Group SNE
News
About SNE

Products

User Contents
  ●著者インタビュー
●イベントレポート
●リーダーズサーカス
●エッセイ
●TRPGリプレイ
Link
indexに戻る
イベントレポート
TOP > ユーザーコンテンツ > イベントレポート > JGC WEST04
←前のページ イベント目次 次のページ→


JGC WEST04 レポート

3月13日(土)
大阪南港にそびえ立つコスモスクエア国際交流センター。今からここで、熱く楽しいゲームの祭典が始まります。
 会場に入ると、廊下の隅の机では早くも鈴木銀一郎先生がモンスター・メーカー・リザレクションをやっていらっしゃいます。かと思えば、スタッフ控え室でもボードゲームを広げようとしている人が……。皆さん、やる気満々ですね?

開会式
 開会式が始まるのは12時から。けれども、それまで控え室で座っているのももどかしく、ちょっぴり早めに会場へ足を向けました。
 すると、そこではもうすでにお客さんがゾクゾクと集まってきていました。やっぱり皆さん、開会宣言が待ち遠しいんですね。あぁ、早く始まらないかな?
 そう思っている内に、ゲストの皆さんが集まってきます。我らがボスこと安田均も笑顔でイスに着きました。さあ、いよいよJGCウエスト04が始まります!
 開会にあたり最初の挨拶でマイクを握ったのはボス。

ここに集まった僕たちはゲームのスタープレイヤーだ!

 と、皆さんの拍手を浴びるも、本音がぽろり。

早く、皆と遊びたいです

 続いて挨拶をのべられたゲーム出版懇話会青柳さんも、

いよいよはじまりました。いっぱいゲームを遊びましょう

 と、やる気満々。



 もうこれ以上、待ちきれません! 最後はいつものように、ゲームの大御所鈴木銀一郎先生に儀式を行なってもらわなくては。

ゲームで遊ぼうぜー!

おーっ!

 会場を揺るがすほど気合いの入った声! ついに始まったJGCウエスト04、めいいっぱい遊ぶぞーっ!


富士見セッション・ルーム(前半)
 時刻は13時。これからどんどんイベントが始まっていきます。SNEのメンバーが一番に出発したのは、富士見セッション・ルーム13時から24時まで11時間に及ぶイベント時間を前半・後半に分け、合計12卓のセッションが行なわれました。

 昨年9月に刊行された新TRPG『六門世界RPG。待望のサプリメント『迷宮都市メルラルズJGC WEST04で先行発売される注目の作品。できたてほやほやの製品版で、こころゆくまでみなさまに楽しんでいただきます。

 また、新リプレイで新たな読者を獲得しているソード・ワールド4月文庫版『ソードワールドRPG ベーシック、つづいて同 ガイドブックシナリオ集短編集と、RPG長寿番付(?)上位をねらって快進撃をつづけています。

 そしてガープス14年つづいたルナル・ワールド月に至る子3でいったん幕を閉じましたが、シェアード・ワールド『百鬼夜翔は快調に版を重ねており、には翻訳サプリメント『ガープス・グリモア(仮題)の刊行が予定されています。

 さらに、イベント開始の挨拶では、友野詳

7月にはまたルナルの新しいリプレイ・シリーズを始めますよ

 と、堂々宣言。おおお、またまた新しいルナルの冒険譚が読めるのですね! 今度はジャナストラ大陸が舞台になる様子。新シリーズはTRPG専門誌『Role&Roll』7号から連載が始まります


 では、さっそく話題満載の富士見セッション・ルームのもようをお伝えしたいと思います。


 まずはガープス・ルナルのGMは、長年ルナルのプレイヤーとして作品に関わってきた柘植めぐみ月に至る子』で人気を博した」のお方のお力になるため、プレイヤーたちは大海原へ船を漕ぎ出すのでした。
 セッションのご感想は?

柘植「このセッションで初めて、宣言したクリティカルを出せたの。1、1、1って! でも、出したことで流れが変わったわけでもなかったんだけどね(苦笑)」

 クリティカル宣言の実行だなんてカッコいい! きっと大盛り上がりなセッションだったんでしょう。
 後半にGMを務めた友野さんはどうでしたか?

友野「俺がやった卓でも「」のお方で盛り上がったなぁ(笑)。一応、「」のお方とは別の人間に仕えるシナリオもあったのに」



 でもそれは、皆さんから『月に至る子』が愛されている証拠ですよね。
 今回、セッションを行なうに当たって、小道具を持参。それはボードゲーム『エントデッカー。もともとこのゲームはを舞台に遊ぶのですが、そのゲームタイルを利用して遊んだようです。覗けば、また1枚、タイルがめくられていました。

 "タイルをめくる"といえば、ソード・ワールドのセッションでもマップ上のタイルがばんばんめくられていました。こちらは既存のボードゲームセットではなく、HPではゆうみんでおなじみの森本有美お手製マップを使っていました。
 今回は、ターシャスの森(あのイリーナたちも冒険に出かけている、オーファンの近くの森です)を探索していくシナリオ。探索すると、その地点のタイルをひっくり返して探索後のイラストが現れます。目的地までの長い道のりには、昔なつかしのソード・ワールドのネタが散りばめられていて、探索すればするほど楽しい清松みゆき渾身のシナリオです!
 GMには清松みゆき秋田みやび森本有美、新人の中山宏太。広い森の探索、皆さん迷子になってましたか?

清松「それが結構、すんなりと目的の物を見つけちゃうパーティが多かったなぁ」



 それはもったいないですねぇ
 秋田さんの卓でどうだったのでしょう?

秋田「うちの卓はちょっと時間が押しちゃいましたが、代わりにアレのところに唯一たどり着きましたよ」

 アレ……と、言うのは?

秋田「ターシャスの森に住む正義に目覚めたちびっこたち……」

 あ! あれでね(笑)。ネタ満載なターシャスの森に迷った冒険者たちに、大好評だったようです。

 "マップ"といえば、川人忠明がGMを務めましたガープス・百鬼夜翔。こちらは机の上にどどーんと大きな地図が広げられていました。それも、本物の徳島県の地図。今回のシナリオは徳島県が舞台だったんでしょうか?

川人「うむ。今回は徳島県へ行って、安徳天皇を復活させようとする平家の亡霊の陰謀を阻止するシナリオだったのだ」



 なるほど。それで地図を広げていたのですね。
 それにしても本当に大きな地図で、プレイヤーの皆さんも興味深々で覗き込んでましたよ。

 そして六門世界RPG『迷宮都市メルラルズ』ダンジョンもぐり明日(3/14)のお楽しみとして、この日は通常のシナリオが遊ばれました。GMはモンコレや『六門世界RPG』のゲーム・デザイナー加藤ヒロノリと、サポート担当大塚衛門です。



 シナリオの舞台となったのは、ドワーフたちが住む地下都市。そこは土のエレメントの力が強力すぎて、壁の側面や天井でも歩けてしまうという重力が捻じ曲がった場所。その不思議なトンネルをプレイヤーたちは冒険していくのですが……?

大塚「急に重力の向きが変わったりして、何度も転倒判定をさせられるんです。敵モンスターは側面歩行ができるやつばっかりでしたが」

 それは意地悪……もとい、難しいシナリオですね。一風変わったダンジョンの冒険に、プレイヤーの皆さんは面白くも苦労されたのではないでしょうか?

ガープス・グリモアガープスの新シリーズ体験版。GMを務めた黒田和人が現在、鋭意翻訳中です。
 ……と、言いつつ、実は私はガープスに詳しくないのです。『ガープス・グリモア』って、どんな本なのでしょう?

黒田グリモアは、ガープスの呪文集。SF向きな変わった呪文がたくさん載ってる上級マジック本のことやねん

 へぇ〜。SF向きな呪文って、例えばどんなものがあるんですか?

黒田例えば、腕がドリルになっちゃったりする

 ドリル!? それは確かに変わった呪文……。セッションでも、とってもウケたようです。何でも"ドリル好き"という特徴を取るプレイヤーが2人もいたとか。
 このガープス・グリモアは6月発売を目指して、現在も作業を続けております。原文翻訳に追加して、グリモアだけでも遊べるように簡単なワールドデザインも掲載する予定。かなりお得な一品に仕上がるはずです。完成品が皆さんの手に届いた時には、どうぞ摩訶不思議呪文で大暴れしてください!



 11時間に及ぶ長いイベント時間でしたが、明るい声に包まれて最後まで楽しんでいただけたようです。ご来場ありがとうございました。


モンスター・コレクション2 『聖王の刻印』発売記念大会】
 312会議室で行われたのは、このJGCウエスト04で先行発売された聖王の刻印』ブースター・パック発売記念大会です。
 今回の目玉ユニット群は、ライカンスロープ! 聖エルド教ヘルボーン連合の勢力争いに新たな顔牙の会の出現です。たくさんのニューカードに、皆さんのデック製作魂を刺激されたのではないでしょうか?
 レフリーを担当していたディベロッパー杉浦武夫と、日高卓に新しいセットについて話を聞いてまいりました。

杉浦「今回は、エルドブロックの充実が狙いです。これでデックのバリエーションがさらに広がると思います」

 このセットでは、アイテム・スペルカードからもスロットに配置できるという珍しいカードが増えましたよね。あと、新しいタイプも……。

日高「僕個人としては、タイプ:ナイスバディがオススメですね」

 は? ないすばでぃ?

日高「アイテムに付いてるタイプなんですが、名前からわかるように、とってもオススメです」

 な、なるほど。うーん、そーいう個人的オススメなら、藤澤としてはエルバニーを推しますね。モンコレでは珍しい和風の美麗イラストに目が引かれます。



 大会の方は、いつものように熱い戦いを繰り広げられていました。卓上を覗くと、やっぱり目玉の種族:ライアンスロープがたくさん使われていましたよ。
 試合は、ノーマルデック戦と、シールドデック戦の2種類。入賞者はこちら↓



   1位:よーどーさん
   2位:3000さん
   3位:TOMMYさん


   1位:ユウクリッドさん
   2位:酢婆流さん
   3位:ぷにちゃさん


 入賞おめでとうございます! 賞品でゲットしたカードたちも、今後の戦いに大いに活躍させてくださいね。


【ヤスティと遊ぼう】
 14時からは211会議室ゲリラ的にイベントを開催しちゃいました。内容はイベント名の通り、ボスとボードゲームを遊ぶ企画! SNEは様々なボードゲームを持っていきました。

 まずは「これは燃えるに違いない!」と胸をはって持ち込んだワールド・カップ・サッカー
 これは「サッカー」のゲームではなく、「ワールドカップ」もしくは「オリンピック」のゲームなんです。サッカーをするのではなく、どこの国が勝ち残るかで遊ぶんです。ちょっと珍しいですよね。しかも、最大24人まで同時に遊べちゃうというダイナミックさ! この時は16人で対戦して、オリンピック版を遊んでいました。
 実在する国のサッカーチームがトーナメントで競うのですが、上位に残ったのは熱い声援を受け続ける日本。やっぱり思い入れがありますよね。このまま優勝か!……と、思ったものの、優勝カップはドイツに持って行かれてしまいました。……残念。
 珍しいゲームで、プレイヤーも観客もたくさんいて、とっても盛り上がり、すごい歓声でした。



 騒ぐゲームの次は、頭を使うゲームサンチアゴ(Santiago)
 これもまたボスのオススメで、見かけたら買え! 遊べ!と、熱弁しています(笑)。

ボス「これは、ボードゲーム界ではあまりに有名なあの『アクワイヤ(Acquire)』を簡単にしたようなもので、交渉やプレイヤー間の戦略的結託が面白いゲームなんだ」

 プレイヤーはそれぞれプランテーションを作り、作物を育てていくのだけれど、畑には水がないと駄目。水路を引くにも、畑をつくるにも、お金を賭けてセリをしないといけないのです。だから、「僕もこっちに畑を作るから、一緒にこっちへ水路を引こうね」と、目で合図したりします(笑)。



ボス「とにかく交渉が楽しい。それもクドすぎず、あっさりしているので遊びやすい。最終的に水路の方向を決定できる水路の番人は、悪代官な気分になれて面白い! ぜひ皆さんにも遊んで欲しい!」

 と、言うことなので、見かけたらチェックしてくださいね。


 3つ目のゲームは七つの印(Die seiben siegel)
 これは、トリックテイキング・ゲームの最新作。トランプゲーム『ハーツ』『コントラクト・ブリッジ』などが好きな人にはオススメ。


 続いてのゲームは、ダイスを振って曲芸飛行をキメよう『ラッキーループ(Lucky Loop)
 プレイヤーはパイロットになって見事な曲芸飛行を披露するのですが、その成功度は六面ダイスで決定します。高得点をゲットできるピッタリなダイス目を振り出せるか? あなたのダイス運が問われます! 参加者たちは気まぐれなダイスの神様に振り回されて、悪戦苦闘している様子でした。


 そして、最後は喋るボードゲーム『アーサー王(King Arthur)
 伝説の剣エクスカリバーをめぐって、騎士たちが冒険するゲームなのですが……。この時、騎士のコマと、ボードにかかれた行動アイコンに触れると、なんとボード(内臓コンピューター)が喋るんです! けれどもドイツ語なので、聞き取るのも一苦労(というか、不可能?)で、実際にはプレイできませんでした(泣)。いつか日本語版が出たならプレイしたいですね。



 プログラムにも載っていないイベントでしたが、たくさんの人に遊びに来ていただけて、スタッフ一同喜んでいます。また、一緒に遊びましょう!


【ゲヘナ サプリメント第2弾発売記念イベント】
 ダイス振り放題な戦闘システムと、アラビアン・ダークな世界観が話題を呼んでいます。去年の秋に発売された、新作RPG『GEHENNA
 すでにサプリメント第1弾『煉獄彷徨』も発売され、好評を得ておりますこの作品。今回のJGCウエスト04では、早くも登場したサプリメント第2弾『人魔饗宴』が先行販売されたんですよ。

 その発売を記念して、214会議室では14時から3卓のセッションが行なわれました。GMを担当したのは、ゲヘナの監修者・友野詳システムデザインを担当している田中公侍。そして、夏にはゲヘナのリプレイ集を発表する予定の三田誠の3名です。(世界観担当の小川楽喜は、体調不良のため残念ながら参加できませんでした。申し訳ありません)

 今回は2つのコースをご用意しました。1つはゲヘナ初心者のための体験コース。担当は友野詳です。40人の盗賊退治を頼まれ、向かった先で享受者たちが見たものは……っ!

友野「40人の盗賊ってあたりが、アラビアン・ナイトな雰囲気で、ゲヘナらしさが出てたと思う。でも、その後の展開はまた違った味があるんやけどなぁ」

 友野さんがにやりと笑います。そう言われると、気になっちゃいますよ〜。
 ……と、そんなあなたに朗報。このシナリオは、『人魔饗宴』のアンケートはがきを送ってくださった方に、抽選でプレゼントされる予定。ですので、はがきを捨てるのはもったいないですよ。ご応募お待ちしております!

 もう1つのコースは、経験者に向けたもの。こちらでは早速『人魔饗宴』で追加されたルールやシステムを扱うシナリオで遊んでいただきました。

田中「この験者用コースでは、皆さん『人魔饗宴』を購入してから参加してくださったんです。ありがとうございました」



 確かに、私も写真を撮りにお邪魔しましたが、席に着く皆さんの手の中に『人魔饗宴』がありました。こういう場面を見るのは、嬉しい限りです。
 この『人魔饗宴』では新しいアーキ・タイプや技、魔法が追加されています。

三田「僕の卓では、特に冥極刀と愧拳術、それに黒沙術が受けていました。『このデータをもっと使い倒したい!』と、なかなかの評判でした」

 新しいデータが現れると、やっぱり試してみたいものです。ぜひ、隅から隅まで遊び尽くしてくださいね。

 シナリオの内容は『人魔饗宴』で登場する言論都市ウァスに迫る危機をめぐって、最強享受者たちが立ち回るシティ・アドベンチャー。ですが、こちらも詳しい内容は、ごめんなさい、秘密です。現在発売中の『Role&Roll』5号に掲載されていますので、ぜひそちらでご確認ください。残念ながらJGCウエストに参加できなかった皆さんも、どうぞお友達と遊んでくださいね。

 セッションが終わった後は、製作スタッフによるサイン会も。私は見に行けなかったのですが、こちらも楽しい時間になった模様。あぁ、写真撮りたかったなぁ……。


【ライブRPG 六門コロシアム】
 六つの門に閉ざされた大地、六門世界。その世界の覇権を手に入れようとする者たちがいた。
 中原の大国サザンの聖王・ケイガー南方の大帝国ソラステルの皇帝・ヒロノリ。そして西方の港湾都市ウォーレスを治める女大公・マリアンヌ。彼ら3つの勢力は、今にも戦火を吹かせようとしていたが、大召喚術師ヤスティの提案により、平和的代理戦戦争が行われることになった。代表に選ばれたサモナーたちは、世界各地へおもむき善行を積む。その評価をもとに、覇権を手にする者を選ぶのだ!

 ……と、ゆーわけで。JGCでは目が離せないビッグイベント、ライブRPG。プレイヤー自らが会場内を歩いてクエストをこなすというこのイベント、今年は『六門世界RPG』で行なわれました!
 ホテルの7階から13階までどーんと贅沢に使い、遊び回った4時間に及ぶイベントは、最後の最後まで熱気と歓声に溢れて大盛り上がりでした。

詳しいレポートはこちらへ


《会場散歩 その1》
  ライブRPGも終わって、ほっと一息。もう物販も閉まってしまい、藤澤はふらふらと会場中を歩き回っていました。

そのときのようすはこちらへ


モンスター・コレクション2 エキスパート・レフリー・チャレンジ】
 JGC会場は夜も眠らずにぎやかな声が響いているのですが、たくさんのイベント会場から少し離れた所にある202会議室はとっても静か。これから始まるレフリー試験に、皆さんちょっと緊張気味な様子でした。テストが始まる前にこっそりとお邪魔して写真を取りに行きましたが、とても長居できそうな雰囲気ではありません。
 そう思って、いつもじっくり見物できず、詳しくレポートできなかったのですが、今年は違います。今年はSNEからも1人、受験者がいたのです。試験が終わった後、早速その受験者、新人・中山宏太に話をききに行きました。新しいモンコレ班のスタッフとして勉強のために受験したとのことですが、エキスパート・レフリーの試験って受けていてどうでしたか?

中山「エキスパート・レフリーになろうと思ったら、まずノービス・レフリーの資格がないとダメなんです。試験問題の中には、実際にレフリーを経験していないと難しい問題があるので、レフリー慣れしていないとつらいかもしれません。試験を受けた感想としては、学生時代のテストを受けているような感じでした」



 試験内容は難しく、今回も合格者はたったの1名。これは10倍以上の倍率です。エキスパート・レフリー資格取得の難しさが感じられます。
 ちなみに、中山も3点足らずの不合格だったそうで、惜しい点数でした。来年こそは取得したいですよね。今回、合格を逃してしまった皆さんも、次こそは!


【ゴースト・ハンターRPG02 真夜中のセッション】
 JGCの夜といえば、コレ! 恐怖判定が大好評の『ゴースト・ハンターRPG02』です。
 今回のシナリオは、JGCウエストということで京都を舞台にとったシティ・アドベンチャー。シナリオの中に登場するのも、京都ならではのものばかり。幽霊の舞妓さんや、怪しい坊主など、想像するだけでもヒンヤリしてしまいます。



ボス「京都の情緒溢れるシナリオを、関西圏以外の人にも楽しんでもらえて良かった。でも、この時周りが異様な空気で少しのどを潰してしまった。風邪をひきそうになったんかなぁ? セッションも11時からで、夜中に遊ぶ体力がなくなってしまったよ。トホホ」

 と言うことは、かなり力の入ったセッションになった様子。……それとも、そこに何かがいました……?
 そんなセッションで遊ばれたシナリオには、怖〜いNPC・お義母さんも登場しました。息子に対する過剰な愛情のあまり、生霊となってプレイヤーたちの前に現れるんです。女の執念は恐ろしい……。もちろん、GM側としてもこのお義母さんはぜひとも登場させたいNPC……なんですが、生霊で現れる姿があんまりにも怖くて、実際にお義母さんのもとへ向かったパーティは少なかったようです。残念。
 ちなみに、一番お義母さんのロールプレイが上手だったのは黒田さんだったと聞きましたが?

黒田「えぇ!? 僕ですか!?」

柘植「テストプレイの時には『こんなロールプレイ、上手にできるかなぁ』って言ってたのにねー(笑)」

 そんなこんなで盛り上がったゴースト・ハンター。夜中に遊んでみていかがだったでしょうか?
 今晩、お義母さんが現れるのは、あなたの枕元かもしれませんよ〜?


【スーリエ・ルージュへようこそ】
 JGCの夜といえばコレ、その2! 百鬼夜翔トークホテル「スーリエ・ルージュ」へようこそ
 毎年恒例のこのイベントでは、SNEメンバーはもちろん、観客の皆さんにもマイクをとってもらって恐怖体験を語りあうトークショーです。今宵もどんな怪談話に花が咲くかと思いきや……飛び出すのは、特撮に登場する怪物の名前ばかり。……あれ?

友野「いやー、山本さんが一緒だと、ついそういう話になっちゃうんだなぁ」

 そう、友野さんのおっしゃる通り、この日は山本弘さんがゲストとしていらっしゃってくださったのです! SFや特撮モノが大好きなことで有名なお二人が揃うと、ついつい熱く語りあってしまうそうです。私も拝聴していたのですが……うーん、くど……げふげふ、あ、いえ、なんでもありません。



 もちろん、百鬼夜翔シリーズに関する話題もたくさん出ました。友野さん、山本さんの他にも、おなじみの作家陣――清松みゆき柘植めぐみ川人忠明が、それぞれ百鬼夜翔の持ちキャラの活躍予定をコメント。詳しくはネタバレになっちゃうので、皆さんのお手元に届くまで楽しみに待っていてください。
 すでに12冊も続くこのシリーズは、そろそろクライマックスに向けて物語に加速がかかっているところ。今後予定している、百鬼夜翔長編新しいリプレイ集、そしてゲストの山本さんも新たに一作書き下ろして、短編集に載せますという約束も。
 まだまだ目を離せないこのシリーズ、変わらぬ応援よろしくお願いいたします。

 ちなみに、このイベントの終盤に慌てて駆けつけたのは、北沢慶。別のイベントが引っ張って、ちょっぴり遅刻してしまったそうです。最後にマイクを持った北沢さんは、恒例の怪談を披露。けれど、お客さんからのお話を聞かせていただく時間はなくなってしまってごめんなさい。

友野「皆さんのこわ〜い話は、ぜひ夏のJGCで聞かせてください」

 とのことです。怪談の季節・夏に向けて、皆さんネタを仕込んでおいてくださいね!
←前のページ イベント目次 次のページ→

TOP