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ゲームマーケット2017秋レポート


 日本国内最大級のボードゲームイベント「
ゲームマーケット」。
 秋も深まり切った12月2日3日に「
ゲームマーケット2017秋」が開催され、グループSNE/cosaicも参加してまいりました。
 
初の2日開催でボリュームも大幅アップということで、レポーターも大増員です! SNEブースの様子こあらだまり「TRPGフレッシュフェス」柘植めぐみ会場全体の様子黒田尚吾がお送りします。

執筆:柘植めぐみ、こあらだまり、黒田尚吾
 

■SNEブースへようこそ!

 ブース担当のこあらだまりです! 
 個人的にはかなり久しぶりのゲームマーケット秋ということで、当日はとっても楽しみに、ブースへ向かいました。インスタ映えするとの評判だった入場口のゲート。ここをくぐると一層ワクワクしてまいります。



 ブースにつくと、目の前には段ボールの箱の山が。いつものイベントよりも高く、大きく、そびえ立っています。
 それもそのはず。今回のゲームマーケットは土曜日と日曜日の2日間開催!
 ゲームや雑誌もふだんの倍……とまではいかなくても、かなりの数になります!

 慌ただしく準備を進めるうちに、10時の開場アナウンスが流れます。
 われわれグループSNEの今回のブースは、
F008という比較的奥まった場所です。入り口から遠いのかなと思いきや、初日の入場は奥のシャッターからといこともあり、開幕時の賑わいを見る事ができました。



 けして走らず、でも若干早足になっている来場者の皆さまの心は、すでにお目当てのゲームでいっぱいの様子です。
 グループSNEにも、ぼつぼつお客様がいらっしゃいますが、まだそこまで忙しくはありません。開幕はそこまで企業ブースは混みあわないとのこと。私もポチポチとボードゲーム班のツイッターに投稿などしています。

 しかし、30分後。
 ブースにはひっきりなしにお客様が!
 思わず写真を撮り忘れ、つぶやき投稿の手が止まるほどです。



 今回は
「GMマガジンVol.2」「TtTマガジンVol.5」が先行発売。
 GMマガジンはイベント限定のクリアファイルもついて、お得な内容となっていました。



 ボードゲームも厳選されたラインアップをご用意。
 アメリカから上陸の、不条理でおバカなゲーム「テストプレイなんてしてないよ」は、現在品薄ということもあり、1日目にはほぼ完売。2日目に入って来た少数も早いうちに完売となりました。





 ひたすらにラッキー博士殺害を目指す「キルDr.ラッキー」は、19.5周年記念の完全版! なぜ20周年じゃないんだ! というツッコミと共に手に取る方が多かったです。



 ドイツゲーム大賞(上級部門)を受賞した話題作
「EXIT 脱出:ザ・ゲーム」も、荒れはてた小屋、ファラオの玄室、秘密の実験室と3作がそろい踏みです!
 さらに、試遊卓では
「極秘のプレミアショー」をお楽しみいただきました。

 その他にも、TRPG版が12月20日に発売される
「ブラインド・ミトス」や、お金を交換してどんどん増やすライナー・クニツィア作「マネー」。根強い人気の「ブラックストーリーズ」シリーズが注目でした。


■一方そのころ会場では……

 ゲームマーケット2017秋、他のブース記事は黒田尚吾が担当ということで休憩時間を利用して色々見て回ってまいりました! 今回は二日開催という事で、様々なブースが立ち並び多種多様な作品が出展されました。

 まずはサークルSaashi & Saashi
『ブレンドコーヒーラボ』
 焙煎したコーヒー豆を配合して美味しいブレンドコーヒーを作るというテーマのゲーム。システムはトリックテイキングでデザインがとてもスマートでクール
 最近の同人ゲームは本当にオシャレなものが多いですね。



 続いてはサークル「ボドまん
『かおつい☆リアクション』です。お題に沿った可愛らしい女の子の顔パーツを組み合わせるという内容で、ワイワイ楽しめるゲームとなっています。システムデザインは関西のゲームサークル「あおきのこGAMES、アートワークは漫画家綾乃るみ先生とSNEでもお世話になっている、ちゅぱみさんが担当。こういった様々なサークルが共同して作品を作るというのも近年多くみられるようなりました。




 こちらは今回のGameMarket大賞2017」受賞作品『8ビットモックアップです。
 毎ラウンド土地タイルを配置し、モニュメントを建て、神様に気に入られる国を作ることが目的。簡単で奥深いルールと、可愛らしく遊び心のあるアートワークが魅力!




 ゲームマーケットの季節になると嬉しいことがあります。それは
絶版のゲームがリメイクされて出展されるということ! 例えば今回は蒼猫の巣 出張所より出展された『ボトルインプ』! 変態トリックテイキングとして名高いゲームで個人的にも大好きな作品です。往年の名作が次々と世に復活する日本はボードゲームに恵まれていると実感しました!



ノスゲム
『コリント』。玉を落としてどこに落ちたかを予想し、個人ボードに配置するゲームなのだとか。コンポーネントは全て手作りで今回は試遊のみでしたが、そのクオリティは唯一無二! 少数生産で近々ゲームマーケットに出すそうです。こういったゲームを見つけるのもゲームマーケットの楽しみのひとつですね。



 今回ブースを回って感じたことは、日本ってボードゲームに恵まれているんだなってことでした。エッセンの新作は並んでるし、国産のボードゲームも増え続け、日本人デザイナーがどんどん世界に羽ばたいていっている、素晴らしいじゃないですか!
 次の関西ゲームマーケットではどんなゲームに出会えるのか今から楽しみですね。


■「TRPGフレッシュフェス」コーナー

 すでに恒例となったTRPGコーナー。夏の「TRPGフェスティバルプロジェクト」の一環として「TRPGフレッシュフェス」と名づけられ、2日目に開催されました。



 回を追うごとに卓数も増え、今回はなんと
24卓! そのほとんどがセッションを複数回行うため、延べセッション数は80をゆうに超えました。

 驚くのは、そのすべてに参加者が列をなしていたこと。お目当てのタイトルがある人もいれば、「TRPGってなんだろう」と体験目的でいらした人もいました。
 気軽に遊べる30分卓では、The FIFTEEN』『のびのびTRPG ザ・ホラーなどが遊ばれていました。
 60分卓では『クトゥルフ神話TRPG』をはじめ、『コード:レイヤード』『デッド・ラインヒーローズ』など数々のタイトルが取り上げられました。

 わたし、柘植めぐみも『トンネルズ&トロールズ完全版』を引っ提げて参加! 2回のセッションに参加してくださった8名のうち、なんと6名が「TRPG初心者」! みなさんダイスを振る手も初々しく、本当に「フレッシュ」なプレイを楽しむことができました。とても仲がよいので「友だちどうし?」と訊くと、「いえ、みんな会ったばかりです」との返事。たまたま同じ卓についたメンバーが意気投合して冒険に立ち向かえるのも、TRPGのよいところですね。



 グループSNEの石野力も、『ゴーストハンター03』をプレイ。60分という短い時間にかかわらず、みなさんじっくり考えを巡らせて謎を解決に導いたようです。

 本格的なセッションを味わいたい人のためには、150分卓を用意。『DARK SOULS TRPG』『ソード・ワールド2.0』など、グループSNEのタイトルも並んでいました。

 そのなかに、発売直前の『ブラインド・ミトスRPG』も登場! GMはこあらだまりが務めました。ちょうど製品情報が出始めたタイミングだったこともあり、あっという間に希望者で埋まったとか。みなさん、ワクワクしながら自分の象徴体を決めていたようですよ。



 ボードゲームもTRPGも同じ「ゲーム」。どっちも面白い! と気づいてもらうよい機会だったと思います。そんな手ごたえを感じた1日でした。


■あっという間の2日間

 今回は、ブースに来てくださった方も多く、2日目には「GMマガジンVol.2」や「テストプレイなんてしてないよ」、「キルDr.ラッキー」が完売でした。試遊もスタッフに余裕ができしだい全力で回していくほどの盛況でした。
 さすがは2日間開催……! 
 来場者の数も公式発表で1日目10,000人2日目8,500人と以前より格段に増えていたとのこと。
 SNEメンバーみんなが、たっぷりゲーマーズパワーを受け止めた2日間でした!



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