ローズ |
ルーちゃんの怪我治したから、ちょっと疲れたの。でもナッツ食べたから治った。夏毛が冬毛に変っちゃって、もこもこしてうっとおしいけど。([ヒーリング]を使うと、夏毛と冬毛が入れ替わるという厄介な副作用があるのだ) |
ルー |
ナッツってたくさん疲労回復するから、便利だね。バーニィ、背負い袋につめていったら? |
ハービィ |
だめ、たくさん薬草入ってるから。巣穴に帰ったらみんなの分の袋を作ってあげるから、次はそれを抱えてナッツ狩りに来ようね。 |
ルー |
わーい。(ちょっとは懲りろ) |
タイガー |
うさぎって頬ぶくろなかったけ? |
GM |
ないよ。さて、おとなりの建物もここから見えるね。ここにはピンクで四本足のまるっこい動物がいる。 |
リーフ |
え、なになに? |
ハービィ |
あれは豚っていうんだよ。(《動植物知識》の判定に成功している)豚はね、人間たちがうさぎの次に美味しいと思っている動物なの。 |
タイガー |
ええっ、それなら豚さんたちも助けてあげないと! |
リーフ |
とにかく話をしてみましょうか。こんにちわー。蹄類語で話しかけます。 |
GM |
「ぶひ?なんだお前たち」 |
リーフ |
ここはあなたがたの巣穴ですか? |
GM |
「穴じゃないぞ。家だぞ」 |
リーフ |
家?……ってなんだろう(笑)。ここに住んでるみたいなのに、巣じゃないのかな? |
GM |
「お前、変な奴だな。ぶひぶひ」 |
リーフ |
ところで、わたしたちと同じ形をした生き物を見ませんでしたか? |
GM |
「いーや、知らない。ぶひ」 |
ルー |
……ということは、こっちには来てないのかな? |
リーフ |
えーと、みなさんこちらに住んでいらっしゃるのなら、人間のことはよく知ってらっしゃいますよね? |
GM |
「人間?人間は、オレたちの面倒を見る下僕。ほれ、今日もこんなにたくさんの食事を用意してくれているぞ、ぶひぶひ」 |
リーフ |
……ア、アヒルと同じなんですか、豚のメンタリティは(苦笑)。 |
タイガー |
そうかー。人間は今までこうやって家畜を騙して生活してきたんだな(感心)。 |
GM |
こっちの建物にはまた別の動物がいるぞ。今度は角が生えていて、体がすごく大きい。《動植物知識》で判定してみて。 |
ハービィ |
(ころころ)あれはね、牛っていうの。大きい声で鳴くんだよ。 |
GM |
御名答。「もおぉぉー」 |
タイガー |
牛?あれが牛だって?馬鹿を言っちゃいけないな、ハービィ。 |
ハービィ |
え、なんで?嘘じゃないよ。 |
タイガー |
ちちち。黒くて、頭から大きな角を生やした生き物なんて、クワガタに決ってるじゃないか。(力一杯、判定をハズしたらしい) |
リーフ |
あんな巨大なクワガタがおるかーい! |
ハービィ |
さささ、馬鹿はほうっておきましょうね。あれは大きな声で鳴いて、怖いから。 |
ローズ |
はーい。 |
タイガー |
うおーっ、誰も相手にしてくれーん!オレはお師匠様の教えにしたがっただけなのにー! |
GM |
さすがピョンフーの師匠だけはある、脳ミソまで筋肉(笑)。 |
ルー |
……馬鹿ばっかり(笑)。 |
ローズ |
ハービィ、ハービィ。じゃあ、あっちに住んでる四本足の動物さんは?(隣の建物を指している。判定にはあっさり失敗したようだ) |
ハービィ |
大きくて、足が四本で、茶色い動物……(ころころ)あれはね馬っていうの。 |
GM |
そのとおり。「ひひーん」と鳴いているのが聞こえるね。 |
タイガー |
(ころころ)……大きくて茶色い、四本足の獣といえば、犬!これしかあるまい!(おおいばり) |
GM |
白いのもいるぞ。 |
タイガー |
ふふっ、知らないな?白い犬だって世の中にはいるのさ(笑)。 |
ルー |
こっちの白くて太ってて、ばたばたしている、うるさい鳥さんは?(その向こうの小屋を指している) |
ハービィ |
あれはニワトリっていうの。 |
GM |
「コケコッコー」大正解ー。 |
リーフ |
うーん、ハービィは博識ですねえ。わたしはそれぞれの動物の言葉はお師匠様から習ったんですが、それがどういう姿をしているのかまったく知らないんですよ(笑) |
タイガー |
(ころころ)何を言ってるんだ君たち。飛べない鳥で、二本足で走るのが速いといえばダチョウじゃないか(おおまじめ)。 |
リーフ |
さあ、そろそろ、中心に近い謎の巣に近づいてみましょうか。 |
ルー |
うん、そうしよう。小さいほうから行く? |
タイガー |
うおおー!誰か相手にしてくれーっ!(じたばた) |
GM |
では、小さいほうの謎の建物に近づいたわけだね。 |
ローズ |
じゃ、壁にぴたってくっついて、中の様子を探ってみる。ふんふんって匂いも嗅ぐ。 |
ハービィ |
わたしも嗅ぐ。敏感だから。(ころころ)マイナス3成功。 |
GM |
そういえばハービィは『コンクリート恐怖症』だったけ?アスファルトも入るんだよな。それに近しい匂いがするよ、恐怖判定よろしく。 |
ハービィ |
うぎゃあ。こんな不自然な匂い大嫌いなのにー。 |
GM |
人間のつくった道路なんかでよくする匂いがしている。《人間知識》でも判定してみようか。 |
ローズ |
(ころころ)マイナス3で成功した。 |
GM |
人間がよく乗っている、大きくて臭い虫がいるんだよ。うるさくて、夜になると目を光らせる虫。それと同じ匂いがしてるよ。 |
リーフ |
ああ、あの礼儀知らずの虫ですね。いくら丁寧に虫語で話しかけても無視したままなんですよ。 |
ハービィ |
ずっとブーブー言ってて、息が長いうえに、人の話を聞いていない虫ね(笑)。 |
リーフ |
ええ、一度ものまねをしようとして、息が続かなくなって死にかけたことがあるから憶えているんですよ(笑)。 |
ローズ |
かけっこもすごく速いんだよね。ときどき踏まれてるもの。 |
ルー |
そう、仲間がカーペットにされちゃってる。 |
タイガー |
うぬう。仲間の仇とはいえ、そんな狂暴な虫には近づきたくないな。 |
ハービィ |
はやく離れよう、この匂いキライだから。 |
GM |
そこまで近づいていれば、気がつくな。こちらの建物の前には、でろりんと寝そべっている大きい動物が見えるぞ。 |
ハービィ |
あ、犬だ。タイガーリリイ、あれが本当の犬だからね。 |
ルー |
……ちょっとイヤかも。 |
リーフ |
繋がれてますでしょうか? |
GM |
さあ、君たちの位置からは見えないね。首輪はしてるみたいだけど。 |
ハービィ |
もう、こっちに気付いてる? |
GM |
いや、まだみたい。 |
タイガー |
よおし。今じゃ皆の衆、正々堂々とやりすごすぞ! |
GM |
じゃあ、全員《忍び》技能で判定して。 |
リーフ |
(ころころ)どきどき。問題なしです。 |
ローズ |
(ころころ)失敗。ばたばたばた。みんなー待ってぇ。 |
ハービィ |
ああっ、もっと静かにきなさーい! |
GM |
「む。何かいるな、なんだろう?」犬は起き上がって、てってってとこっちにむかって歩いてきた。 |
ルー |
え、どんどんやってくるの? |
GM |
……やってこようとして、不意にがくっと首を引っ張られる。それ以上は動けないみたいだ。 |
ハービィ |
ふー、危ない危ない。ちゃんと繋いであったのね。 |
タイガー |
おや、なぜかあいつの首にヘビが巻きついているぞ。……はっ、ヘビぃ?(ヘビ恐怖症なのである)。 |
リーフ |
不思議なことがあるものですねえ。 |
GM |
はいはい《人間知識》で振ってみてね。 |
ローズ |
(ころころ)マイナス6成功。あのね、人間はときどき犬をくくってトラップとして仕掛けていくことがあるんだよ。あれ以上は来ないはずなの。ヘビでもないから安心だよ。 |
ルー |
でも、わんわん吠えられたら困るね。 |
タイガー |
(ころころ)……にやり。犬のほうにてててと近づいていこう。「おーい、イヌー!」 |
リーフ |
ああっ、トリックスターの判定に失敗しているな貴様! |
GM |
「お、うさぎだうさぎだ。わんわんわんわん!」……で、どこまで近づいてるの? |
タイガー |
そりゃあ鎖の範囲外までですよ。
「おーい、イヌーここまで来てみやがれー」 |
ルー |
また挑発してるー、あぶないよー。 |
GM |
「うさぎだうさぎだ、よいしょ」犬がくいっと首を傾けると、首輪がすぽんと外れた。 |
タイガー |
は?「あ、いやその、待ってくださいイヌ様。そんな特技をお持ちとは露知らず」(笑) |
リーフ |
今さら何を言ってるんですか。飼犬の標準装備な技能ですよ、首輪ぬけなんて。 |
ルー |
大変だぁ。 |
GM |
実はこうやって、さっきの仔うさぎたちのところまで逃げてきてたのだ。「うさぎだ、うさぎだ。ボクうさぎ大好きー」 |
タイガー |
ま、待ちたまへ。君もちゃんと飯は食っとるだろうが!(あせあせ) |
GM |
さあ、まずは跳びかからせてもらおうかなー。敏捷力の即決勝負だ(ころころ)。 |
タイガー |
よっしゃあ、マイナス9だあ! |
GM |
すかーっ。でも懲りずに跳びかかるぞ。(ころころ)今度はマイナス3だ。 |
タイガー |
ふたたびマイナス9! |
GM |
くうっ、すばやい!……ほかの仲間は見てるだけ? |
リーフ |
犬が首輪を抜いて走ってきた時点で、恐怖判定に失敗して硬直しています(笑)。 |
タイガー |
しばらくオレが引きつけておくから、その間に逃げろよ。とくに、そこのトロいヤツ。オレは本気で逃げれば犬ごときに追い付かれることはないはず。 |
ローズ |
はーい、ありがと兄貴ー。お言葉に甘えて逃げるね。てふてふてふ。 |
タイガー |
そういうわけで後ろ回し蹴り!(ころころ)う、成功度は1。 |
GM |
(ころころ)ふ、フェイントは効かぬわ。(ころころ)おや、クリティカルよけ。 |
タイガー |
はああっ!ずしゃあっ(転倒した)。 |
GM |
では、そのまま組みつこうか。がし。「わーい、うさぎうさぎ。ぺろぺろぺろ」 |
タイガー |
……は? |
GM |
べろべろべろ。犬は嬉しそうに君をなめまわしてる。 |
タイガー |
……ちょっと待て。好きっていうのは、好物の『好き』ではないのか! |
GM |
ぺろぺろぺろ。「好き好き、うさぎ好き」 |
タイガー |
友達とか、おもちゃに対する『好き』なんだな? 犬語は片言しかわからんから誤解していたが! |
GM |
とりあえず、たのしそうに弄ばれてくれたまえ。 |
ハービィ |
……よくわからないけど、助けにいかないと。 |
ルー |
うん。とりあえず、あれ(硬直したシンキングリーフ)を物影に隠して加勢にはいろう。 |
ローズ |
遠目から見ると、今にも食べられそうになってるんだもんね(笑) |
GM |
無我夢中でしゃぶられてますけど。 |
ルー |
味見されてるー(笑) |
ハービィ |
ああ、どうしよう。こっそり薬草を投げられる距離まで近づけるかな? |
GM |
それは《忍び》で判定してみて。 |
ローズ |
うう、自信ないよう。それに怖いよう(泣)。 |
ハービィ |
こそこそ、判定は成功。5メートルまで近づいて、狙いをつける。 |
タイガー |
オレはすでに死を覚悟している。あ、なんだかまぶたの向こうにお花畑が見えるぞ(笑) |
ルー |
すでによだれでべとべとー。 |
ハービィ |
じゃあ、3ターン狙いをつけて、投げる。くしゃみ薬。タイガーリリイも抵抗してね、えへ。 |
タイガー |
えへ、じゃねー! |
ハービィ |
ぽいっ!(ころころ)うん、ばりばりに成功してる。 |
GM |
犬は抵抗に……(ころころ)成功しちゃった。 |
タイガー |
(ころころ)何とか成功っす。 |
ハービィ |
ああん、つまんない。 |
リーフ |
おーい。 |
GM |
「おや。ふと気が付けば、ここにもたくさんうさぎちゃんがいるじゃあないか。次はどの子を可愛がろうかなー」 |
ルー |
やあん、見つかってるぅ。(じつは屋根にのぼって、犬にフライングボディアタックをかまそうとしたが、豪快にファンブルしていた) |
ハービィ |
はっそうだ。口に入れる薬を、自分の身体に塗り付けて、犬の前に出ようかな。なめてくれるよね、きっと(笑)。 |
一同 |
(爆笑) |
ルー |
それナイス!きっとなめたおしてくれると思うー。 |
GM |
なるほど。それはおもしろい。 |
ハービィ |
もう、これしか手段はないと思う。悲壮な決意で、眠り薬を身体に塗ろう。それでもって、ころりんって目の前で転がるの。「さあ、わたしをなめて」って(笑)。見るかぎり、命の危険はなさそうだし。 |
GM |
ど、どうしよう。なんかちょっと違う気もするけど、《性的魅力》で判定しようか。 |
ローズ |
なんか、ちょっと危ないシチュエーションだよぅ(笑)。 |
リーフ |
メルヒェンなはずのバニーズ&バロウズが、一体なぜこんなアダルトな展開に……(笑)。 |
ハービィ |
(ころころ)うん、成功。さあ、わたしを思う存分なめるのよ!……ああ、自分で思いついたのにすごく嫌(笑)。 |
GM |
じゃあ、タイガーリリィをひょいと離して、ハービィに行っちゃおう。「わーい、新しいうさぎさんだ。かわいーなっ」ぺろぺろぺろ。薬には……おお、抵抗失敗。ぐー。 |
ハービィ |
やったあ。10分間寝ちゃっててね。
さあ、兄貴逃げるのよ。 |
タイガー |
兄貴はすでに硬直状態っすー。 |
ルー |
よだれでべちょべちょしてるね。汚いからそばに寄らないで(笑)。 |
タイガー |
ふ。負けウサギに世間の風は冷たい……。 |
ローズ |
あ、待って。逃げる前に、この犬の後ろの人間の巣にぴたってくっついて[精神探知]しておく。チューリップおじさんがいるかもしれないから。 |
GM |
はいはい。[精神探知]は8メートルまでだよね? |
ローズ |
そうです。(ころころ)……ぴったり成功。 |
GM |
おめでとう。チューリップおじさんの気配がするよ。ちなみに隣の建物からだけど。 |
ローズ |
あ、てへ。でも結果オーライだもん。みんなー、おじさんの居場所がわかったよー。 |
GM |
犬くんが寝ているすぐそばに扉があって、その横に窓がある。 |
ハービィ |
ああ、お師匠様。すぐに助けますからね。 |
リーフ |
そろそろ硬直がとけてもいい頃ですよね。ああ、怖かった。みんな大丈夫だったー? |
タイガー |
こっちのほうが、よほど怖い目におうてたわい! |
ルー |
……さて、どうにかしてこの壁を開けないと、おじさんを助けられないよね。 |
GM |
そうともエンジニア、君の出番だ。まずは《人間知識》で判定だ! |
ルー |
(ころころ)あう、わかんない。 |
リーフ |
……まあ、わたしたちもいますから、一緒に判定してみましょう。(ころころ)謎です。 |
ローズ |
あたし3成功。 |
GM |
さすがブルーローズ、頭だけの存在。 |
ローズ |
そうなの。あたし首から上しかいらないってよく言われるの(笑)。 |
タイガー |
肯定してどうする。 |
GM |
人間は扉という出入りするための隙間を造っていることがある。それはきっとこの部分だということがわかったよ。 |
ローズ |
ここだよ、ルーちゃん。ここをなんとかすれば、中に入れるんだよ。 |
ルー |
うん、わかった。じゃあ《機械工》で調べてみる。(ころころ)ばっちり。 |
GM |
では、これはきっと、あの一生懸命背伸びしても届かないほど高いところにあるでっぱりを引っ張れば開くな、と思った。 |
ルー |
……(考えている)。兄貴、踏台になって、お願いー。 |
タイガー |
《組体操》技能ある? |
ルー |
……ない。 |
タイガー |
《軽業》は? |
ルー |
なにそれ。 |
タイガー |
(遠い目をして、ため息をつく)……あきらめろ。 |
ルー |
なんでー、なんでー、どうしてー?兄貴のけちー。(じたばた) |
ローズ |
ね、犬ってどのくらいの大きさ? |
GM |
けっこうデカいよ。 |
ルー |
犬をふんずけるの?目ぇ覚ましちゃうんじゃない? |
ローズ |
ううん、大丈夫。あたしが[精神操作]して、扉の前まで引っ張ってくるから。 |
一同 |
(笑) |
GM |
うひー、そんなことをなさいますか。 |
ルー |
それいいー。やってやってー(笑)。 |
ローズ |
うん。でも起きてきたら嫌だから、有効距離の8メートルぎりぎりまで下がってかけるね。(ころころ)まず《思考感知》は成功。 |
GM |
うん、かかった。 |
ローズ |
続けて《精神操作》。成功度はマイナス5。 |
リーフ |
ははは。すでにこの犬はしもべと化したと見ました。わたし(笑)。 |
GM |
うるさい。意志との即決勝負……成功しやしねえ(泣)あなたの下僕でございます。 |
タイガー |
でも寝てるんだよな。 |
ハービィ |
覚醒の薬草で起こせばいいの。わたし持ってるから。 |
リーフ |
一応扉ごしに語りかけてみましょう。チューリップさん、いらっしゃいますかー? |
GM |
うん、反応がある。「誰だー?」 |
リーフ |
動けますかー? |
GM |
「動けない。足を怪我しているんだ」 |
ローズ |
……相手が見れれば治してあげられるけどぉ。 |
タイガー |
あ、みんなすまん。緊迫した状態だが、オレはナッツを食いにいかねば、ぶっ倒れてしまうかもしれん。 |
GM |
あ、そういえばそうだな。 |
タイガー |
じゃ、そういうことで。びょんびょんびょおん。 |
ルー |
番猫は半殺しにしてあるから大丈夫だっけ?リターンマッチに燃えてるかもしれないけど、早く戻ってきてねー。 |
リーフ |
(気を取り直して)大丈夫ですよ、チューリップさん。怪我を治せるブルーローズも一緒にきていますから、安心してください。 |
ハービィ |
あなたのかわいい弟子も一緒ですよー。 |
GM |
「おお、ハービィ!薬草師の誇りにかけて、お前の薬草で治してくれい!(笑)」 |
ハービィ |
は、はいぃ!(緊張) |
リーフ |
ちなみにお腹も減ってるでしょうね。タイガーリリィにナッツを持ってきてもらわないと。 |
タイガー |
そのころのオレ様は、はむはむはむと一心不乱にナッツを頬ばっているのでありました。 |
GM |
そしてその横には、ボロくずのようになった猫が……(笑)。 |
タイガー |
むう。やりすぎたかな? |
ルー |
ひどいー。 |
タイガー |
さて。腹いっぱいになったし、土産のナッツを抱えて帰るか。 |
リーフ |
その間に犬を起こして、扉を開ける努力をしましょう。 |
ローズ |
じゃあ、犬さん。ルーちゃんを頭に乗っけて、扉の前に行きなさい。 |
ルー |
よじよじ。犬の頭にのぼった。ドアのでっぱりに手をかけて、回してみる。これで、普通は開くはずだから。ずにゅ。(ノブに手をかける) |
GM |
それは体力と敏捷力の判定だ。 |
ルー |
まずは体力……(ころころ)クリティカルで成功!敏捷力(ころころ)……はう、ぎりぎり成功! |
GM |
それはよかった。失敗してれば落ちてたからな。……で、どうする? |
ルー |
扉を押す。 |
GM |
開かないねえ。 |
ルー |
じゃあ、引くー。犬バックしてー。 |
GM |
じゃあ犬の敏捷力判定ね。一応犬は13。でも《精神操作》されちゃってるから、マイナス4で判定してね。 |
ローズ |
(ころころ)……てへ。犬、転んじゃったぁ。 |
ルー |
きゃーん。宙釣りー。(ドアノブにつかまったままで、犬がバックしてしまったので、とりのこされてしまった)ぽて。落ちた。
でもノブはなんとか回せたから、誰かがんばって、ひっぱってねー。 |
ハービィ |
じゃあ、タイガーリリイの兄貴が戻ってくるまで待とう。 |
GM |
そうだね、そろそろ戻ってきていいよ。 |
タイガー |
やあ、みんなただいまっ! |
ハービィ |
兄貴……何も聞かずにこの体力増強の薬草を食べて、ドアを開けてちょうだい。 |
タイガー |
心機一転して戻ってきたというのに、いきなり肉体労働か。ばくばく。どーでもいいが、この薬草、笑い薬とそっくりで怖いぞ。 |
ハービィ |
大丈夫、たぶん体力増強剤だと思う(笑)。 |
タイガー |
(ころころ。ころころ。ころりん)
……うー。本当にドーピングの効果があったんだろうか?けっこう苦労したぞ。 |
GM |
じゃあ、タイガーリリイの生爪剥がしながらの活躍で、見事に扉を開くことができた。 |
ローズ |
開いたら、先に操ったままの犬に中に入ってもらって、人間がいないかどうか確かめてもらおう。たぶんこの子なら、人間にあやしまれないし。さ、行っといで。 |
GM |
「はーい」てくてく。くうー、なすがまま(泣)。やっぱり嫌だな、テレパスうさぎは。 |
ローズ |
人間いなかった? |
GM |
「いなかった」 |
リーフ |
よーし、GO! |
ハービィ |
お師匠さまー!ご無事ですかー? |
GM |
「おお、ハービィ。それにみんな、助けに来てくれたのか」チューリップおじさんは、細長い針金でできた囲いの中に入れられてる。足の怪我がひどいね。このままじゃ、歩くことは難しいだろう。 |
ハービィ |
ああ、お師匠様。これが薬草です、まずは食べてください。怪我が良くなるはずですから。 |
GM |
「おお、ありがとう。はむはむ。……まだ甘いな。もう一晩くらい干しておいたほうがいいぞ」 |
ハービィ |
あうう(恐縮している)。 |
GM |
血は止ってずいぶん回復はしたけれど、さすがに折れた足は即座には戻らない。足は引きずったままだね。 |
リーフ |
それは専門家がいるから何とかなりますよ。 |
ローズ |
うん、ヒーリングで治す。チューリップさん、あたしの目を見ててね。[四肢再生]……成功。 |
ハービィ |
おお、すごい。治っちゃった。 |
ローズ |
ふう、冬毛が夏毛に戻ってくれた。ああすずしい。でも、あと先着4名様しかヒーリングできないからね。 |
タイガー |
いや、あんまり先着したくないかも(笑) |
ルー |
あたしは檻を開けるね。かちゃかちゃ調べる。(ころころ)……うん、成功。仕組も何もかも解ったような気がする。 |
GM |
では、このへんのバネを押さえて、ぐっとこじればいいんだな、ということがわかった。 |
ルー |
じゃあ、あける。(ころころ)うん、大丈夫。 |
GM |
おめでとう、チューリップ師匠は晴れて自由の身となった。 |
ハービィ |
お師匠さまー。(すりすり) |
リーフ |
よかったよかった。苦労した甲斐がありましたよ。これでいいお話が作れそうだ。 |