ローズ |
あのね、病気のひどい子、一匹は元気にできたんだけど、もうひとりは失敗しちゃったの、ごめんね(泣)。 |
ハービィ |
よしよし大丈夫、すぐにどうこうなるということはなさそうだし。 |
タイガー |
巣に帰って、師匠に頼みにいくか? |
リーフ |
ブルーローズは我々とちがって師匠はいないんですよ、生まれつきの能力だから。 |
タイガー |
……幸せな奴。 |
ローズ |
それはそれで寂しいんだもん。 |
ルー |
とりあえず、白うさぎさんたちは街ネズミくんたちと一緒に下水のところで待っててね。 |
ハービィ |
ごめんね、もっとキレイな場所もたくさんあるからね。 |
GM |
「はーい、ここで待ってますから、みなさん無事で戻ってきてくださいね」 |
ローズ |
うろうろしちゃだめだよ、ワニっていう怖い生き物がいるらしいから(笑)。 |
タイガー |
よし、じゃあ残りふたつの巣に行ってみるか。 |
GM |
右と左。入口はそれぞれあるよ。どっちに行く? |
リーフ |
近いほう。 |
GM |
あ、そ。左のほうが近いよ。一見、さっきと変わらない道みたいだね。 |
タイガー |
ぴょんぴょんぴょん。お、鉄のイバラだ、どげし。 |
GM |
うん、鉄冊もある。それを何事もなく蹴り倒してすすむと、やはりさっきと同じような台所にでるよ。 |
ルー |
わーい、ごはんだごはんだ。 |
リーフ |
人間の巣穴に来てうれしいのはコレですよね、やっぱり。 |
タイガー |
……くそう、人間の巣に来たというのに、今だ一滴の酒にも巡り合えんとは……(くやしそう)。 |
GM |
で、たらふく腹をふくらませたところで、廊下もやはりさっきと同じように続いてる。 |
ハービィ |
あやしいお薬系の匂いがする場所を、重点的に探そう。 |
GM |
うーん、それはさすがのハービィ姉さんにもよくわからない。だけどひとつの扉の隙間から、明るい光が洩れてるのが見えるよ。 |
ルー |
こっそり覗いてみよう。 |
GM |
中では白い毛皮の人間たちが……人間の毛皮って取り外し可能の特別製なんだけど……いそがしく動き回っている。 |
ローズ |
いいよね、人間の毛皮って。ヒーリングで季節外れの毛皮になっちゃった時、特にそう思う(しみじみ)。 |
GM |
そしてチカチカピカピカしてる機械やら金物の前で、いろいろごちゃごちゃしているようだよ。 |
ルー |
う、何してるんだろう(うずうず)。 |
GM |
ルーには人間が何か特別製の機械をいじくっているんだということがわかる。複雑な機械だ。 |
ルー |
ううっ、ルーも参加したい! |
ハービィ |
薬の匂いはしないの? |
GM |
しないよ。 |
リーフ |
じゃあ、ここもハズレのようですね、興味なしです。次に行きましょう(あっさり) |
ルー |
ええっ! 面白そうなのにぃ。 |
GM |
ルー、《機械工》の判定に成功したら、人間の装置のどこかを触ったら、あやしげな光線がビビビビと発射されたりするってことがわかるよ。 |
ルー |
あうう、バリバリ成功。 |
GM |
光線が金物の板に当たると、それがパキンと弾けたりする。それを見て人間は大喜びだ。 |
ルー |
ああああ、すごいよう(すでに夢中)。 |
リーフ |
シルバーファー様の言ってた、目から出る怪光線ってあれのことなんですかね。 |
ローズ |
……そんなこと言ってたっけ? |
タイガー |
ううむ、確かにおもしろそうだ。(ころころ)うむ、すごく楽しいぞ! |
リーフ |
ああ、しまった、トリックスターが発動している! みんなで押さえるんです! |
ルー |
(一気に冷静になった)だめだよ、兄貴ぃ! |
GM |
人間は酒を取りだして、みんなで回しのみしはじめたよん(楽しそう)。 |
タイガー |
わはははは、もう止まらんわあ!
酒じゃあ、祭じゃあ! (ころころ)む、スイッチを押して光線を出したら人間は大騒ぎ、ということは酒のほうはお留守になるはず! |
ハービィ |
あああああ、変なとこでだけ頭が冴えてる(泣)。 |
タイガー |
スイッチとおぼしき場所に飛翔蹴り! たー!(ころころ)成功! |
GM |
けしかけておいてなんだが、もう止まらんなこやつは。バチ、スイッチが入った。そして怪しげな光線がみみみみっと……。 |
ルー |
あ、ちょっとわくわく……。 |
リーフ |
してる場合じゃないでしょう。 |
GM |
方向を指定していなかった光線は無秩序に飛んでいく。タイガーリリイの予想通り、人間は大混乱におちいるな。「あーっ、高価なコンピュータが!」「暴発してるぞ!」 |
リーフ |
こ、これはさすがに不味いですよ。 |
ルー |
どうしよう、大変なコトになっちゃったみたいだよぉ(泣)。 |
GM |
あちこちから火が出はじめたりして。 |
タイガー |
ういー、ひっく。ああ、うまい酒じゃのう。(すっかり酒びたり) |
ハービィ |
とにかく、兄貴をひっぱってここから出よう。ずりずり。 |
ローズ |
《解毒》でアルコールは抜けるよね? |
GM |
……(ころころ)人間はすでにパニックで、君たちに気づいても、かまっていられる余裕はない。 |
ハービィ |
とにかく知らんぷりしてでていっちゃうのっ。兄貴、しっかり立って歩いてね。 |
リーフ |
そーれ、すたこらさー。 |
GM |
では大騒ぎを背後に君たちは再び下水道に……、とほほ、さすがに携帯用レーザー光線を開発している研究所から、それを運び出すという知恵は、うさぎには働かなかったか……。 |
タイガー |
うへへへへ……、いい酒じゃのう、極楽じゃあ(へべれけ)。 |
ハービィ |
……ねえ、もしかして、わたしも笑い薬やってるとき、あんな感じなのかな? |
ローズ |
(情け容赦なく)うん、そっくり。 |
ハービィ |
うう、ちょっと生活あらためる気になりそう。 |
GM |
君たちを追って、ゴキブリやら蜘蛛やらも逃げ出してくるよ。 |
リーフ |
あ、わたし虫語もいけます。 |
GM |
じゃあ、蜘蛛くんが教えてあげよう。「おおい、ここはもう危ないぞ。オイラたちの本能がそう告げている」 |
リーフ |
ああ、そうですか。私もそう思ってたんですよ。なにかうなじの毛がちりちりしますしね(笑)。 |
GM |
「ここの人間たちは、ゲンシロとかいうものと、光線で生き物を殺したりする技術を研究してたらしいぞ」 |
リーフ |
飲んだら強くなる薬とかはないんですか? |
GM |
「浴びたら時々強くなる。実際オイラもあれを浴びてかしこくなったしな」 |
リーフ |
なるほど、あなたがやたらと流暢に喋れるのはそのせいだったんですね。 |
GM |
「ちなみに、オイラに噛まれた人間もすごく強くなったぞ。壁が自在に這えるようになったし」 |
リーフ |
身体が赤と青に塗りわけられたりしたんですね(笑)。 |
GM |
「そうそう」(笑) |
リーフ |
(あくまで笑顔でさわやかに)じゃあ、まずはピョン太くんを噛んでもらいましょうか。 |
GM |
「ええ、ボクですかあ!」(ピョン太くんはずっと下水で待っていた) |
タイガー |
お前の巣穴を守るためだろうが。ちょっと時代が進むとノイローゼにもなったりするが、トップモデルの奥さんもらったりできるようになるから気にするな(笑)。なんならオレから噛んでもらってもいいぞ。 |
GM |
本当にいいのか? 本当に? |
タイガー |
なにしろオレ様は今、酒がはいってて実に気が大きくなってるからなあ(笑) |
GM |
……じゃあ、蜘蛛くんが噛んでみよう。かぷ。生命力で判定して。(ま、ファンブルかクリティカルしない限り大した影響はないし……) |
タイガー |
(ころころ)うむ、ファンブルである! |
GM |
はえ? |
リーフ |
やったあ、8本脚のうさぎだあ! |
GM |
ええええ、うぞぉ! |
ローズ |
マスター、素に戻ってます。 |
GM |
戻りもするわい! うう、何かオレ、自分で世界観壊してる気がするなあ……(といいつつ、一冊の本を出す) |
ハービィ |
な、なんで『レルム・オブ・ケイオス』なんか持ちだしてくるのかなあ? |
GM |
クリティカルなら『妖魔夜行』の妖術。ファンブルならコレって漠然と決めてたんだよ! さあタイガーリリイ、とっととD1000を振るのだ!(すでにヤケクソくさい) |
●よいうさぎたちのためのすごく簡単な解説
『レルム・オブ・ケイオス』
リプレイがこのHPでも連載中のRPG、『ウオーハンマー』の敵、混沌を扱ったサプリメント。ぐちゃぐちゃぬるぬる系の病気または突然変異が満載。怪しさ大爆発だ。詳しくは、リプレイ参照。どっか、翻訳を出版してくれるとこ、募集中。
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タイガー |
(ころころころ)159。 |
GM |
159ね。……えーと、『ビースタルフェイス』……。 |
リーフ |
なーんだ、もとからじゃないですか。私たちうさぎですからね(笑)。 |
ハービィ |
ああ、びっくりした。 |
GM |
甘いわ。D20を振れ。どんな動物に変わるのか決めるから。 |
タイガー |
(ころころ)20! |
GM |
……イタチの顔。 |
一同 |
(大爆笑)。 |