ルー |
兄貴、乗りこんだ? じゃあ、《機械工》の技能で、仕組みを詳しく調べるね。 |
GM |
中には動く棒がいくつかある。これをどうにかすれば、ブルブルルーは目覚めるかもしれないということはわかってるよね。 |
ルー |
これとこれと、これだっけ? あれ? |
タイガー |
じゃあ、ルーの指示通りに暴れよう。てい、てい、てい! |
GM |
(ころころ)ブルブルブル。小刻みに車体が揺れたかと思うと、大きな音とともに動きだした! さあ、もちろん恐怖判定だ。 |
タイガー |
うおー、三分間気絶。 |
ハービィ |
それはまずい。めざましの薬を投げこんであげよう。てい! |
ルー |
ありがとー。兄貴しっかりして。(いそいで薬を飲ませてる) |
GM |
そんなふうに騒ぎがはじまると、当然のようにテント……布の巣から人間があわてて出てくるよ。 |
ルー |
はやく動いてー、人間がきちゃうよ! |
タイガー |
ふっかーつ! ふたたび暴れるぞ、こいつの弱点はどこなんだー! |
GM |
人間はどんどん走ってくる。 |
ルー |
えーん、はやくぅ!(じたばた) |
タイガー |
ぬおーっ!(どたばた) |
GM |
じゃあ、その2匹の一撃で、ブルブルルーはいきなり速度を上げて走りだしたよ、近くの崖を目指して、まっしぐらだ。もう人間も追い付けない速さだね。「いったい何が起こったんだ、止まれー!」 |
ローズ |
人間があたしの前を通った瞬間、[テレパシー]で攻撃。邪魔しちゃだめっ。 |
GM |
ふん、人間は知力が高いぞ(ころころ)抵抗失敗。「うおおお、頭が痛い」 |
ハービィ |
足止め成功。みんな、後は任せた。 |
タイガー |
任された。よしルー、このまま突き進むのじゃ! |
ルー |
うん! |
GM |
じゃあ、崖の直前で飛び降りられるかどうか、敏捷力で判定してね。 |
タイガー
ルー |
てーーーい! |
リーフ
ハービィ
ローズ |
やったー! |
GM |
では君たちが飛び降りた直後、ドーンという音がして、ブルドーザーは崖下に落ちていく。そして、一瞬の後にドカーンという音と共に炎を吹きだすのだ。 |
リーフ |
おお、すごい! これは素晴らしいお話が創れそうですよ! |
ルー |
きゃあん、びっくり。着地に失敗して転んじゃったよ。ぽてん。 |
タイガー |
早く逃げないと人間がくるぞ。 |
GM |
うん。朦朧状態から回復した人間が走ってくる。でも君たちには気づかない様子で、燃えてる機械を見て何か叫んでる。 |
リーフ |
うーん。人間語はわからないですよね。 |
ローズ |
考えてることぐらいはわかるかな? [思考感知]でもしてみよう。 |
GM |
君たちにはわかりにくい概念の思考が流れこんでくる。「もうこれで、破産だー。もう俺はおしまいだー」なんて考えてる。 |
ルー |
破産ってなあに? |
ローズ |
巣の中にナッツがないってことかな? |
ハービィ |
……わたしたち、結構無邪気に残酷なことしたのかもしれない。 |
GM |
「せっかく法律破って、森を伐採して密造酒の工場を造ろうと思ってたのにー」 |
ハービィ |
あ、そういうことなら問題なし。 |
タイガー |
み、密造酒ぅ? ……それを一言いってくれれば、このオレ自ら、あの機械を動かし、率先して森を切り開いてやったものを!(めちゃめちゃ酒好き) |
リーフ |
酒? そんなくだらないものを造ろうとしてたんですか。罰が当たって当然と言えますね。(お酒きらい) |
GM |
火は燃え広がることもなく、しばらくすると、自然に鎮火したよ。人間はがっくり肩を落としてる。 |
リーフ |
では、その様子を見物しながら、食事をして、少し眠って、帰り自宅をしましょうか。またすごいお話を持って帰れるなあ。うきうき。 |
GM |
野ねずみたちは「これでよかったのかなあ」と不満そうに君たちを睨んでる。 |
タイガー |
文句があるならかかってこんかい。 |
ローズ |
ケンカになる前に巣穴に帰ろうね。 |
GM |
巣穴では君たちの帰りをみんなが待ちわびてるだろう。 |
ルー |
朝陽に向かって歩いていけば帰れるね。 |
ハービィ |
うふふふふふ。一仕事終えた後の薬はまた格別……(さっそくラリっている) |
タイガー |
誰かこいつを埋めてしまえ。オレが許す。 |