Group SNE
News
About SNE

Products

User Contents
  ●著者インタビュー
●イベントレポート
●リーダーズサーカス
●エッセイ
●TRPGリプレイ
Link
indexに戻る
 
TOP > ユーザーコンテンツ > イベントレポート > JGC2010-3
←前のページ JGC2010目次


JGC2010レポート


■物販ルーム■

 ――過去、ここ
物販ルーム<千鳥>“楽園”と謳う人がおりました。
 私も断言します。ここ、楽園!

 左を向けば本の山、右を向けばサイコロの山、あっちにはボードゲームの山があって、こっちにはグッズの山と目が泳がずにはいられません。
 前を歩く人の紙袋にはJGC先行発売の最新作の本がぎっしり! 横で談笑している人は物販ルームで購入したグッズを身にまとっている!

 逸る思いを落ち着かせながらお財布を握り締めた私。
 実は私、JGCで必ず購入しようと思っていたものがありました。それは――アナログゲーマーの命、
サイコロ
 せっかくならたくさんの種類から選びたい! という贅沢な欲求を携えて、いざ物販ルームに向かったはいいのですが――

 

 多すぎて選べない……!!
 あれも可愛い、これも可愛い、と悩んでるうちに、戻ってお財布の中を見てみたら予定の額の倍のお金を使っていました。ら、楽園恐るべし……!!

 そんな“楽園”
物販ルーム<千鳥>、物を購入する以外にも当日参加OKの体験卓がいくつかあり、常に人で溢れ返っておりました。
【ドラゴン帝国フェスティバル in JGC2010】も物販ルームに置かれた体験卓の一つ。
 邪魔にならないように覗いてみると、やっていたのはモンコレミニ大会!


 
ランブルファイト形式で行われ、最大15勝した人もいたとか!
 モンコレを初めてやるという人にも立ち寄っていただき、その日にミニ大会に参加というつわものまでも!
 10戦全勝した人も現れ、会場は大変盛り上がっておりました。


 毎年恒例の笠井商店は、相変わらず趣味の良い品がずらり!


 普段目にできない海外の品物に、思わず目を奪われます。
 お洒落なアクセサリーを取り扱っているからか、それとも入口に一番近いからか、どうやら笠井商店付近は恋人たちのいちゃつきスポットとなっていたとかいないとか。
 くっ……ぜひ次回は
“恋愛成就アイテム”の入荷をお願いします、笠井さん!!

 おや? 笠井商店の隣にあるのは、もしかして……


 9月24日発売のキネティクノベル
『ソード・ワールド2.0リプレイ たのだん 〜いにしえの船を追えっ!〜』のポップだ! パッケージ、初めて見たー!!

 先行発売のものから近日発売のもの、そして海外からの輸入品など、JGCだからこそ手に入るものが溢れており、一般参加者も入場可能な物販ルームは、まさに
“アナログゲーマーの楽園”である、と実感いたしました。


■銀誓館学園 〜ゴーストトーク〜■
<3日(25:30〜26:30)>


 夜も更け、時刻はちょうど丑の刻。……ですが、まだまだ次のイベントへと足を運ぶ参加者の皆さん。日付変更線を越えてからもイベントがあるのが、宿泊型イベントであるJGCの醍醐味でもあります。


 その中の一つが、毎年恒例となっているらしい“真夜中の怪談トーク”こと
【銀誓館学園 〜ゴーストトーク〜】
 前半は
『シルバーレイン』“トークショー”と普通なのですが、後半は、参加者自ら自身の持っている怪談話を披露する“怖い話”の時間になっております。


「毎年毎年、トークショーがおまけって感じるくらい後半が素晴らしい。寧ろ、そっちメインじゃなかろうか」

 マイクを握ってそう話すのは
『シルバーレイン』監修者・友野詳。他、テーブルを飾っているのは、PBW版『シルバーレイン』を運営しているトミーウォーカーの上村大社長七海真砂さん、そしてSNEの篠谷志乃田辺あひる安道やすみちという豪華な面々。
 後半がメインと謳う友野さんですが、前半ではJGC2010で先行発売された新サプリメント
『幽世奇談』のお話を中心に、シルバーレインプロジェクトの裏話などここでしか聞けない話をたくさんしていただきました。

 

 こうしている間に人はどんどんと増え続け、アンケート用紙が先に切れてしまう事態に! 席も空席を探す方が一苦労というほどの人数に、思わず現在の時刻を忘れてしまうほどです。
 さて、そのアンケート用紙、『シルバーレイン』に対する質問はもちろんのことですが、後半の題材となる自分が体験した
“怖い話”を書くスペースが設けられております。
 イベントの途中でそのアンケート用紙を集め、その中でSNEメンバーやトミーウォーカーの皆さんが気になった内容を書いた本人にマイクを通してお話してもらうのが、後半の“怖い話”。


 え、参加者の皆さん、本職は語り部なの? と、いうくらい、全員話が上手い……!
 図を書いて説明しながら話す人や身振り手振りで説明しながら話す人など、皆さんの多種多様なトーク術に思わずまたたきをすることも忘れて聞き入ってしまいました。
 今回は、命に関わる不思議な話がとても多かったです。付いた副題は
“九死に一生スペシャル”。皆さん生きていて何よりです。本当に。

 SNEの分室には夜中にA田さんの声でT植さんの姿をした女性が出るという話も友野さんの口から語られ、初耳だった私は参加者の皆さんと一緒に爆笑……いやいや、恐怖に駆られておりました。会いたいけど、会いたくない……!

 友野さんに「良い話だ」と言わせてしまう良質(?)な怪談トークは深夜まで続き、SNEきってのいじられ……あ、いや、愛されキャラ・安道やすみちの締めで、閉幕いたしました。

 なお、シルバーレインプロジェクトにも、【銀誓館学園 〜ゴーストトーク〜】やJGCで行われた『シルバーレイン』関連のイベントについて友野さんがまとめたレポートがありますので、併せてお楽しみにください。
 ついでに、友野さんの悲鳴はタイミングや声の大きさ・高さといいプロ級でした。私、友野さんの近くにいたら、きっと心臓が口から飛び出たと思う。


■田中公侍の深夜のゲリライベント■
<4日(25:00〜27:00>

 歩き疲れて関係者控え室もとい休憩室を覗いてみると、熱心に何か作業をしていらっしゃる田中さんの姿が。
 お、コンベンションの準備かな!


田中 「いや、
深夜のイベントの準備を

 ん?
 9月4日、田中さんが出るイベントは、パンフレットでは【グループSNEコンベンション】【ソードワールド2.0トークショー】のみ。

 田中さんが出る予定の深夜イベントは特にないはず……でしたが、4日の4階会場ロビーでこんな張り紙を発見!


 昼間はトミーウォーカーさんが
『エンドブレイカー!』のオフ会で使用していた3階特設ルームを、深夜の時間帯だけ貸していただけるとのことで実現したこのゲリライベント、気づかなかった方も多いのではないでしょうか。

 さほど告知も行ってなく、時間も時間だしそんなに集まらないかも……と、思っていたのですが、ゲスト含めて30人もの人が集まり、とても盛り上がっておりました。


 内容は、チームに分かれて各々がコマとなり、カードで競り合って5つの領土を多く所有したチームが勝利という、
ボードゲームをライブRPGにしたようなゲームです。
 数ラウンド行った合計点で順位を出した結果、一位はトミーウォーカーの上村社長のいるチーム、二位が友野さんのいるチームでした。
 ゲーマーの意地を見せた結果となりましたが、どうやら勝利はお二人の力だけではなさそうです。

 田中さんご自身 「今後もやっていきたい」 とのこと。来年はロボットゲームなんて話も!
 ゲスト側(SNE側)と共闘するもよし、逆にゲストを叩きのめすために参加するもよし、次の機会も楽しみな企画です。


■ぶらりJGC探検隊 Part.2■

 昨年のJGCの閉会式にて、鈴木先生が「ゲストの皆さん、来年は全員、コスプレして来るとのことです!」と発言したそうですが、残念ながらコスプレをしている方はまちまち。

 しかし、それを補完するかのごとく、SNE期待の新人、
ベーテ・有理・黒崎連日素敵な格好をしておりました。


 あれ、普通の姿の写真がない……? あ、一つは違いますね。うっかり。

 こんなにも武器が様になる人は、なかなか見ない……と、思っていましたが、


 予想外にも、良くお似合いでした……!



■閉会式■
<5日(17:00〜17:30)>

  楽しい時間はあっという間に去り、残すは閉会式のみ。
 最終日は、宿泊客はチェックアウトしてからイベントに参加しなければならなかったので、荷物を預ける“手荷物預かり所”という場所が設置されたのですが、その荷物を見て改めて参加人数の多さにびっくりしました。


 なんと来場者数、宿泊人数
1656当日参加人数450合計で2106人! 日本最大のアナログゲームの祭典という二つ名は伊達じゃない……!
 富士見書房
村川忍さんは、マイクを握ると、「こうしてゲームは語り継がれていくのだと感じました」と、感慨深い様子で語りました。


 次にマイクを渡されたのは、
友野詳。そして始まるは、「RPG教養講座」


「――神話とは、愛や願いを形にしたもの。夢の結晶とでも申しましょう」

 ゆっくりと、物語を聞かせるような優しい口調でそう始めた友野さん。
 この
「RPG教養講座」は、日本の昔話や歴史的な出来事に少し小話を絡めた、ここ数年のJGC閉会式ではお馴染みお時間だそうです。
 何やらロマンチックな入り方ですが……

「………つまり、ゲームと同じだって!」

 と、ここからはいつもの友野節が炸裂し、
「プロメテウスが初めてファイアーボールを使ったPC」やら「天岩戸のエピソードは、世界最初のコンベンション」と次から次へと止め処なく出てくる話に、いったいどこにカンペがあるのかとキョロキョロしてしまいました。え、ないの!?

「世界が終わりそうになったら、誰か《PC1》になって救いにいけよ!」

 と、友野さんから檄が飛び、会場の猛者たちに交じって私も拍手で応えました。


 そして、終わりの時が。
 開会式から再びガンダルフ……もとい“銀”ダルフ・
鈴木銀一郎先生がマイクの前へと立たれました。




「 来年も会おうぜー! 」
「「 おーーーー!! 」」

「 JGC2011で会おうぜー! 」
「「 おーーーー!! 」」


必ず会おうぜー!

「「おーーーー!! 」」




 また来年へと思いを馳せつつ、こうして、我々アナログゲーマーの夏が終わりました。

 今年初めてJGCに参加するという人が多く見受けられた、JGC2010。
 気になるけれどまだ参加したことのない方、ぜひ来年の夏お会いしましょう!




←前のページ JGC2010目次

TOP