GM |
そして次の日。君たちはやはりのんきに海で遊んでいるわけなのだが……。 |
ルシーネ |
えへへ、また学校さぼっちゃった。 |
プレアデス |
たまには人間とも付き合わなくっちゃだめだよ、ルシーネ。 |
マリン |
大丈夫、必要な知識はテレビの教育番組で充分、得られます。さあ、一緒に「明るい漁村」を見ましょう(笑)。 |
ホクト |
なんだその怪しい番組は。 |
GM |
などと、いつものようなやりとりをしている君たちのもとに、故郷の群れの使いが尋ねてくるよ。君たちも知っている、ベガという、おじさんイルカだ。 |
フーバー |
おや。お久しぶりですなあ。 |
GM/ベガ |
「やあ久しぶり。みんな元気そうにしてるじゃないか、安心したよ」 |
ホクト |
ちょっとメンバーが個性的すぎて、胃痛を起こす日も近いような気もするけど元気っす。 |
GM/ベガ |
「そうかそうか、わっはっは」 |
ホクト |
動じんおっさんやな。 |
プレアデス |
わざわざ尋ねてきたってことは、何か用なのかい? |
GM/ベガ |
「うーん……まあ、元気そうな顔を見られたのなら用はすんだようなもんなんだが。……このへんにはまだ妙なイヤガラセなんかは来てないかい?」 |
プレアデス |
イヤガラセ? いや別に。 |
ホクト |
すぐに思いつくのは、あやしげな電波系の《唄い手》を派遣されてしまったということくらいだなあ。 |
フーバー |
ほう、そんなことがあったんですか。わたしが来てよかったですな(笑)。 |
GM |
「さりげない嫌みをありがとう。群れのリーダー、ポセイドン様に伝えておくよ」(苦笑) |
マリン |
イヤガラセって、具体的にはどんなイヤガラセなんですか? 味噌汁がしょっぱいとか、掃除が行き届いていないとか、風呂が熱いとかですか? |
GM/ベガ |
「そんなワイドショーに出てくる嫁姑戦争のようなイヤガラセじゃなくって。リターナー……まあ、宇宙からの帰還者のことなんだが。実は、それ系列の人間の会社が、このあたりを帰還者用の住宅地として開発したいということで、付近一帯の土地を買いしめようと計画しているらしいんだ。もちろん海も含めてのことだ」 |
フーバー |
おお、地上げ屋ですな。 |
マリン |
海の買収の場合は、海上げっていうんでしょうか? |
GM |
「連中は住宅開発のためだとか言ってるんだが、どうも言動がうさんくさい。それで今、群れの大将たちが色々と調べて回っている最中なんだ。それで、この辺りの湾はお前たちの名義だからな、一応注意をうながしておこうと思ったわけだ」 |
ホクト |
そうかー、この辺りの登記は、オレらの名義だったんすね。 |
GM |
うむ。漁師たちがこの辺りで漁をする時には、人間の漁業組合から使用料を支払ってもらっている、それが君たちの収入源というわけだ。 |
プレアデス |
それを差し止めてもらわないことには、どっかの通販好きのバカの浪費は止まんないというわけだね。 |
マリン |
共同財産で買うものはみんなの役に立つものですよ。ほらおととい届いた「ブルーワーカー・改」使ってみます?(笑) |
ホクト |
まっ・たく・かん・たん・だ。……ってどないせーっちゅーんじゃそんなモン! |
フーバー |
歴史上まれに見るほど、もったいない買い物ですなあ。 |
GM |
まあ、そこのわかりにくいやりとりは置いておいて、ベガおじさんの話によると、どこかの島の近辺は、実際にイヤガラセに屈して件のリターナー企業に買われてしまったりしたそうだ。「まあ、売りたいのなら無理に止めはしないが、リターナーの人間のなかには、地球の生態系のこともよくわからない奴等も多いし気をつけてくれ。また無制限に環境破壊に走られちゃかなわないからねえ」 |
フーバー |
ううむ。たしかに、海を汚すなんてことは許せませんからな。 |
プレアデス |
せっかくここまで奇麗な星に再生したんだからねえ。 |
GM |
〈大撤退〉初期に宇宙に逃げた人間には、また地球が汚れたら空で寝て待てばいいじゃん、儲けが一番。という考えかたも珍しくないのだよ。同じリターナーでも、〈大撤退〉後期の大変だった頃を知っている人間は、そうでもないんだけどね。 |
ルシーネ |
ひどいよ、そんな考えかた。その後も地球に残った生物は苦労したんだからね。 |
フーバー |
しかし、地球に帰ってくるなとも言えませんしなあ。 |
GM |
そのとおり。おかげで、リターナーたちの環境破壊を心配するあまりに、リターナーを片っ端から攻撃していくテロ組織もあったりする。君たちと同じように改造された犬とサルの子孫が作った「地球防衛戦線」という組織なんだけど、彼らは地球に戻ってくるための軌道エレベーターに爆弾仕掛けたりと、かなり容赦のないこともしている。 |
プレアデス |
それはやりすぎだわ。 |
マリン |
……犬とサルの組織……キジはいないんですか?(まじ) |
フーバー |
桃太郎ですな。 |
GM |
まあ、改造された鳥もいるにはいるけどね(苦笑)。「開発会社が、次はこの辺りを狙ってるらしいという噂を聞いたから、なにか犯罪行為のようなことをされたら連絡してくれ。あまりひどいなら、アーコロジー(完全な閉鎖生態系を実現したドーム都市、科学的にはもっとも進んでいる、地球上に残った人間たちのもう一つの拠点)から人間を呼んで、逮捕してもらえるように協定を結んであるから」 |
ホクト |
わかった。気をつけておく。 |
GM |
「何かあったら連絡してくれ。じゃあな」。そう言って、ベガおじさんは去っていった。 |
フーバー |
むう、地上げですかあ。 |
ルシーネ |
うー……、クリスのお父さん、たしか帰還者の住宅を作るお仕事してるって言ってたよね。 |
プレアデス |
心配することは何もないだわさ、ルシーネ。わたしらは金に困ったら、海を売るよりも、山のような誰かさんのがらくたを売り払うほうが先だからね。 |
フーバー |
ルームランナーとか、押し入れ収納透明ケース2箱セットとか、野菜みじん切り器とか、ホーロー鍋5点セットとか羽布団とかですな(笑)。 |
GM |
……なんでそんなのを買うことを許すかな、お前らも。 |
ルシーネ |
イヤガラセされて、それに負けてこの海を売っちゃったら、ママたちはもうルシーネと遊べなくなっちゃうんだよね? それは嫌だな。 |
ホクト |
大丈夫、オレらはどんなイヤガラセにも負けない。 |
マリン |
僕の知識によると、地上げのイヤガラセというものは、家の近所に生ごみをまき散らしたり、犬の死体を窓から投げこんだり、夜中にバイクで走りまわって奇声を発したりサイレンを鳴らしたりするんですよ。 |
ホクト |
……曲がった知識……でもないのかなあ、一応。 |
ルシーネ |
そんなことされたら嫌だなあ。そうだ! みんなでパトロールにでようか。 |
プレアデス |
イヤガラセをされる前に未然に食い止めるというやつ? |
ルシーネ |
うん。 |
ホクト |
それはいいかもしれん。じゃあどうせなら、昨日の男の子も誘ったらどうかな。 |
ルシーネ |
そうだね、じゃあちょっと待ちあわせの浜辺で待ってみようか。 |
プレアデス |
は! これはもしや、人間でいうデートというやつでは……くくく、かけあわせの日も近そうだわさ。 |
フーバー |
ええっ? あの親父がニョモニョモの手先……いや、地上げ屋だった時のための人質じゃないんですかあ? |
ホクト |
じつはこっそり邪悪だなフーバー。 |
GM |
じゃあ、お昼ごろになったら昨日と同じ場所にクリスくんが遊びに来るぞ。待ちあわせの時間よりも、ちょっと遅れてるね。 |
フーバー |
ふふふ何も知らずに来ましたな。ニョモニョモへのイケニエにされるとも知らないで。 |
ホクト |
より邪悪なほうへ目的が変わっとるぞー! |
GM |
すぐに君たちを見つけて、海に飛びこんだかと思うと、危なっかしげではあるけれど一生懸命泳いで近づいてくる。 |
プレアデス |
おお、えらいえらい。下に潜りこんで支えてあげよう。 |
GM/クリス |
「ごめんね、遅くなって」と言いながら、なんとなく浮かない表情だ。 |
ルシーネ |
あれ? 何かあったの? |
マリン |
見たい番組でもあったんですか? 何なら僕が録画しておいてあげますよ。 |
ホクト |
それはちがう。……ってなんでこう四方八方につっこみまくらなきゃならんのだオレは! |
GM |
チームをよりよき方向へ導くためのリーダーの役目だからじゃないのか?(笑) それはともかく、クリスくんは君たちとたのしげにしていながらも、表情は晴れない。 |
ルシーネ |
クリスくん、どうしたの? 元気がないよ? |
GM/クリス |
「……うん。本当はね、お父さんがここに来ちゃいけないって……みんなと遊んじゃいけないって言ったんだ」 |
ルシーネ |
え、どうして? ひょっとして、ルシーネがちゃんと学校に行ってないから?(笑) でもでも、島での生活に必要な知識やテレビ番組やニョモニョモのことは、イルカさん達が全部教えてくれるのに……。 |
ホクト |
……ボケるなぁ、ルシーネ。 |
マリン |
いえ、あれはかなりマジでしょう。 |
プレアデス |
後半部分の知識は忘れたほうが健全な社会生活が送れると思うんだけどねえ。 |
GM/クリス |
「僕は、みんなと遊ぶのが楽しいのに……海に近づいちゃだめだって言うんだよ。だから、お父さんが仕事に出かけた後で、こっそり抜け出してきちゃったんだ」 |
ルシーネ |
ええ? それは後で怒られるよ? |
GM |
「でも、最初はお父さん、この気候のいい島でたくさん遊んで早く元気になるんだって言ってくれてたのに……急にだめだって言いだすんだもん。だから、平気だよ」などと言いながらも悲しそうだ。本当はお父さんと一緒に遊びたかったのかもしれない。 |
ルシーネ |
たった一人の肉親だもんね。ルシーネはパパが忙しくてもプレアデス・ママがいるけど……(ママにすりすり)。 |
プレアデス |
よしよし(すりすり返し)。 |
GM |
などと美しい光景をくりひろげていると、この静かな午後の海をポンポンポンと軽い音をたてて一隻の船が横ぎっていこうとしている。見覚えのない船だね。 |
ホクト |
船? それは、イルカのアイデンティティとしては、並泳して跳ねなければ! |
GM |
ちなみに技術的には、二十世紀のものと大差ない。〈大撤退〉で進歩が中断、後退したからね。アーコロジーの科学は進んでるけど、実用的な技術は環境を破壊するかもしれないって嫌われたから。 |
プレアデス |
船だわさ、船だわさ! |
フーバー |
船ですなあ。 |
GM |
そうやって一瞬何もかも忘れ、本能にしたがって船へと近づいていくと、船のほうからこちらへと泳いで近づいてくるものがあるぞ。 |
マリン |
おや? |
GM |
黒くて三角形の背ビレが海面から突き出しているが……。 |
プレアデス |
は、もしやサメ! |
ホクト |
いかん! みんな、ママを止めろ!(プレアデスの癖「船は追いかける」「サメにはケンカを売る」) |
GM |
ルシーネ以外のイルカたちは聴覚判定をしてくれたまえ。 |
プレアデス |
(ころころ)成功度5。 |
フーバー |
(ころころ)成功度6ですな。 |
GM |
なんだか妙な超音波が、船のほうから打たれているのがわかる。 |
フーバー |
ニョモニョモ電波ですな! |
ホクト |
誰か、その毒電波自動受信装置を黙らせろ。 |
プレアデス |
どんな種類の超音波か、わかるかしらねえ。 |
GM |
うん、なんだか魚類を興奮させやすくする効果があるみたい。つまり、フーバーの《和平の唄》の反対の効果だ。 |
プレアデス |
ふ、あんなものに操られるなんて、これだから魚類は! |
ルシーネ |
ルシーネはクリスくんを連れて、陸に向かうね。危ないから。 |
GM |
あ、そう。じゃ、その猛り狂ったサメくんは、ばしゃばしゃと派手な水しぶきを上げて泳ぐ少年少女にむかっていくわ。 |
ルシーネ |
きゃーっ! |
GM |
このサメに噛まれると、3Dの切りダメージくらいくらいそうだねえ。HPも20以上ありそうだしねえ(たのしそう) |
プレアデス |
ルシーネとそのつがいには指一本触れさせはしないよ! ……って指はないけど!(ころころ)とりあえず尻尾チョップは当たり。 |
ルシーネ |
ママ、死んじゃだめだよー! |
GM |
(ころころ)う、避けられん。 |
プレアデス |
叩きの9発。 |
GM |
痛ぇ! 次、マリン・スノーの行動は? |
マリン |
このターンはテレキネシスの発動に集中。成功すれば60キロまでなら持ち上げられるので、クリスくんを海面から引き上げます。ルシーネは〈ルカー〉のジョーに乗れば十分逃げることができますからね。 |
GM |
60キロ? なんでそんなにパワーがあるんだ。 |
マリン |
もちろん陸から海へテレビを運ぶためだけに決まってるじゃないですか。 |
ホクト |
そういうことを断言するなっちゅーねん。うーん、オレは船のほうに向かう。 |
フーバー |
では、宿敵ニョモニョモに操られたサメに肥満体尻尾チョップを食らわせましょうかねえ。(ころころ)当たりですな。 |
GM |
(ころころ)さっぱり避けられん。 |
フーバー |
(ころころ)9点。 |
GM |
ぐげ。これは甘く見たぞ、結構効くじゃないか。この戦いの様子を見た船は、急速旋回して君たちのほうへと向かってくる。で、サメはとりあえずフーバーに噛みつこうとしているが。 |
ホクト |
船がこっちに向かってる? それは好都合だ。 |
フーバー |
ええいニョモニョモの手先め。(ころころ)あ、よけた。この出目はクリティカルですな。 |
GM |
へ? じゃあこっちがファンブルか。(ころころ)……武器が壊れた。 |
フーバー |
くくく、歯が欠けましたな。 |
GM |
うう、しかしサメの歯は3列並んでるんだから、その内の一列が欠けたところで何ともないわい!(やせがまん)。 |
プレアデス |
じゃあ今度はわたしの番だわさ。再び尻尾チョップ! |
GM |
いたいいい! |
マリン |
(ころころ)テレキネシス発動。クリスくん保護成功です。海から空中に引き上げました。 |
GM |
「うわわわわわ!」クリスくんは自分の身体が勝手に浮きあがるという思っても見ない事態に、大パニックだ(笑)。 |
ルシーネ |
ルシーネはジョーを使って陸に泳ぎついたよー。 |
ホクト |
近づいてきた船を観察します。跳躍すれば、船上を見ることができるだろうし。 |
GM |
うん、じゃあ船のへさきに昨日会ったクリスの親父が立っているのが見えた。船の奥に向かって、何かを必死に叫んでいるぞ。で、片手には水中銃を構えている。 |
ホクト |
うげげ、あんなん刺さったら痛いじゃすまんぞー。 |
GM |
親父はその水中銃の照準を鮫に向けた。あ、いやもしかしたらビッグ・ママにかもしれんが。で、鮫は……(ころころ)う、痛い痛い。いくら狂暴化してても、これは逃げたくなるよなあ。 |
プレアデス |
逃がすかぁ! |
ルシーネ |
ママー、お願いだから逃がしてあげてよー! |
プレアデス |
う……しかたがない。今回はルシーネに免じて許してやるだわ。ありがたく思いな、魚類。 |
GM |
しくしく、普通は立場が逆だよなあ……。 |
ホクト |
こっちに被害がなくてなによりだ。ルシーネとクリスも無事だったし。 |
GM |
サメが離れていくのと入れ代わるように、船に乗っていた親父が血相を変えて海に飛びこんでくるぞ。「クリス! クリス! 無事なのか……って、うわー! なんで俺の息子が宙に浮いてるんだー!」(笑) |
マリン |
誉めたたえてくれなさい。 |
GM |
君がやってるなんてこと、わかりゃしねえよ(笑)。 |
ルシーネ |
ルシーネが説明してあげる。クリスくんと、お父さんにもね。かくかくしかじかで、マリン・スノーはテレキネシスを使えるんだよ、それでクリスを危険から守ってくれたの。ほら、全然平気だったでしょ? |
GM/クリス |
「……ほんと? すごいや! 確かに全然平気だったもんね」 |
ルシーネ |
でしょ? みんなすごいんだから! |
マリン |
(胸を張っている) |
GM |
でも親父さんのほうはパニックから回復していない。それどころか君たちを化け物でも見るような目で見ているよ。「この怪物め、息子から離れろ!」 |
ルシーネ |
え? |
GM |
クリスの親父さんは、息子をむしりとるようにして取りかえす。 |
ホクト |
ちがうぞ、オレたち怪物じゃないぞ。そりゃあちょっと化け物じみたのもいるけど。 |
プレアデス |
ちょっとでかいけどただのイルカだわさ。 |
フーバー |
ちょっと丸いけど、イルカですなあ。 |
マリン |
色が白いけど、普通のイルカです。 |
GM |
親父は聞く耳持ってない……というより、イルカの言葉を聞く能力を持ってないからなあ。 |
ホクト |
むう。言葉が通じないのがもどかしいな。 |
マリン |
《交渉者》としては、うまく交流したいんですけど……。 |
GM |
クリスくんも「そんなことないよお父さん! ひどいことを言わないで」と必死に弁護しているけれど、親父はすっかり頭に血が昇ってるね。「ええい近づくな、下等生物が!」 |
ルシーネ |
むか。 |
GM/父親 |
「いいか、ここらへん一帯の海は、空から帰ってくる人間たちのために必要なんだ! お前たち化け物にも、一応適当な金を払ってやるから、とっととここを空け渡すんだな!」 |
フーバー |
そういう言いかたをされると、意地でも渡すもんかという気になりますなあ。 |
ホクト |
そうそう。 |
GM/父親 |
「いいか、いつまでもゴタゴタ言っていると、今日のようなことがまた起こるからな!」 |
プレアデス |
やっぱり、今のサメをけしかけたのは、地上げ屋のイヤガラセの一環だったんだねえ。 |
ルシーネ |
そんなのひどいよ! ずっと海を守ってきてくれたイルカたちをイヤガラセと買収で追い出すって言うの? |
GM |
「うるさい! 海はいくらでもあるだろうが! イルカなんか、どこにでも行けばいいじゃないか!」。親父はそう言い捨てて、クリスを小脇に抱え、船へと戻っていってしまった。クリスは「お父さん、ひどいよ!」と暴れているけどびくともしない。 |
プレアデス |
うーん、やっぱりこの親父が地上げ屋だったんだねえ。 |
ルシーネ |
うううー、これだから大人っていうのは! ママを化け物だなんて……許せないよ。ちょっと並外れた巨体なだけなのに。 |
ホクト |
ママのことだけかい。 |
GM |
親父とクリスを乗せた船は、君たちから離れて……途中で生ごみを海に放り投げていく。 |
フーバー |
ああ! 何てことを、それは許せませんな。 |
マリン |
その生ごみをテレキネシスですくい上げて……(ころころ)船に返す(笑)。 |
ルシーネ
イルカ一同 |
(無言でビッと親指を立てる)。 |
GM |
「うわあああ、なんだなんだ! ごみが船に帰ってきたぞ!」船内は大パニックになるな(笑)。 |
フーバー |
ごみは持ち返るのが基本。当然ですな。 |
ルシーネ |
……うーん、でもこれからどうしよう。 |
ホクト |
イヤガラセとは断固戦うべし! オレたちは負けない! |