タイガー |
むう、なんとか耐えておる。 |
ローズ |
こわいよぅ、でも一応成功。食べないでえ(泣)。 |
GM |
……って言うの? |
ローズ |
言うよりはやく、頭からあむってされちゃいそうだから言わない。 |
ルー |
ねえねえ、きつねって犬語かな? |
GM |
うん、ちょっとなまった犬語。どうする? レッド君はおいしそうなお昼ごはんを見つけて、嬉しそうに近づいてくるよ。 |
リーフ |
ではここで《ものまね》というものをやってみようと思います。きつねは犬が嫌いなはず、彼にむかってわんわん吠えますけど……。 |
GM |
なるほど。ではやってみてくれたまえ。 |
リーフ |
ではきつねよあっち行け! 「わんわんわんわんっ」(ころころ)成功度は1。 |
ハービィ |
ああん、いきなりばれてそう。 |
GM |
(ころころ)「くんくん、犬の匂いはしないなぁ」きつね君はちょっと慎重になったけど、そろそろ近寄ってくる。もう目の前だね。10メートルくらいかな。 |
リーフ |
はっはっは、やるべきことには全力を尽くしました。胸を張って、こそこそ隠れましょう。 |
ルー |
あう、リーダーずるい。 |
GM |
きつねが今気付いているのは、忍びながら近づいていたハービィとルーを除く3匹と(ころころ)……うん、隠れたリーフも判らなくなっちゃった。ではイニシアティブを決めようか。 |
ルー |
(ころころ)5。あたしが一番だけど、こそこそ静観。できることないもん。 |
ハービィ |
背中の袋から薬草を準備。ふふ、何を出したかはヒ・ミ・ツ。 |
ルー |
なになに? ふんふんふん(匂いを嗅いでいる) |
ハービィ |
(あせあせ)だめだよ、これは匂いを嗅いだら効目が出ちゃう種類だから。 |
タイガー |
この忙しいときに、そんなことで気を取られてる場合かぁ! あ、オレは移動力14を駆使して、仲間から離れるっす。派手に暴れ回って、きつねの注意を引こう。 |
GM |
はいはい。ではきつねの気を引けるかどうかは知力で判定だ。 |
タイガー |
はうっ!(タイガーリリイくんはちょっぴりお馬鹿さん)……ついでに駄目押しして、犬語で叫んでおく。「うおらぁ、きつねぇ! こっちにかかってこんかーい!」(笑) |
GM |
なるほど。では犬語で「こっちにかかってこんかーい!」と言うことに成功したら知力にプラス4のボーナスをあげよう。 |
タイガー |
(ころころ)うし、成功! |
GM |
よし、では知力での即決勝負だ。(ころころ)……あれ? |
タイガー |
(ころころ)うがぁ! ファンブルだぁ! |
ルー |
うひゃー、挑発がつうじてなーい。 |
GM |
うーん。どうしよう、こっちも失敗だけど、タイガーリリイはファンブルだしなあ。きつねは「うーん、あそこの黒うさぎめ、何やらおれ様を誘ってやがる。生意気なやつめ」と思った。 |
リーフ |
……わたしは戦闘能力が皆無ですからねえ。みんなの最期を見届けて、こそこそ遠くに逃げるための準備をしておきましょう。 |
ハービィ |
ひどい。 |
GM |
それでは、露骨に挑発しているのがわかったから、あの黒うさぎにだけは行かない。 |
タイガー |
ぬっ、臆したかこの野郎。 |
GM |
……ということは残っているのは。 |
ローズ |
きゅ? ききゅーっ(泣) |
リーフ |
よりによって、一番トロいとこに。 |
GM |
トロいからこそ見つかったという説もあるぞ。そーいうわけでブルーローズに襲いかかろう。「がうがうっ」(ころころ)……あ、とりあえず襲いかかってみただけ。 |
ローズ |
どきどき。こわいよー(ころころ)うん、生命がかかってるから臆病になってる場合じゃない。よし、[テレパシー]で叫ぶっ!(ころころ)マイナス6成功。 |
タイガー |
さよなら、きつね君(笑)。 |
GM |
うおー精神的朦朧状態。くらくらー。 |
ローズ |
さ、逃げよ。みんな。 |
ハービィ |
今のうち今のうち。 |
リーフ |
たったかたー。 |
GM |
うー、きつねはなかなか回復しない。(ころころ)うん、回復したけど、もう追い付けないところまで逃げられちゃったな。しかたないからすごすご帰ろう。 |
ハービィ |
何とかうまくいったね。 |
ローズ |
ほめてほめて(うれしそう)。 |
リーフ |
ふう。とりあえず目の前の脅威が去った今、やるべきことはただ一つ! |
ルー |
ごはんを食べる! |
リーフ |
そのとおりっ! はぐはぐはぐはぐ。 |
GM |
……なんだかなあ。(うさぎは戦ったり走ったりすると、猛烈にお腹が空いて、食事をせずにはいられない) |
ハービィ |
人心地ついたら《追跡》技能でお師匠様の匂いをたどってみるね。(ころころ)いちおうマイナス2成功。 |
GM |
あ、そう。ならお師匠様の匂いがするよ。 |
ハービィ |
わあい、お師匠様のにおいだー。くんくんくん。 |
GM |
あと、人間の匂いと鉄の匂い。犬の匂いもするね。 |
ハービィ |
じゃあ、それを追いかけてみよう。くんくん、こっちこっち。 |
GM |
そうして匂いをたどって進んでいくと、
周りがどんどんと拓けていく。 |
リーフ |
気を付けてじっくり進みましょう。 |
ルー |
なにか見える? |
GM |
うーん、そうだね。君たちはこちらの方から来たから……(地図に風景を書き入れる)こう。こちら側は見えないけど、川が流れていて、四角い変な丘が見える。真四角で変な形をしているよ。 |
ルー |
ふーん、へんなの? |
GM |
ここには、たくさん藁が積み重ねてあって、こっちの植込みには豆がたくさん……そう、おいしそうな豆がたくさん生えているのであった。 |
リーフ |
おおっ、すばらしい! |
ルー |
わあい、ごはんだぁ(おめめ、きらきら) |
GM |
あの四角いものはね。《人間知識》のある人、判定してみて。 |
リーフ |
(ころころ)ああ、あれは四角い丘だよー(失敗している) |
ローズ |
(ころころ)ちがうよー、あの中に人間が住んでるんだよ(得意そう) |
GM |
そう、あの大きくて四角い丘は、人間の巣穴なのだということがわかる。 |
ルー |
へんなのー、ちゃんと穴を掘って住めばいいのに。 |
タイガー |
いや、ちゃんと穴を掘ってるんだよ。四角い丘の中に。 |
ルー |
なるほどー、ああいう形の丘なんだ(感心) |
GM |
ちがう。人間はわざわざ四角い丘を作って、その中に住むのだ。 |
リーフ |
人間って、実はビーバーの親戚なんだよ。ほら、近くに川もあるでしょ?(笑) |
ハービィ |
人間って努力の無駄遣い好きだから(しみじみ) |
GM |
ここまで来るとお師匠様の匂いはほとんどしないね。人間の匂いに紛れてしまっている。人間の匂いは、四角い巣のほうへと続いているよ。 |
タイガー |
人間に捕まったのなら、人間の巣の中にいるんだろうなあ。 |
リーフ |
うーん、でもまっすぐ行くと、きっと人間に見つかっちゃって、そのままお鍋の中まで超特急。 |
ルー |
ふむふむ。 |
リーフ |
だから、大きく回りこんで、こういうふうに行かない? (地図の上を指でなぞる。もちろん、当然のように豆畑はルートに入っている) |
ハービィ |
……。それって、無理やり豆畑を通ろうとするための作為を感じるんだけど、気のせい? |
リーフ |
気のせい気のせい。それにあの豆の味がどんな風なのか、皆さん知りたいでしょう?(笑) |
ハービィ |
う、……そ、それは。わたしはお師匠様のことが……(あせあせ)。 |
リーフ |
もちろん薬草師のおじさんのことも気になるけどぉ。あの豆の味だって、ねえ。 |
ハービィ |
……人間の豆の味かあ。は、いやいや、わたしはお師匠様がぁぁ(泣) |
タイガー |
さ、行くか。 |
ローズ |
お豆、お豆(うきうき) |
ハービィ |
あーん、本能がにくいー(泣)。 |
GM |
では、君たちは作戦と本能のはざまで苦悩しながら、豆畑のほうに歩いていく。その途中には池があって、アヒルが浮いている。 |
タイガー |
おお。ついでだから、アヒルで情報収集していこうではないか。鳥語の話せる皆の衆、たのんだぞ。 |
リーフ
ローズ |
はーい。 |
GM |
「ぐわっぐわっ」 |
リーフ |
こんにちわー。我々の仲間を見ませんでしたかー? |
GM |
「なかまー? ぐぁっぐぁっ、あーそういえば、あんたらと同じ形をした生き物が、さっき人間にぶら下げられて、すばらしい世界につれていかれたぐぁ」 |
ローズ |
すばらしい世界? |
GM |
「そう。人間は僕たちにおいしい餌を持ってきてくれる下僕だぐぁ。そして、僕たちが立派に成長すると、すばらしいアヒル世界に連れていくために迎えにくるんだぐぁ」 |
リーフ |
体格が良くなると?(笑) |
GM |
「そう」 |
ローズ |
つやつや羽根が光ってるような人から?(笑) |
GM |
「そう」 |
リーフ |
……ま、いいや(苦笑)。それはどこにあるんです? |
GM |
「知らない。けど、きっと人間の巣の中に入口があるんだぐぁ。みんなそこから帰ってこないぐぁ」 |
リーフ |
なるほど、ありがとー 。 |
タイガー |
鳥語のできないオレたちは、畑でぽりぽり豆を食ってよう。 |
ルー |
はくはくはく。 |
ローズ |
あーん、ずるいー(泣)。 |
GM |
で、正面を迂回しながら進んでいくと、人間の巣みたいなものが、いくつか立っているのが見える。 |
ルー |
これも巣なのかな? |
ハービィ |
何で出来ているのかな? 硬いものだと嫌だな。(ハービィはコンクリート恐怖症。硬いものが怖いのだ。一度転んだことがあるのかもしれない) |
GM |
えーと、木造。ブリキ、トタン。訳のわからない、波打った平らなもので出来てる。恐怖症を引き起こすようなものは、今のところないみたいだね。 |
リーフ |
じゃあ、とにかく豆畑で一服してから行きましょうか。 |
ハービィ |
そうそう、疲れをとることも大切だものね。くすくす、うふふふふふふ……。 |
ルー |
ああっ、ハービィさっそくラリってる! |
タイガー |
池に投げこめば目を覚ますさ、そーれ! どぼーん。(池に放りこむ仕草) |
ローズ |
溺れないうちに助けないとねー。 |
GM |
(ころころ)……なんでこれだけ騒いでいるのに何も出ないんだ。つまらん。 |
リーフ |
さ、そろそろ行きましょうか。お腹も膨れたし。 |
ローズ |
うん、帰ろっか。 |
GM |
帰るな! 知力15ですぐに目的を忘れてどうする! |
ハービィ |
はあはあ。変だなあ、薬を吸った後なのに、ぜんぜん気持ちよくない……。(池から助けてもらった) |
タイガー |
本当だハービィ汗びっしょりじゃーん。バッドトリップしちゃったんだねー。(しらじら) |
ルー |
じゃあ、とにかく手近な人間の巣モドキから見に行ってみようよ。みんなで忍び足しながら。 |
GM |
一番近くね。じゃあ『鋭敏嗅覚』のある人、判定してみて。 |
ハービィ |
んー(ころころ)マイナス5成功。 |
GM |
じゃあ、中からすっごく美味しそうな匂いがしているよ。 |
ハービィ |
え、おいしそう? すーはーすーはー……うっとり。 |
タイガー |
ああっ、こいつまたヤクやってやがる!(笑) |
リーフ |
一日一回のはずなのに! |
ハービィ |
ちがう。あのね、この中からとっても元気の出る匂いがするの。ナッツの匂いだよ。 |
リーフ |
え? 本当ですか? |
ルー |
ナッツ? わあい、ナッツだぁ。ぱたぱたぱた。(走りだしている。うさぎはナッツが大好物なのだ) |
GM |
じゃあ、一番最初に建物に入るのは誰? |
ルー |
うに、たぶんあたしだと思う。 |
GM |
「にゃーおぉ」中には、ナッツの袋がうず高くつみあげられている。床にもいくらかのナッツがこぼれたりもしているけど、番猫がいるだ。とりあえず恐怖判定してね。 |
ルー |
うわあん。(ころころ)怖くはないけど、みんなぁ助けてー(泣)。 |
リーフ |
仲間の悲鳴が聞こえる! 救いにいかねば! びよんびよん。 |
GM |
イニシアティブを振ろうか。あ、6だ。
「ふぎゃ--ん」と一声鳴いて、ルーを爪でばりばり。 |
ルー |
(ころころ)きゃうん、ひっかかれた。 |
GM |
ダメージ切りの7点。 |
ルー |
いたあああい(泣) ばた。(転んだ) |
ローズ |
うー(ころころ)友達への義務感が臆病に勝ったの。走りこんで……あ、視線が合ってないからルーちゃんを[ヒーリング]で治せないよぉ。 |
ルー |
きゅう(気絶しちゃってる)。 |
ハービィ |
わたしは駆けこみながら……薬草投げるための狙いをつける。 |
タイガー |
オレ様は走って、勢いをつけながら、飛翔蹴り。(ころころ)成功! うたぎキーック! |
GM |
(ころころ)よけられん。 |
タイガー |
切りの8発! |
GM |
ぐはっ、貴様それでもうさぎか! 猫は後方に吹き飛ばされた。くらくらしてるぞ。ルーの首ねっこを押さえていた前足も外れる。 |
リーフ |
では次にわたしが駆けこんで……。 |
ハービィ |
ナッツを拾う?(笑) |
リーフ |
ああっ、いま一瞬甘やかな誘惑が!でもわたしは仲間への義務感があるので、ナッツは後回しなんです。(拾うつもりではあるらしい)ルーをひきずって、外に出ます。 |
GM |
では猫の回復判定……くらくらしたままだな。全力防御をしよう。 |
一同 |
そーれ逃げろー! |
GM |
あ、逃げるの? じゃあ猫はそれを追いかけて外に出るよ。うーん、かなり怒ってるようだ。 |
ローズ |
え? それ困る。あたし足遅いから、逃げても追い付かれちゃうよぅ。(少し考えて)じゃあ、[畏怖]の能力を使う。 |
ハービィ |
どうするの? |
ローズ |
「じつはあたしすっごく怖いんだよ」
っていう恐怖心を猫に送るの。襲われたくないから。(ころころ)ん、気合いはいってる。マイナス8成功。 |
GM |
抵抗できるかーい! 恐怖判定も失敗。
このうさぎ、人間を8人は殺してるに違いない。などと想像しつつ、猫は6ターン朦朧状態だ。 |
リーフ |
よし! その間に全員引き返して、ナッツをひろいにいきましょう。タイガーリリイは猫をしばいて気絶させておいてくださいね、簡単でしょう? |
タイガー |
おれの分を忘れるなよー!(ばこばこ猫をどついている) |