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JGC WEST04(2)



3月14日(日)
 2日目は当日参加のお客さんもたくさん遊びに来てくださいました。まだ9時にもなっていないというのに、入場受付開始はまだかと並ぶ人たちがズラリ! すごい数でした。
 これなら今日も、盛り上がりそう。もうすぐ2日目のイベントも始まります。またまたカメラを握り締め、会場中をうろうろして参りました。

【富士見セッション・ルーム】
 2日目の朝9時からは、昨日に引き続き富士見書房さんから発売されているRPGのセッションイベントが行われました。
 この日セッションが行われたのは、合計11卓。


 まずはガープス・ルナルを担当しましたのは江川晃清松みゆき

清松「出かけの戦闘からプレイヤーのアックスが折れたのが面白かったな(笑)」

 思わぬ惨事が起こって、卓はとっても盛り上がったとか。

 ガープス・グリモアは昨日とおなじ黒田和人がGMを努めました。
 もう一つのガープス卓武侠ウォリアーズの担当は友野詳。ハデに技を炸裂できる武侠ワールドで、「楽しく殴り合ってもらえた」と、ご機嫌の友野さん。

ソード・ワールドでは、午後のGMを柘植めぐみと、へっぽこ短編集で作家デビューしました篠谷志乃が担当。いずれの卓も順調に探索が進んでいたようです。
 午前のGM担当秋田みやび森本有美二人揃ってベトナム民族衣装のアオザイ姿

森本「だって、こういう時でないと着れないし」

 とのことですが、二人ともすっごくよく似合っていました。

 六門世界RPG、午前中は昨日に引き続き加藤ヒロノリがGMを担当。何か面白いエピソードはありましたか?

加藤「俺が寝坊したことかなぁ……」

 え!? ……そういえば、朝の挨拶の時に姿を見かけなかったような……? 出だしでヒヤっとしたものの、セッションは快調にサクサクと進んだ様子。
 午後SNEのボスがGMを務めました。



安田「ここでのメンバーは、皆RPGファンで、楽しくセッションができたよ。1人、モンスターをしたのだけど、野村っていう名前のノームがいたのが傑作だった!」

 ノームの野村くん……。ざ、斬新なネーミングですね。

安田「他にもドジなウィザードや、生意気なファイターと、皆キャラがたって良かったなぁ」

 それはまるでリプレイのようなセッション。いいなぁ、楽しそう〜。

 残る1卓は、『ソード・ワールド』の2D6システムを母体としたスクラップド・プリンセスRPG。GMは三田誠。初心者が多かったため、ルールブックの付属シナリオをアレンジして遊んだようです。プレイヤーたちは、強力な剣型魔導兵器を盗みだし、暗殺者集団に利用された騎士くずれを助けられるか!?



三田「『逆転裁判』風にフィーチャーした論争が受けました。暗殺者集団の攻撃を防ぎながら、騎士を説得しなければならないという状況では『論争システムってすげえ!』との声が漏れてました」

 と、『すてプリRPG』名物の論争システムが存分に楽しさを発揮したようです。

 このお部屋で、海へ出たり、森を迷ったり、様々な冒険を、皆さん存分に楽しんでいただけたかと思います。


【六門世界RPG 迷宮都市メルラルズ】
 JGCウエスト04で先行発売された『迷宮都市メルラルズ』の体験イベント
 このサプリメントは六門スタッフが自信を持ってお届けするランダム・ダンジョン・システムを掲載。これ1冊あれば短時間の単発セッションも、長〜いキャンペーン・セッションもできちゃうスグレ物です! このサプリメントにはカードがついていて、地形カードをダンジョンと見立ててめくっていったり、請ける依頼をカードでめくったりします。つまり、シナリオを作らなくてもお手軽にセッションができちゃうんです。全4階層まである迷宮都市、お宝目指して存分に潜ってくださいませ。
 この体験イベントでは、プレイ時間を分けて3つのコースをご用意しました。

 まずは、六門世界RPG未経験者でも簡単に遊んでもらえる「あっさりコース。GM担当は中山宏太でした。

 いっぽうプレイ経験のある方にのんびり楽しんでもらおうと用意したのがまったりコース。こちらは、午前と午後に分かれ、4時間ずつ遊んでいただきました。GM担当者はボス安田均大塚衛門田中公侍、そして午後からは加藤ヒロノリ北沢慶が加勢しました。

ボス「あのセッションの時、プレイヤーに騙されそうになってヒヤッとした。向こうがどんどん攻撃してくるもんだから、スペルのバックファイヤーで対抗してやろうとしたら、対抗の処理順番を言葉巧みに摩り替えようとしたんだ。危ない、危ない。時間中に1階層をクリアできて、気分も乗っていたから2階層にも進もうかと思ったんだけど、もう昼の1時で腹の虫には勝てなかったんや(笑)」



加藤「こちらの卓はいかにもRPG初心者ですという雰囲気の女の子2人。いかにもRPGバリバリっすよという雰囲気の男の子が2人。あとJGCに似つかわしくない(いい意味で)さわやか青年が1人。どうなるかと思っていたパーティだったけど、女の子の一人が「パーティの家計簿」に目覚めて、誰がなにをどのように使った出費(ナイト、1鉄壁修理費360Gとか)などを詳細にメモまでし始めたのがとても印象的だった。また、さわやか青年のナイトっぷりにも惚れそうになりました」



北沢「うちは、最初に遭遇したゴブリン一団にプレイヤーの皆がだいぶヨレヨレになってしまってた。ギリギリの戦闘が長く続いたから、あんまり探索の方に時間がかけられなくて、ちょっと残念だったかな」



 などなどお話を聞くと、様々な冒険が繰り広げられていたようです。

 残る1卓は日高卓がGMを務めたどっぷりコース。こちらはなんと朝9時からイベント終了17時まで、8時間ずっとプレイし続けるやりこみコースでした。

日高「8時間かけて、1階層を隅々まで探索しましたね。最後はちょっとだけ時間があまったので、2階層のボスとの戦闘も遊んだりしました」



 メルラルズはダンジョン・マップがランダムに変わっていくのが売り。卓はたくさんありましたが、冒険した場所、こなしたミッションは様々です。
 他にも、すいすいと先に進んでいったパーティ、強運に恵まれ強力レア・アイテムを拾ったパーティなども。毎回変わるダンジョンは、何度やっても飽きさせません。惜しくもイベントに参加できなかった方も、ぜひ友達と遊んでみてくださいね。


モンスター・コレクション2 ペアマッチ選手権決勝】
 毎年2回、全国大会が行われるモンスター・コレクションTCG。JGCではシングル戦。JGCウエストでは団体戦。今年は2人タッグで競い合うペアマッチ選手権が行われました。
 今回も召喚術師の勢力ごとにペアを組んでいただき、試合を行いました。着席しているのは誰もが強豪かと思うと、ドキドキしちゃいます。ここで日本一のペアを決めるとなると、やはりその戦いはこの目で見たい! 当日参加者さんたちも加わって、かなりの見学者が集まりました。
 たくさんの人の目が見守る中、全3回戦を経て、優勝の座を勝ち取ったのはチーム名「腹黒い三連星Sコウメイさん・3000さん。優勝おめでとうございます!
 ちなみに、この優勝ペアが選んだ勢力はスカーレット・ランサー。他の上位入賞チームは皆聖エルド教だったので、ちょっと目立っていました。
 コウメイさんが使用した術師はキリリケルベロス・ヘッドの威力を存分に発揮したこのデックは、カード総数45枚なのに、カードの種類は35種類。ほとんど1枚ずつしか入っていない個性的なデックでした。それに対し相方3000さんのデックはと言うと、使用召喚術師はリーフで、カード総数45枚中38枚がクリムゾン・ハートというまるで正反対なものでした。さすがはイロモノ、スカーレット・ランサー。
 結果順位はこちら↓



   1位:「腹黒い三連星Sコウメイさん・3000さん
   2位:「???まつなが2号さん・北村號さん
      (※↑チーム名がわかりませんでした、ごめんなさい)
   3位:「2人はプリキュア酢婆流さん・さん
   4位:「ぷにちゃファイターズESさん・ぷにちゃさん



 入賞、おめでとうございます!
 次なる全国大会は、夏のシングル戦。また、より一層腕を磨いた皆さんのプレイをお目にかかれると期待しています! また夏にも熱い戦いを見せてくださいね。


【SWトークショー】
 待望のTRPG専門誌として大好評刊行中のRole&Roll。毎回様々なゲームのサポート記事が載っていますが、中にはソード・ワールドの記事ソード・ワールド・サポート(略してSWS)が連載されています。そして、皆さまから長く親しまれているRPG『ソード・ワールド』は、この春から様々な展開を予定しています。

 この日、『R&R』の編集、JGCウエストの主催・運営を行っているアークライトさまから、清松みゆき川人忠明がゲストとして招かれ、現在から未来のソード・ワールドを語って参りました。
 観客の皆さんは、先取り情報を聞き逃すまじとダンボ耳です。

清松「それじゃあ、発売時期が近いものから話していこうか。まずは、4月発売予定の『ソード・ワールドRPG ベーシック』。これは、新しくSWを始めようと思っている人たちにも、手にとってもらいやすいようシステムをまとめた文庫版ルールブックです。サイズが小さいので、値段も持ち運びもお手軽です」

 これは「SNE歳時記」でも何度か話題に上っていますよね。「小説やリプレイを読んでいるからソード・ワールドは知っているけれど、実際にゲームを遊んだことはない」という方は多いと思います。それはもったいないですよ! 自分たちもイリーナたちのように大冒険ができるんです! 『SWベーシック』は、きっと冒険の世界をより手の届きやすいものにしてくれるはずです。
 でも、ルールはわかってもTRPGを体験したことがないから、ちょっと不安……。そんな方にはソード・ワールド入門書『ソード・ワールドRPG ガイドブック。こちらも『SWベーシック』に続いて、皆様のもとへお届けできるよう頑張っておりますので、どうぞお楽しみに!

清松「その次に出るのはシナリオ集かな?」

 気になる執筆者は!?

清松「隣に座っている、川人です」

川人「だから、このトークショーに呼ばれたんですよ(笑)」

 続いてのトピックは、久々に登場するシナリオ集! 6月頃に新紀元社さまより発売を予定しています!

川人「この本も、リプレイから入ってきた人にもわかりやすいよう、オーファン近郊のシナリオを揃える予定です」

 オーファンと言えば、新リプレイ・シリーズのヘっぽこーずが大活躍している国。シナリオ集に載る地名は、きっと馴染みあるものばかりでしょう。しかも、詳しい周辺マップなども掲載される予定だそうで、読み応えはもちろん、見応えもある一品になるに違いありません! 今も作業を続けております。発売までもう少し待ってくださいね。

 ゲーム面展開の後は、読み物面の展開についての話も。
 現在月刊ドラゴンマガジンで好評連載中、新リプレイ・シリーズの今後の刊行予定情報をちょっぴり公開。イリーナたちはまだまだ大暴れしそうです! また、リプレイの執筆者・秋田みやびは、へっぽこーずを主人公に長編小説を出す予定もあるとか!?
 他には、次のSW短編集の進行状況。そして、夏から始まるリプレイの新シリーズについてのお話もありました。
 最後はSWSの記事について。ソード・ワールドをより楽しんでもらうため、ワールドガイドやシナリオ・ソースを載せてはいますが、とにかく広いアレクラスト大陸。ネタがありすぎて、毎回テーマをしぼるのは難しい。それならこの機会に読者の皆さんが「書いて欲しい!」と思うテーマを投票で決めようとなりました。
 すると、やっぱり聞きたいネタはたくさんあるようで、様々な数のテーマが挙がりました! その投票結果は……!?
 それは次号、『R&R』6号を買って確認してくださいね。


【幅広く遊ばれるTRPG】
 211号室では『コールオブクトゥルフ d20』や『トラベラー』などのセッションが行われていました。ちらりと覗くと、『コールオブクトゥルフ d20』では山本弘さんがプレイヤーとして、『トラベラー』では佐脇洋平さんがGMとして参加しているではありませんか。すごいゴージャスメンバーです。 ボス「あれは僕も見かけたけれど、楽しそうでうらやましかったなぁ。イベントにひっぱりだこで、参加する時間がなかったよ。でも、そのセッションしているところを見ていて、RPGが昔から今でも遊ばれているんだなぁと、実感した」  もちろん、今でもTRPG界は成長を続けています。このJGCウエストでも、『ガンドッグ』や『グローリアス・サーガ』などの新作RPGの体験会がたくさん開かれていました。 ボス「今年のウエストでは、SNEからは新しいゲームの公開はできませんでしたが、事務所では色々な開発が進んでいます。夏にはお披露目できると思うので、期待していてください!」  もちろん、SNEも負けずに頑張っています。皆さん、もう少し待っててくださいね。


《会場散歩 その2&SNE商店》
この日も、会場をうろつく私。当日参加者が増えた分、昨日以上に賑わう会場内は、どこからもゲームを楽しむ声が聞こえてきます。


【挑戦SNE! ハック&スラッシュ】
 イベントとイベントの間にあるびみょーな時間ってありますよね? ボーっと過ごすにはもったいない。でも、ボードゲームをするにはちょっと足らない。そんな空き時間でもゲームを楽しんでもらえるようにしよう! そうして開催したのがこのイベントです。

 1日目20時〜26時2日目10時〜15時まで、長いイベント時間でしたが、中身は短時間でサクサク遊べるものばかり。お手軽なゲームの数々を、SNEメンバーがそれぞれ持ち寄り、まるでお祭りのように並んでいました。
 中にはこの日のためだけに用意した創作ゲームもあったんです。ここでしか遊べないオリジナルゲームは、どれも好評で、いつでも人だかりでした。たくさん遊んでいただけて、スタッフ一同喜んでいます。

詳しいレポートはこちらへ


モンスター・コレクション2 『聖王の刻印』発売記念大会】
 あれ? いろいろ歩き回っていたら、もう昼の1時を過ぎています。そういえば、そろそろモンコレの次のイベントが始まる頃だな〜。
 そう思って、202会議室に向かってみると、そこにいる人の数にはびっくりしました。
 ここでは初日と同じく、先行発売された『聖王の刻印』ブースター・パック発売の記念イベントとして、ノーマルデック戦シールドデック戦が行われていたのですが、この日は当日参加者の皆さんが想像以上に集まったため、急きょ参加枠が拡大されていました。
 初日の倍以上に集まってくださった皆さんは、新しいカードたちに夢中。「この新カードの効果について詳しく教えてください」と、スタッフがひっぱられている場面は何度も目に留まりました。やっぱり、気になりますよね。
 予想以上の試合数でしたが、全試合は閉会式が始まるギリギリに、無事終了いたしました。
 結果順位はこちら↓



   1位:すばるさん
   2位:中野恵一さん
   3位:北村號さん


   1位:ESさん
   2位:Shunさん
   3位:ニュートンさん


 最後の賞品授与と共に、レフリー杉浦武夫から、もう次の全国大会の告知を。夏のJGC用の予選は、早くも6月から始まります。その説明を聞く、皆さんの顔は真剣そのもの。すでに次なる戦いに闘志を燃やしていました。
 入賞された皆さん、おめでとうございます! 惜しくも入賞を逃した方、夏にリベンジしてください! 夏でも頑張ってくださいね。


【閉会式】
 大きな講堂で開かれた閉会式。正面には巨大なモニターがついていて、そこにはこの2日間の思い出を切り取った写真がつぎつぎに映されていきます。長いようで短かったJGCウエスト04も、ついに幕を引く時間が来てしまいました。
 閉会の挨拶に壇上へ上ったSNEメンバーは友野詳。毎年恒例の小話(?)、今年のテーマはゲームと未来で、会場中の皆が笑っていました。続いて、鈴吹太郎先生、朱鷺田祐介先生が挨拶を。
 最後はやっぱりこの人、鈴木銀一朗先生。また、夏にお会いしましょう。

 今度は横浜で会おうぜー!

 おー!

 最後の最後まで熱い魂が渦巻いていたJGCウエスト04でした!
こうして振り返ってみると、毎年のことながら密度の濃い2日間でした。
 春が過ぎれば、次は夏。今年の夏のJGCはホテル浦島から会場を移動し、横浜プリンスホテルで行われるそうです。もう今から新しいゲームの祭典にウズウズしちゃいますね。
 熱い2日間、皆さんお疲れ様でした。また夏にお会いしましょう!
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