戦してみました!
 これから発売される脱出ボードゲームについて根掘り葉掘り聞いていきます!

2017年07月
記事作成:松田実愛


■ 今話題の脱出ボードゲームとは!?
―― 今回は脱出ボードゲームについてお聞きする予定なのですが、そもそも、脱出ボードゲームとは? というところから教えてください!
安田 では、インタビュアーさんはリアル脱出ゲームには行ったことがありますか?
―― ついこの間行ってきました!
安田 面白かったでしょう? 僕はリアル脱出ゲームが始まった2007年頃にホテルで開催されたイベントに行ったきりなんだけど、いくつかに分かれたフロアを行き来して謎解きをしたなあ。そして最後に答え合わせをして、脱出が出来ました、ということになるんだよね。
―― 実際に動き回って、施設にあるものをヒントに謎解きをするのが面白いですよね。
安田 今話題になっている脱出ボードゲームは、そのリアル脱出ゲームをボード/カードゲームにして、友達や家族で集まって机の上で遊んでみようというテーマになっているんです。
―― 机の上がリアル脱出ゲーム会場になるわけですね。
安田 そう。その脱出ボードゲームが去年の10月、ドイツのエッセンシュピールという大きなゲームの大会で、4社から同時に販売されていてびっくりしたんです。今年は脱出ゲームの年になるだろうと、来ているマスコミたちも注目していて。
そして注目する根拠もあるんです。実はこの4年間で、なんと
ドイツだけで約300倍もリアル脱出ゲームを提供する場所が増えている
―― さ、300倍も!?
安田 つまり、今まで2、3しか無かったリアル脱出ゲームを遊べるお店がこの数年で急に増えてきたというわけ。脱出ゲームが世界各国でブームになっているんですよ。
―― リアル脱出ゲームがドイツで流行ったことで、脱出ボードゲームを作ってみようという流れになったのでしょうか?
安田 そうなんだけど、おかしいと思わない? コンピューターゲームでも昔から脱出ゲームはあって、リアルの脱出ゲームもあるのに、ボードゲームだけ無かった。普通は逆で、アナログなTRPGがコンピューターゲームやライブアクションロールプレイ(LARP)へと発展したでしょう? 脱出だってアナログの分野なのに、コンピューターゲームやリアル脱出が流行った後にボードゲームが誕生したんだ。ボードゲームには色々な広がり方があって面白いなあと改めて思ったよ。
―― 確かに! 言われてみると、今まで無かったのが不思議です。
安田 そこで、この流行の中でボードゲームを作ってみたらどうなるだろうと開発競争になり、去年一斉に脱出ボードゲームが出たんだ。
―― なるほどー!


■ ドイツゲーム大賞、上級部門を受賞!『EXIT 脱出:ザ・ゲーム』って?

   

―― では、脱出ボードゲームについて詳しくなったところで、この夏グループSNEから完全日本語版が出る『EXIT 脱出:ザ・ゲーム(以下『EXIT』)』について教えてください!
安田 脱出ボードゲームと一言で言っても、一つの箱の中に4つの連続したシナリオが入っているものや、特別な大きな装置を使って謎の答え合わせをするものなど様々な種類があるのだけど、このドイツのゲーム会社であるKOSMOS社が作った『EXIT』1つのパッケージに1つの物語が入っていて、そのぶん凝った謎がぎゅっと詰まっているものを3種類出しました。
―― ゲームによってそれぞれ個性があるんですね。
安田 本音を話すと、遊ぶまえは、ただボードでパズルを解くだけがそんなに面白いの? と思っていて。でも日本に帰ってから遊んでみたら……、めちゃくちゃ面白かった!
―― 私も遊びましたが、本当に面白かったです!
安田 どんなゲームになっているのかは、ネタバレになってしまうのであまり言えないのだけど、グループSNEでは5回くらいメンバーを変えてテストプレイを行って、遊んだ人たち全員が面白いと言いました。
―― みんなで一緒に問題を解くのが楽しかったです。他の人が自分とはまったく違う考え方をしている時がありますよね。
安田 他の人が自分には解けない問題をスラスラと解いたり、逆に自分が閃いて解けると周りの人に「なんで解けたの!?」と言われたり(笑)
―― 解けても解けなくても面白いから不思議ですよね。
安田 というわけで我々は今までKOSMOS社の2人用ゲームの『タルギ』『アサンテ』などの日本語版を出させていただいているご縁もあり、『EXIT』の翻訳もやらせてもらえることになりました。そして翻訳作業を進めていくうちに『EXIT』の人気が出始めていると聞き、その結果なんとつい先日発表されたドイツゲーム大賞の上級部門を受賞したんです!

〇ドイツゲーム大賞(Spiel des Jahres)とは
 ゲーム評論家などの専門家が集まった選考委員会によって毎年前年のベストとして選考される、ドイツの権威ある賞。本賞のほかに、子供、上級の3つの部門に分かれている。
 今年の本賞部門は『キングドミノ』、子供部門は『アイスクール』が受賞した。

―― 『EXIT』は本当にインパクトがあったので納得です! でも上級部門……なんですね?
安田 すごく遊びやすいので上級というイメージはあまり無いよね。本賞でも全然構わないと僕は思うのだけど、頭を使ってパズルを解くから上級になったのかもしれない。他のゲームとは違ってパズルを使った一回限りのゲームだからどうなるだろうと思っていたのだけど、新しさがある面白いゲームだという面で評価されたのかな。
―― そういえば一回限りということで、はさみで内容物を切ったりするのが気になるという意見もあるようですが。
安田 謎を解くのに内容物を切ることもあると注意書きにも書いてあります。どうしても気になるというかたは、個人的な利用に限りコピーをした後に遊ぶことも普通に出来ますよ。
―― それを聞いて安心しました! そしてこの『EXIT』が日本ではまず、コミックマーケット92(8/11~8/13東京ビッグサイト)にて先行発売されるんですよね。
安田 はい。第一弾の『荒れはてた小屋』というタイトルのものが発売されます。そして9月の上旬に一般流通でどなたでもお買い上げできるようになりますので、今しばらくお待ちください! 9月、10月、11月と順次、別テーマの『EXIT』が発売される予定です。お楽しみに!
―― 毎月新しい謎に挑戦できますね!
安田 本当は8月から発売する予定だったのですが、『EXIT』が面白いらしいと世界中から注目されるようになって、各国で足並みをそろえて翻訳版を印刷・販売することになり、製造が遅れてしまいました。ご了承ください!


■ 『EXIT 脱出:ザ・ゲーム 荒れはてた小屋』の内容をチラ見せ!
―― では、その『EXIT』第一弾の『荒れはてた小屋』の中身を少し見てみましょう!

※画像は開発中のものです。
安田 まず箱を開けてみますと……、ルールブック、そして本のようなものが出てきます。ルールブックはもちろん読んでもらっていいんですが、それ以外のものはルールブックを読んでから中身を見ましょう。残りは沢山のカードや、不思議な穴の開いたパーツ。そしてこの丸っこい輪になったもの。これがミソ! 「デコーダー」という記号を入れて答えを導き出すアイテム。これをくるくる回すことで、次にどこへ進めばいいかがわかります。……と、これ以上は言えないけど(笑)
―― デコーダーの仕組みが凝っていて、脱出ゲームらしさを感じました。
ストーリーはどんな内容ですか?
安田 『荒れはてた小屋』のストーリーを簡単に説明すると、バカンスに出かけていたみなさんが車に乗っている時、突然タイヤがパンクしてしまい大雨も降りだしたため、慌てて近くにあった小屋に避難すると鍵が掛けられて出られなくなった。というところから脱出を目指そうというものです。
―― いかにも脱出ゲームらしくて、取っつきやすいテーマですね!
安田 実際に想像すると怖いよね。どうやって脱出するんだー! となって手がかりを探すゲームです。10月発売『ファラオの玄室』11月『秘密の実験室』。両方ともなんとなく想像できるよね(笑)
ゲームのプレイ時間45分から90分で、これは遊ぶ人数によって変わると思います。推奨プレイ人数は1人~6人
―― なんと1人でも! いつでも遊べてしまいますね。
安田 秘密を教えましょう。大人数で遊んだほうがすぐ解ける! 1人で遊ぶと結構タイヘン(笑) でも、1人でじっくり悩むのが好きな人にはソロプレイもお勧めです。
ということでまず、遊んでもらう! それが一番です。実際に遊ぶことでどういうゲームか、どれだけ面白いかわかってもらえるはずなので。
―― 実際に体験しないとわからない楽しさがあるはずです。
安田 あと面白いのが、大人がやればすぐに解けるというものでもない。子どものほうがよく閃く場合もある。家族で遊ぶのもいいですよね。一応対象年齢は12歳からとなっているんですけど。
―― 幅広い年齢で遊んでいただけますね!
安田 ちなみに日本ではすでに『アンロック! 日本語版』という脱出カードゲームがホビージャパンさんから販売されていますよ。こちらも好評なようです。


■ 今後の脱出ゲームについて
―― ではこれからの脱出ゲームについてお教えください。
安田 実は本国のKOSMOS社では大変好評ということで、今年の5月に『EXIT』の4、5、6弾が発売されました。次のテーマは、順に「島」「観測所」「城」となっています。
―― さらに世界が広くなっていますね! 自分の好きなテーマから遊ぶのも楽しそうです。
安田 さらに! ここからはあまり大きな声で言えないのですが、次のエッセンシュピールでも新しい『EXIT』が、4点も出るらしい……!
―― ええっ! そんなに謎って浮かぶものでしょうか? 作者さんって一体……?
安田 作者のかたは、これまたドイツのボードゲーム界で絶好調のデザイナー、インカ&マルクス・ブラント夫妻! ドイツゲーム大賞を過去にも『村の人生』で受賞しています。他に『スコットランドヤード』カードゲーム版のデザインもしていて、それもめちゃくちゃ面白くて絶好調! パズル系のゲームも好きらしく、どんどんアイデアが浮かぶみたい(笑)
―― これからもどんどん『EXIT』が遊べると思うとワクワクします!
安田 今後出る予定の『EXIT』のうち1点が、アッと驚くもの……だけどこれはまだ言えません(笑)
―― エーーーッ! めっちゃ気になります!!
安田 ふふふ(笑) 僕がきっとこの方向へ行くだろうと思っていた方へ行くよ、とだけ言っておきましょう。
―― お楽しみに、ということですね……(後でこっそり聞けないかしら……)。
安田 はい、ということでまずは最初の3作を遊んでみて、楽しさを知ってください! 日本語版発売までもうしばらくお待ちを!
―― そういえば、『EXIT』のPVがSNEチャンネルでアップされていますよね。
安田 SNEで日本語訳したものをアップしています。雰囲気だけですが、イメージが伝わってくるはずですので是非ご覧ください。
―― 謎解きゲームの感覚がわかる、美しいムービーになっているので、このPVを見て頂いて『EXIT』 の発売をお待ちいただければと思います。本日はありがとうございました!
安田 ありがとうございました。みなさんぜひ脱出ゲームを楽しんでください!



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