GM |
今回は海流に乗っていけるので、結構楽に泳いでいくことができる。 |
プレアデス |
ああ、それは楽だねえ。 |
ホクト |
それでもできる限り急いで泳ごう。島の入り江に入るまで、あとどのくらい時間があるのかわからん。 |
GM |
では、つつがなく前方を泳いでいくクジラの巨体を発見することができるわけなんだが……。 |
ルシーネ |
わけなんだけど? |
GM |
近づいていけばわかるけど、クジラの周りの水温が妙に高い。 |
ホクト |
は? |
ビオラ |
(わざとらしく)まあ、南の海だものね。 |
GM |
(冷たく)違う。 |
プレアデス |
暴走を始めてるってことかえ? |
GM |
ありていに言えばそうだ。<ルカー>のジョーに内蔵されてるガイガーカウンターにはまだ異常はないけどね。 |
ホクト |
あったかいぞー。あったかいぞー。なんだかまずい気がするぞー。 |
GM |
ちなみにクジラの速度も、明らかに速くなっている。ルシーネの暮らす島はもう目と鼻の先だ。 |
ルシーネ |
あああ。早く止めないと! あの島には、まだお父さんもお友達も残ってるのに! |
ホクト |
止めるには、クジラの背中から中に入るんだったな。 |
マリン |
ホクトのくわえてるカードキーを使ってね。 |
ホクト |
……もごもご。(急に、口がふさがってることを思い出したらしい) |
プレアデス |
じゃあ、ホクトからそのカードを受けとって、クジラの背中に回って……カードキーをスリット……というか板のはまりそうな割れ目へと……。 |
GM |
手のないイルカの作業だからねえ。敏捷力で判定してみて。 |
プレアデス |
(ころころ)……おっと、失敗。 |
GM |
カード、落としちゃった。 |
ビオラ |
あ、まずい。クジラのお腹に吸いこまれちゃうかも! |
マリン |
……サイコキネシスで止めましょうか? |
ホクト |
ダッシュで泳ぎ寄って、カードをくわえる! |
プレアデス |
そしてホクトがクジラに吸いこまれないように、その尻尾をくわえる! |
ルシーネ |
わお、美しい連係だね。 |
プレアデス |
(ころころ)ごめん、ホクト。力はいりすぎて3ダメージ。 |
ホクト |
……めっちゃ痛い。 |
マリン |
しくしく泣いてるホクトから鍵を奪って、入り口を開けましょう。 |
GM |
うん、問題なく開いたけど……中は赤いランプの点滅が飛びかってるよ。 |
ルシーネ |
わーい、クリスマスだ(笑)。 |
GM |
それにしては、緑色はないよ、赤い色だけ。小さなテレビモニターがいくつも設置されてるのが見えるけど、そこには「緊急事態、緊急事態」「避難してください、避難してください」という文字が浮かんでるね。甲高い非常ベルの音も鳴り響いている。 |
マリン |
(他人ごとのように)……うわー、一刻の猶予もなしって感じですね。 |
ホクト |
少しはあせらんかーっ! |
GM |
扉が開くと同時に、中からはもっと熱い水が流れ出してきたりもする。 |
ルシーネ |
あちちちち。急がなきゃ、いこう。 |
GM |
内部は、さすがにイルカ2匹が並んでは入れないよ。 |
ホクト |
となると、ママは入れないかも? |
GM |
大丈夫。脇腹をがしがしこすりながらだけど(笑)。 |
ビオラ |
(澄まして)わたしは万が一のために、外に待機しておくわね。 |
ホクト |
万が一の時……って、自分だけ逃げる気じゃないだろうな!? |
ビオラ |
違う! 『科学恐怖症』なの! |
マリン |
そういうことならしかたがないですね、あなたにはぼくの大切なテレビを守るという重大な使命を授けておきましょう。 |
ビオラ |
……べしっ(尻尾チョップ)。 |
マリン |
ああ、テレビが、テレビが……(泣)。 |
プレアデス |
まあまあ、無理じいしてもしかたがないわよ。ここは私たちだけで頑張ろうじゃないの。……たとえ、《唄い手》がいなかったせいで、暴走したクジラの核融合炉がぼーんと爆発して、ここら辺一帯が死の海になったとしても……。 |
ビオラ |
行けばいいんでしょ、行けばぁ!(泣) |
プレアデス |
わかってくれたようだね、ビオラ。このプレアデスの真心が(笑)。 |
ホクト |
そうそう、死ぬ時はもろともじゃぁ〜。 |
ビオラ |
しくしく……。旅に出てやる。こんな、連中見捨てて、いつか絶対旅に出てやる(泣)。 |
プレアデス |
(聞いてない)さあ、じゃあ、中に入ろうかね。 |
ルシーネ |
ママが一番最初なのは困るな。前が見えない。 |
マリン |
壁に案内とかが書いてあるかもしれませんから、ぼくが前を行きますよ。でも何か危ないことがあったら場所を代わって下さいね。内部に進入者撃退機能があるかもしれませんから。 |
プレアデス |
うむ。RPGのお約束として、盗賊は一番先頭に立つもだしね。 |
マリン |
……盗賊。(釈然としないらしい) |
ホクト |
じゃあ、何かあった時のために2番目がママ。ルシーネとオレがその次で、一番逃げやすい位置にビオラさん、と。 |
GM |
じゃあ、先頭のマリン・スノー。視覚判定して。 |
マリン |
はい(ころころ)成功です。 |
GM |
監視用のカメラがじーっと君たちを見てる。 |
マリン |
じゃあちょっとカメラ目線になったりして。 |
GM |
赤い光がぽつんと身体に当たったかと思うと、ぷしゅっと矢のようなものが君めがけて襲いかかってきた。 |
マリン |
(ころころ)よけられません。 |
GM |
8点ダメージ。ついでに生命力判定もしておいて、失敗したら身体がしびれるよ。 |
マリン |
うう、びりびり……。脇腹が変な感じですー。 |
ホクト |
なるほど、これが進入者撃退機能か。 |
GM |
あれは、体当たりくらいでしか止める方法は思いつかない。 |
マリン |
ママ、あとはよろしく(笑)。 |
プレアデス |
じゃあ、げし。尻尾チョップで12点。 |
GM |
げ。あっさりもぎとられてふっとんだ。 |
ルシーネ |
すごいやママ。一撃だね。 |
プレアデス |
母は強いもんなんだよ。 |
GM |
その奥に、ゆっくりと閉まりかけてるドアが見えるけど。あきらかに、君たちの進入に気が付いて閉まりつつある。 |
ビオラ |
それは急がないと。先頭、しっかりするのよ。 |
マリン |
はあ。……あ、《科学!》で壁のどこかにドアのスイッチを見つけることはできませんか? |
GM |
不可能じゃないけど。でも、こういう仕掛けのスイッチは、扉の内側にしかないよ。うまく閉まりつつあるドアに滑りこめたら、向こう側にあるスイッチを押せることにしようか。 |
ホクト |
ドアが狭くなっていってるのなら、オレもいきましょう。小柄だから。 |
マリン |
……ぼくはまだ身体がぴりぴりするんですけど。 |
GM |
滑りこむのなら、敏捷力で判定だ。マリン・スノーはシビレが残ってるから、敏捷力マイナス3を目標に判定してね。 |
ホクト
マリン |
(ころころ)成功。 |
GM |
じゃあ、2匹は何とかドアの向こうに無事に滑りこんだ。 |
マリン |
あとはスイッチを探して……(ころころ)うん、問題なし。 |
GM |
一度閉まった扉が、ふたたび開いてゆく。 |
プレアデス |
ごくろうだったわね。後から悠々と入っていくわえ。 |
ホクト |
……なんだか、むっとするな(笑)。 |
GM |
さて、扉の先は直径十メートルほどの、球形の部屋になっている。 |
ルシーネ |
ここが一番奥なのかな? |
GM |
そのようだね。ほっと一息ついた君たちが、あたりを見回すと、壁は一面にクジラの肉体の制御やチェック用のメカになっている。そいでもって、あたりには、ぐねぐねした長ぁい身体の生物が、うようよと何匹も巣くっているね。 |
ビオラ |
何、そいつら? 見たことあるかしら? |
GM |
レッツ、《動植物知識》! |
ホクト |
(ころころ)よし、出目が4! クリティカルで成功だ! |
GM |
デンキウナギとヤツメウナギに似た、進化生物、その名もデッドリーイールだ。深海から浅い海までどこにでも住んで、丸い口で他の生き物の体液をすすって生きている。クリティカルだからわかるけど、こいつらは強い電気を放つぞ。 |
ルシーネ |
もしかして、クジラさんのコンピューターが狂ってるのって、コイツらが潜りこんで悪さしたから? |
ビオラ |
本人たち……じゃなくて、本ウナギたちにはその気はなかったかもしれないけど。 |
プレアデス |
なにしろ電気だからねえ。 |
GM |
可能性は濃厚だね。デッドリーイールたちに訊かないと、確かなことは言えないけど。 |
ホクト |
魚語……、通じるか? |
GM |
入り口付近でまごまごしていると、デッドリーイールたちは、君たちを縄張り荒らしに来た敵だと判断したらしい。総勢10匹、ゆっくりと警戒しながら近寄ってくる。 |
ルシーネ |
10匹……(怯)。 |
ホクト |
同じ海の仲間同士、無駄な争いはしたくないな。 |
マリン |
しびれるのも嫌ですし、数も多いですよ。 |
プレアデス |
なに言ってるのさ。売られた喧嘩は、高く買ってあげるのが筋というもんだよ! |
ルシーネ |
あああ、ママが戦闘体勢に入ってる(あせあせ)。 |
ビオラ |
ママには『闘士の誇り』があるから……。でも、ちょっと待って、ゆっくり近づいてくるのなら『和平の唄』を歌うわね。あたしは、相手の闘争心を削ぐ効果のある唄を歌うことができるのよ。 |
ホクト |
じゃあ、頼む。効きはじめるまでは、こっちにウナギくんたちの注意をひきつけておこう。 |
GM |
なるほど。イルカの《唄い手》の『唄』の効果は強力だけど、効果を発揮するまでには時間がかかるからな。君たちが動きを見せないなら、ゆっくりゆっくり近づいてこよう。 |
ビオラ |
……あー、あー、あー……。よし、では歌います。ラララララー。 |
ルシーネ |
早く効いてー。 |
ビオラ |
ララララー(ころころ)……よし、4成功。けっこう効いてる? |
GM |
かなり効いてる。デッドリーイールたちはビオラさんの唄に聞き惚れて、動きが鈍くなってるよ。敵意も感じられない。 |
ビオラ |
ララララーララー(歌ってる)。 |
ホクト |
よし、今のうちに、クジラの動きを止める方法をさがすんだ! |
ルシーネ |
マリン・スノー、探して。お願い。 |
マリン |
はいはい(ころころ)……あ、ファンブル。よそ見してるどころか、他のものに気をとられてますね(笑)。おや、この部屋の隅の戸棚に入ってるものは何だろう。 |
プレアデス |
このボケ学者ー! なにをしてるのさ!(怒) |
マリン |
あ、ここのビデオラックに入ってるソフト、まだ見てなかったんですよー、嬉しいなー。持って帰ってもいいですよね(笑)。 |
ホクト |
……壊せ、一つ残らず。 |
プレアデス |
……音波ビーム、吐いていいわね? |
ビオラ |
ラララーどうぞーララララーご自由にールルルー(歌ってる)。 |
ルシーネ |
あ……、<ルカー>のジョーならわかる? 同じような核融合炉を持ってるんだよね? 同じようなコンピューター制御なんだよね? |
GM |
ふむ。確かに、<ルカー>のデータバンクなら、わかるかも。ルシーネ、ジョーの《科学!》で振ってみて。 |
ルシーネ |
お願い、ジョー。島が危ないの。(ころころ)……あ、わかった! |
GM |
クジラの中に入る時に使ったカードキーを使えば、<ルカー>のコンピューターと接続できる。後は、<ルカー>がデバッグして、正常に近い状態にまで戻してくれるよ。 |
ルシーネ |
ジョー、お願い! カードキーをジョーが教えてくれた場所に入れる。 |
GM |
そうすると、けたたましいばかりに鳴っていた、警戒音がすべて途絶える。ついでに、内部を照らしていた明かりも全部消えるね。 |
ルシーネ |
なになになに? びっくりするからママの背中に隠れよう。 |
プレアデス |
なら、そのルシーネをくわえて外に出るわよ。何が起こってるのかわからないから。あ、扉はまだ開いてるのかい? |
GM |
うん開いてるよ。 |
ホクト |
……今、ママを驚かすと、くわえられたルシーネがぷちっと……(笑)。 |
ビオラ |
ラララー逃げるにはールルル唄をーやめなければーラララー(まだ歌ってる)。 |
GM |
唄を止めたなら、デッドリーイールは飛びかかってくるぞ。 |
ビオラ |
ルルルー、わたしーララララー一番あとでかまわないわーラリラリラリ(まだ歌ってる)。 |
ホクト |
それじゃ、頼む(あっさり)。 |
マリン |
ごくろうさまです(きっぱり)。 |
ビオラ |
ああああ、こんなときはールルル、君ひとりを置いていけないーラララなんて、嘘でもいいから言うものじゃないかしらーララララー(泣)。 |
ホクト |
嘘でもいいなら……。 |
ビオラ |
ララララーもういいっ!(でも歌ってる) |
GM |
ビオラさん、君は皆が無事に出ていったのを確認した後、唄をやめて制御室のデッドリーイールをかわしながら外に出なきゃいけないんだけど。それには「よけ」の判定をしてね。3回の成功が必要だけど、全力でよけるならプラス2のボーナスをあげよう。 |
ビオラ |
わかったわールルルー。 |
GM |
……もういいんですけど。 |
ビオラ |
(ころころ)あら、クリティカル。ラララーわたしの華麗な動きを見てールルルー。二回目……(ころころ)成功。ラララー最後は……(ころころ)完璧ですわーララリララー。 |
GM |
じゃあ、ビオラはすばやい動きで正気に戻ったヤツメウナギの攻撃を避けながら、次々に閉まっていく外への扉をすばやく潜りぬけることができた。 |
プレアデス |
(ぼそ)……デブのくせに。 |
ビオラ |
その言葉、誰よりもママにだけは言われたくなくってよーラララー。 |
ルシーネ |
ママはデブじゃないよ、巨大なだけ。 |
ホクト |
……なんか、客観的に聞いているとひでえやりとりのような気が(笑)。 |
GM |
では、君たち……というか最後のビオラさんがクジラの背中から出てくる頃には、クジラは海面に上がってきている。さあ、敏捷力の判定か《軽業》の判定に成功しないと、クジラの背中にとり残されて、びちびちと無様に跳ねまわるという運命が待ち構えているが……。 |
ルシーネ |
ルシーネは平気。クジラさんの背中でも。てゆーか、かえってありがたいかも。 |
ホクト |
マリン ビオラ (ころころ)成功。 |
プレアデス |
(ころころ)……失敗。びちびち、誰か助けてーびちびち(笑)。 |
ホクト |
あああよりによって、一番でかいママが! |
ルシーネ |
転がして海に落としてあげたいけど、ルシーネの腕力じゃママは動かせないのー(泣)。 |
マリン |
そんなことできるイルカはいませんよ、少なくともこの面々には。 |
GM |
おやおや。君たちがそうやって騒いでいると、フォオオオオンと空気を揺るがすような音が周囲に鳴り響くよ。 |
ビオラ |
おや? 何の音かしらーラララ(止まらなくなってるらしい)。 |
ホクト |
もしかして、クジラの声かな? |
GM |
大当たり。《クジラ語》が話せるのは? |
ホクト
マリン
ビオラ |
はーい。 |
ルシーネ |
う……、通訳してね、みんな。 |
プレアデス |
それよりも私を何とかしておくれ。びちびち。 |
GM |
背中で跳ねてるママに気付くと、クジラはちょっとだけ沈んで、ママを自分の上から退かせてくれる。「……あああー、一体、何があったんだろう……」 |
ホクト |
それはこっちの台詞って感じだ。 |
GM |
「気持ちよく寝てたのに、気付いたら泳ぎ出していて、身体の自由はどうやっても効かないし……。しかも、腹の調子までおかしいし……。途方に暮れていたところだったんだが……。どうやら、助かったようだねぇ」 |
ビオラ |
助けたのはー私たちですわーラララー。 |
プレアデス |
もういいんだよ、あんた。 |
GM |
「ありがとう。どうやら人間たちに迷惑をかけずにすんだようだ」 |
ホクト |
いやいや。お互いに無事でよかったよ。 |
マリン |
これからどうするつもりですか? |
GM |
「……うーん、どうしようかねえ。なんだかずいぶん長いこと寝てた気がするんだが」 |
プレアデス |
技術をもった人間たちが空から帰ってきてくれたら、あんたを完全に治してくれるんだけどねえ。そうしたら安心して私たちとも共存できるんだけど。 |
ビオラ |
共存! それはとんでもないことですわー、ルルルのルー。 |
マリン |
そんなこといっても、可哀想じゃないですか。もう戻って寝るところは壊れちゃってますし、放り出すわけにもいかないですよ。……それに、この人、いやクジラのお腹のなかには人間の残していったたくさんのビデオや記録が残ってるのに……。 |
ホクト |
腹黒いぞ、マリン・スノー。 |
マリン |
ぼくは白ですよ、『色素欠乏』ですからね。 |
GM |
「……そうだねえ、長いこと寝てたけど、また人間のために働けるのが一番嬉しいかなあ」 |
ルシーネ |
あれ、このクジラさん、もしかしてすごくいい人? |
GM |
改造クジラは、たいてい人間には好意的なんだよ。そうでなきゃ喜んで働いてくれないだろ? 身体の不調なんかで、自分から改造に志願したりするクジラも多かったしね。 |
ビオラ |
うううううー。望んで機械の体になるなんてぇ(不満そう)。 |
プレアデス |
それはいいことだけど、完全に調子が戻るまでは、あんまり無理をしないほうがいいんじゃないかい? |
ホクト |
そうそう、また壊れたりなんかしたら、次はオレたちが治してやれるとは限らないし。 |
マリン |
とりあえず、お腹の中のウナギだけは追い出したほうが賢明ですよ。 |
ルシーネ |
どうしても働きたいっていうのなら、ルシーネのパパを紹介してあげる。あ、このパパは、人間で、ちゃんと血のつながった実のお父さんね。パパも、若い頃はトリトンだったから、海洋生物には理解があるよ。 |
ビオラ |
ううううううー(すごく不満そう)。 |
プレアデス |
なに歌ってんだい? ビオラ。 |
GM |
「……ありがとー、じゃあ、無理しないようにするから、君のお父さんのお世話になろうかな……」 |
ルシーネ |
きまりー! これでお友達だね、名前はなんていうの? |
ビオラ |
う……ううううわーーーーん! 機械のお友達なんて嫌いだよぉー(泣) 旅に出てやる! 絶対に旅に出てやるんだー!(大泣) |
マリン |
……あ、切れた。 |
ホクト |
……『科学恐怖症』なのに、随分無理させながら引っ張り回したからなあ。 |
GM |
ビオラさん、夕日に向かって爆泳してますけど……。 |
プレアデス |
……今は、そっとしておこうか。 |
ルシーネ |
……みんな、追いかけないの? |
ビオラ |
みんな薄情ですわールルルリラー(泣)。 |
新しい芸風まで確立した《唄い手》ビオラ。本当にこのまま旅だってしまうのか!
新しい友達ができたとはいえ、薄情すぎないかイルカたち! プラス、ルシーネ!
こんなチームワークで、本当にこれからうまくやっていけるのか?
はてさて、冒険は始まったばかりだ、先は長いぞスーパーイルカ、とりあえず君たちの課題は『仲間を思いやる心を持とう』だ!
……。
……。
……それで本当にいいんだろうか。 |