■ 会場はリアルダンジョン・大阪市中央公会堂 |
大阪市中央公会堂(旧中之島公会堂)は、大阪市北区を流れる堂島川と土佐堀川に挟まれた細長〜い中州に建てられた、重要文化財に指定されているすっごいおしゃれな建物です。
ほんとにこんなところでゲームのイベントなんか開催していいんでしょうか?
と、ドキドキしちゃうのはきっとわたしだけではないでしょう。
そんな大阪市中央公会堂、公式サイトで平面図(各種ダウンロードページにPDFがあります)をご確認いただくとわかるのですが、入口や利用するエレベーター・階段を間違うとすんなり目的地へ辿りつけないリアルダンジョン仕様になっています。
今回もうっかり施設内を探検された方は一人や二人ではなかったらしいので、次回ご来場の際にはどうぞお気を付けくださいませ。
ちなみにこの施設は外観も内装も非常に美しいのですが、個人的に激しく萌えたのが部屋の鍵。
どうですか、コレ。
え、これほんとに今現実に使ってるの? 鍵開け判定の目標値めっちゃ低そうだけど大丈夫なの? とドキドキハラハラしちゃうと同時に、ファンタジー好きならちょっとテンションあがっちゃう形してると思いませんか?
○ストラップもあるよ!
公会堂の地階にはシックな雰囲気のレストランがありまして、このレストランのランチタイム限定オムライスは創建から現在まで変わらず愛され続けている人気メニューなのだそうです。
なんとこのメニューを模ったストラップが販売されるくらい有名で超美味しいらしいので、機会があったら皆さまもぜひご賞味くださいね。
わたしも今回食べるぜ! と思っていたのですが、イベント昼からだしな〜、と油断していたらスタッフ集合時間にギリギリ間に合うかどうか、という状態になり慌てて家を出てきたので機会を逃してしまったのでした。次回! 次回こそはっ……! |
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■ 開会式、終わってた! |
参加者の紳士淑女たちのなかには、余裕をもって早めにお越しの方々もいらっしゃるのですが、この施設は利用時間にならないと鍵を渡してもらえないとのことで、スタッフもみんなで12時30分まで解錠待ち。
解錠後はちょっぱやで設営開始。今回わたしは誘導係で外にいたのでその様子を見ていませんが、きっと鬼の形相をしたスタッフの間を机や椅子が飛び交う阿鼻叫喚の地獄絵図が展開していたことでしょう。
誘導係は誘導係で、お待ちいただく皆さまの寒さを紛らわせるために何か面白い話でも、と思いましたが自分自身が寒さでそれどころではありませんでした。もっと精進が必要なようです。
ほどなく受付が始まり、開会式の時間になりました。
開会のあいさつをするのはもちろん、我らがボス・安田均。
新たな年に向けての抱負などもからめつつ、一気に場の空気は盛り上が……ったことでしょう。たぶん、きっと。
実は外から戻ったら開会式終わっていたので、このへんはすべてわたしの脳内妄想です。
ちなみに、ボスからの新年のごあいさつは、当日配布のリーフレットとSNEホームページのエッセイ/コラムに掲載されています。リーフレットなくしちゃった方、不参加だった方はこちらをご覧くださいね。
そんなこんなで始まった新春ミニコンベンション。
改めて見回した会場は人でいっぱい!
誘導時はするすると流れていく人を見送る感じだったので、こんなにお越しいただいていたなんてびっくりです。
今回は『ソードワールド2.0(以下、SW2.0)』と『ゴーストハンター13タイルゲーム(以下、GH13)』の予約卓、当日参加用フリープレイ卓をご用意しました。
SNEコンベンションの予約卓は、もともとキャンセル待ち抽選の方がしょんぼりするくらい欠席が少ないのですが、フリープレイ卓も予想を上回る盛況ぶりで、使える机は余さず使い、何度も椅子を追加する状況でした。
○幟を作ったよ!
昨年からゲームの自社製作が始まったこともあり、SNEは今後さまざまなイベントを開催したり参加していく予定です。
そんな各種イベントで使う目印として、幟を作りました。
絵柄は『GH13』と『王宮のささやき』の各箱絵。イラストの利用を快諾してくださった弘司さんと秋津たいらさんのおかげでとてもカッコイイ幟になりました。ありがとうございます!
今後のイベントでは、この幟のどちらかあるいは両方を立ててお待ちしておりますので、見つけたらぜひお立ち寄りくださいね。 |
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■ こんなゲームを遊びましたよ |
今回はお昼から夕方までのショートプログラムの「ミニ」なコンベンション。短い時間ではありますが、ご参加いただいた皆さまにめいっぱい楽しんでいただくため、可能な限りみっちり卓と中身を詰め込みました。
● 絶妙の引きとダイス目に笑いとツッコミが追いつかない予約卓 |
ゴーストハンター13タイルゲーム/5卓
進行役:安田均、友野詳、柘植めぐみ、田中公侍、河端ジュン一 |
ソード・ワールド2.0/4卓
GM:清松みゆき、北沢慶、秋田みやび、藤澤さなえ |
『GH13』卓では、既存の13シナリオに加えて、友野詳が作成したオリジナルシナリオを堪能していただきました。
舞台ははなんとここ、中央公会堂。午年にちなんで馬があばれまわるお話です。ゴーストハンターコーナーのシナリオページに掲載しますので、ぜひ皆さまも遊んでみてくださいね。
『SW2.0』卓は、ルールブックI〜IIIのみで遊べる初心者仕様のシナリオ。
2013年12月に『博物誌』が発売されたばかりのユーレリア地方を舞台に、オーソドックスな蛮族退治と見せかけてほんのちょっとひねりを入れた、初心者さんから熟練の猛者まで幅広く楽しんでいただける内容でした。
ゲームを遊ぶ時、誰か一人は良くも悪くもすごい引き、すごいダイス目を出す人がいるのはよくある話。それによって色んな意味でゲームがさらに面白くなるのもよくある話。
『GH13』のボス卓ではツッコミが追いつかないほどの引きの数々に笑いが止まらず、『SW2.0』ではダイスの女神・秋田みやび卓で阿鼻叫喚の大惨事が起こる等、各卓でさまざまな悲喜劇がおこっていたようです。
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●「何故この状況に至ったのか?」ってそんなオチかい!? なフリープレイ卓 |
新作体験! ブラックストーリーズ
自社製作ゲーム3タイトル
ゴーストハンター13タイルゲーム/タルギ/王宮のささやき
モンスター・コレクションTCG
初心者講習&ガンスリンガー
人狼ゲーム |
○ブラックストーリーズ
フリープレイ卓でまず最初にご紹介したいのが新作体験の『ブラックストーリーズ』。
ドイツではすでにたくさんのシリーズが発売されているモーゼス社(Moses)の超人気ゲームです。
カードに書かれたショートストーリーとイラストを見て、なぜこんな状況になったのかを出題役に質問しながら推理するのですが、これがまた絶妙のひねりが入っていたりタイトル通りのちょっとブラックなネタが満載。
今回は体験用ということで、50枚のなかから厳選した10枚で遊んでいただきました。一度遊んでネタばれしたら、他のお友達を集めてニヤニヤしながら出題側に回るのも楽しいこの作品は、ゲームマーケット2014春(6/1:東京)で日本語版を発売予定です! どうぞお楽しみに!
○自社製作ゲーム3タイトル
SNE自社製作ゲーム『GH13』『タルギ』『王宮のささやき』の3タイトルは、卓と時間が空いたところで随時遊んでいただきました。
なかでも『王宮のささやき』のお手軽感はものすごくて、予約卓でも終了後のちょっと空いた時間に楽しんでいただき、少し多めに準備した試遊用が全部どこかの卓で使われている、という状況になるほど大人気でした。
○モンスター・コレクションTCG
長年愛されてきたSNEの看板タイトルのひとつ『モンスター・コレクションTCG』(以下、モンコレ)は、お馴染みのデザイナー・加藤ヒロノリによるガンスリンガーとディベロッパー・杉浦武夫による初心者講習をご用意しました。
お越しいただいた方の約半数が初心者さんで、なかには初モンコレの方もいらしたとか!
すごく楽しんでいただけたとのことなので、これからも遊んでもらえたら嬉しいです。
○人狼ゲーム
『人狼』はヨーロッパ発祥のパーティーゲーム。日本でも人気が高くオフライン・オンラインともに各地でイベントが行われています。
役職のカード等もたくさんの種類が発売されていますが、今回はドロッセルマイヤー/cosaic共同制作版の『人狼ゲーム』を使ってのプレイ。
中盤には、十数人のうち3人が残りその中に人狼が一人いる! なんていう白熱した場面もあったようで、こちらもとても盛況でした。
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○サイン&握手券プレゼント
今回は物販コーナーも設けていまして、自社製作ゲームのほか、『SW2.0』のサイン本と『モンコレ』を少々、フリープレイ卓で使用した『人狼ゲーム』を並べていたのですが、何やら開催直前、11日の秋口ぎぐるのTwitterで
とあがっていたようで、気付いてお買い物をしていただけた方もちらほら。
中にはサインのために《サボテンマン》が出るまで『不滅なる聖騎士』を1パックずつ開封しながらお買い上げのお客さまも。
ご自身で決めた上限は10パック。なのに開けども開けども出てこなくて、絶望しかけた9パック目でついに《サボテンマン》をゲット! おめでとうございます〜!
固唾をのんで見守っていた我らもほっと胸をなでおろしたのでした。
ちなみに、残念ながら握手券の用意は間に合いませんでしたので、機会があれば次回ということでご了承いただけましたら幸いです。 |
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■ いろんなゲームをいろんな人とたくさん遊びましょう |
楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。
さっき始まったばかりだと思っていたのに、気がつけばもう終了の時間です。
閉会式、清松みゆきのあいさつで語られたのは、
いろんなゲームをいろんな人とたくさん遊びましょう
という話。
自分が好きなゲームを集中して極める。それも素晴らしいことですが、世の中には膨大な数のゲームがあります。
他のゲームに触れることで視野が広がりますし、多角的な視点をもつことで今までわからなかった楽しみがたくさんあることに気付けるかもしれません。そうすれば今以上にゲームを楽しむこともできるでしょう。
だからいろんなゲームを、自分とは違う考え方をもったいろんな人とたくさん遊びましょう。
これはグループSNEが10周年記念にSNEコンベンションを始めてからずっと変わることなく掲げる理念でもあります。
当初はその理念のもとにTCG、TRPG、ボード/カードゲームの3部構成で、すべてを1日で遊びつくすゲーム・トライアスロンだったのをご存知の方はどれくらいいらっしゃるでしょう?
今思うと、我々もよくやったものだと思いますが、参加者の皆さまもよくついてきてくださったものですよね。主に気力・体力的に。
まあ昔のことはともかくとして、これからもいろんなゲームに触れる機会をたくさん提供していきたいと思っていますので、今回ご参加の方もそうでない方も、次回ぜひ遊びに来てくださいね。どうぞよろしくお願いいたします!
○6月に『GH13』エクスパンションが出るよ!
1月18日、4Gamerにスザク・ゲームズの朱鷺田祐介さんが書いてくださった『GH13』レビューが掲載されたのをご存知でしょうか?
その影響か一気に発注が増え、先日、ゲームマーケット2014大阪(3/9:大阪)頒布用をのぞく初版在庫をすべて出荷しました! ありがとうございます!
現在製作中のエクスパンションは6月のゲームマーケット発売を予定していますが、それまでに増刷が出ていると思いますので、まだお持ちでない方も安心してお待ちください。
それと、コンベンションの時にお問い合わせいただいた部屋タイルスリーブは、次回イベントには必ず持っていきます。今回忘れて本当にごめんなさい!
ちなみに、HPのシナリオ募集にご応募いただくともれなくタダでもらえますから、そちらもぜひ挑戦してみてくださいね! |
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