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第3話-島に囚われたもの-
2.久しぶりのアドベンチャー

 ホクト  かくかくしかじか、というわけだ。
 ルシーネ  もちろん、みんなと一緒に行く! 新しい怪しい島、なんておもしろ……いや、危険なところ、みんなだけをいかせるわけにはいかないもん。ジョーと一緒についてくよ。
 フーバー  ……今一瞬、本音がのぞきましたな。
 ルシーネ  村の復興も一息ついたし、クリスくんに伝言しておこう。「地震でできたっていう新しい島を見に行ってくる、もし2日たっても戻ってこなかったら村の大人たちに知らせてね」。
 ホクト  さすがに足の不自由なクリスを探検に連れていくわけにはいかんからなあ。
 GM  彼も無理にいくとは言わないよ。まだ泳ぎも達者とはいえないし、もともと少し臆病なところがあるからね。「うん、わかった。気をつけてね、みんな」
 ルシーネ  おとなしく待ってるんだよ。……ところで、その新しい島ができたって言う海の近所は、昔から何もない場所だったの?
 GM  じゃあ《地域知識》で振ってみて。
 ルシーネ  はーい(ころころ)3成功。
 GM  うん、あの辺は海の真ん中。何もないはずっていうことを知ってる(笑)。
 ルシーネ  じゃあ、自信を持ってあそこらへんには何もないはずだよ!って胸をはろう。
 GM  というよりも、島のできた海域には、火山も何もなかったはず。そんなところにいきなり島が出来るなんていうこと自体が不思議だと思う。
 フーバー  私は《伝承知識》を持っていますが、これで何かその近辺に関する「いわく」のようなものがないかどうかわかりませんかな? ……(ころころ)ちなみに5成功ですが。
 GM  じゃあフーバーは、そのごく近い海域に、なにかとてつもなく巨大な影が出没するという《伝承》をきいたことがある。
 フーバー  なんと。
 GM  しかも、そのあたりでは謎の巨大な骨が網にかかったり、謎の海底神殿を見かけたとかの、胡散臭い噂が絶えない。
 フーバー  巨大な生き物。謎の海底神殿とくれば……これは本格的にニョモニョモの侵攻が始まったとしか思えませんな。
 マリン  ……というわけですがニョモニョモとは関係ないと思います(こっちは《伝承知識》7成功)。
 ホクト  うん、俺もそう思う。
 マリン  僕の見解では、ほうしゃのうというものをたくさん浴びて巨大化したハ虫類に酷似した形態の二足歩行生物ではないかと思います。または、同じく巨大化したカメです。こちらはぐるぐると回転しながら空を飛ぶという奇妙な生態をしていてですね……。
 プレアデス  また変な深夜映画みてたね、あんた。
 フーバー  それはニョモニョモが自分の存在を隠すためのカムフラージュにすぎませんな。なんども言いますがニョモニョモは情報を操作して……。
 ホクト  はいはい、なんでもいいからとっとと行こうな。
 プレアデス  ……ルシーネ、妄想癖やテレビ中毒の言葉をまともに聞くんじゃないよ、馬鹿になっちゃうからね。
 ルシーネ  はーい。

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