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グループSNE記念コンベンション・レポート

1・コンベンション開場
(午前10:00)

 ここ数日間続いた雨が、まるで嘘のようにその気配を消し、見事な秋晴れの空を見せてくれた10月28日大阪
 その大阪は梅田にある「新梅田研修センター」にて、グループSNE記念コンベンションは開かれました。
 ぜひとも皆さんに充実した一日を過ごしてもらいたく、スタッフ一同も大張り切り。朝早くから集まってせっせと開場の準備をしていると、早くも参加者がちらほらと顔を見せ始めました。

「おはようございます!」



 皆さん、とても元気がいいですね。朗らかに挨拶してくれる様は、見ているスタッフにも元気を分け与えてくれます。
 TRPGのコンベンションをやってよかったなぁ、と心から思う一瞬でした。

 開場の準備も完了し、参加者は次々に会場へと入っていきます。
 なお、このコンベンションでは、TRPG卓を20卓用意し、計100名の参加者を受け入れる態勢を整えていました。
 後はキャンセル待ちの参加者と欠席者を差し引き、計120名程度が最終的な参加人数になるというのが開催側の予想。
 ところがその予想をいい意味で裏切り、総勢150名以上の参加者が集まりました。これにはスタッフも嬉しい悲鳴を上げます。後で聞いた話では、遠くは九州からわざわざお越しくださった方や、「グループSNE関連のコンベンションにはほとんど毎回出席しています」などとおっしゃる猛者もいて、いやはや頭が上がりません。
 また、中には小学生くらいのお子様の姿も見かけ、少々驚きました。こんなお子さんがアナログゲームの未来を担ってくれると嬉しいな、と心から思います。
 そして、時計の針が開始時間の11:00を示し、いよいよ開会となりました。

 
☆開会式
(午前11:00〜11:15)

 開会式のスタートです。



 今コンベンションの司会を取り仕切るのは、北沢慶秋口ぎぐる藤澤さなえといった個性的な面々。
 北沢は10年前から名物司会者としての地位を築き上げており、今回も熟達した手腕を見せてくれました。ローテンション・ハイクオリティなトークを魅せる秋口、若々しさと瑞々しさのまぶしい藤澤と共に、開会式でも楽しくおもしろく司会を進めていきます。
 そして開会の挨拶は、我らが社長の安田均「エッセン帰りで時差ボケでありますが」と軽く場内をわかせてから、改めて「グループSNEが20年やってこられたのも皆さんのおかげです」と感謝の意を表しました。

安田「今日は皆さん、目一杯遊びましょう」

 場内からは拍手が響き渡り、参加者一同の表情には今日一日に対する期待の色が浮かび上がりました。
 これから一日ゲームで遊び倒せるわけですから、無理もございません。ゲーマーにとってゲームは最高のごちそうなのです。
 かくいう番棚もゲームフリークの一員なので、これからGMやレクチャーを担当するゲームのことを思い、大変わくわくしていました。

 開会式が終わると、参加者は卓の上に各々の筆箱やダイスを取り出しました。戦闘準備はすでに万端です。
 TRPG卓に着けなかった方にも、キャンセル待ちのチャンスがあります。エントランスにてその抽選会が行われました。
 スタッフが読み上げるくじの結果に、一喜一憂の表情を浮かべる参加者たち。抽選にご協力いただき、本当にありがとうございました。
 そして全員が椅子に座り、GMたちもそれぞれの卓についたところで、「お待たせいたしました」
 いよいよコンベンションのメインイベントである、TRPGセッションの開始です。

 
2・TRPGセッション
(午前11:30〜午後3:30)

 TRPGセッションのスタート。
 熱気とダイスを振る音が飛び交う会場の中で、プレイヤー達の歓声や悲鳴が次々に木霊します。場内は有名アーティストのコンサートか、大手新聞の編集部のようなかしましさです。
 しかし、隣の卓から流れて耳を直撃する喧噪も何のその、参加者達は声を張り上げ、自分の行動結果を熱心に見守り、それぞれの世界へとのめりこんでいきます。
 これぞTRPG、これぞ究極の仮想現実(ヴァーチャルリアリティ)! たとえ外で核戦争が勃発しても、誰も気づかなかったことでしょう。
 その熱狂的なセッションの様子や内容を、ゲームごとにピックアップしてお伝えしていきたいと思います。

○ソード・ワールドRPG セカンドエディション
 今年のJGC(ジャパンゲームコンベンション)07の発表などで心躍らせた人も多かったでしょう。
 グループSNE代表作、「ソード・ワールドRPG(以下:SW)の後継者、「ソード・ワールドRPG セカンドエディション(以下SW2.0)。なんと、その先取りプレイがこのコンベンションで行われました。
 GMはSW2.0の開発チーフである北沢慶、SWのリプレイでもおなじみ秋田みやび藤澤さなえの三人。
 プレイヤーは皆、興味津々でGMの世界観説明に聞き入り、嬉々としてプレイヤーキャラクター(以下:PC)の作成に入ります。
 皆さんが興味を持たれたのは、やはりSW2.0に入ってからの新要素。特に新しい種族は人気が高く、「タビット(直立歩行形の兎、頭がいい)」「ルーンフォーク(古代文明が作った人造人間)」「ナイトメア(穢れた魂が胎児と融合することで生まれてくる突然変異体)などの多彩なキャラクターが、卓を彩っていました。
 また、新しい技能にも注目が集まります。「グラップラー」は敵を投げ倒すことが可能ですし、「マギテック」は魔法の弾丸を作って銃から撃つことができます。「フェアリーテイマー」は妖精を呼び出して魔法を使いますし、「エンハンサー」なら自分をもりもりと強化することが可能です。
 これらの要素をガチャガチャいじり、作り上げたPCを楽しそうに冒険世界へと投入させるプレイヤーのみなさん。とても充足した表情をしておられました。
 シナリオ内容は豪華二本立てで、最初はゲームに慣れるために戦闘を交えた軽いもの。二本目にはシティーアドベンチャー的な要素を絡めたシナリオを投入し、参加者にSW2.0の世界にどっぷりと浸かってもらいました。
 今回参加してくださった方々は、前作SWのファンであるユーザーが大半のようでしたが、全員が違和感なくSW2.0の世界及びシステムに入れたようです。
 お披露目プレイの結果が好感触だったので、SW2.0の制作スタッフも大変喜んでいました。




○ソード・ワールドRPG
 注目を集めるSW2.0の台頭ですが、初代も決して引けを取ってはいません。
 SWの卓も大いに盛り上がりました。GMはSW関連作品の執筆や監修でおなじみ清松みゆき、小説「ダークエルフの口づけ」の作者川人忠明新リプレイ集Waltsの著者である篠谷志乃です。
 シナリオ内容は、現代に復活せんとする超強力な古代兵器に対抗するため、7つのポイントを回って弱体化アイテムを集めその兵器を倒すという、壮大なスケールの物語をコンパクトにまとめたもの。
 初心者の方から古参のファンまで参加者も多種多様で、ロールプレイも自然と十人十色に分かれます。回避判定にファンブルを出して死にかけるグラスランナー(妖精)や、封印を守るマンティコアを謎かけごと「ミュート(沈黙の魔法)」で黙らせる精霊使いなど、個性的なPCたちが話のネタに困らない珍プレイ好プレイを連発してくれました。
 安定した地力と、多くのファンを持つSW。「老いてますます盛ん」とでも言いましょうか、お世継ぎ(SW2.0)が生まれた現在でも「まだまだ若造には負けんわい」と、かくしゃくたる様をこのコンベンションで魅せてくれたのでした。

○六門RPGセカンドエディション
 2007年8月に出たばかりの、「六門RPGセカンドエディション(以下:六門RPG2nd)
 そのデザイナーである加藤ヒロノリと、ディベロッパー担当である杉浦武夫。この2人がGMとしてお送りしたのが、新作サプリメント「空中庭園」の先取りプレイです。
 よりスピーディに、よりダイナミックになった六門RPG2nd。1st時代からのプレイヤーも多数参加していたのですが、皆さん満足しながらガッツリとプレイするほどのできばえでした。
 特にモンスターからアイテムをはぎ取る判定では、対象モンスターを活かさず殺さず(注1)調整するように、皆そろって大騒ぎ!
 ダイスを転がす音と、雄叫びと悲鳴が交錯する様は、まさに圧巻と言えました。

注1)六門RPGではモンスターを完全に殺すと、そのモンスターが持っているアイテムまで壊れる。

○ゲヘナ〜アナスタシス〜
 「ゲヘナ〜アナスタシス〜(以下:ゲヘナAn)」では、2007年12月発売のRole&Roll(注2)」39号で紹介予定の新技能、「覇杖術」が顔見せとなります。GMはシステムデザインやリプレイでもおなじみ田中公侍です。
 「覇杖術」は二種類の杖術を組み合わせた技能で、攻撃はもちろん、防御などにも優れている技能。その目新しさがプレイヤー達の注目を集めます。
 そして、PCに与えられた総ランク数は20(注3)! 初期制作段階のPCが総ランク4ですから、その5倍ものポテンシャルを持っているわけです。これほど心強いことはありません。
 シナリオは2008年1月発売の「Role&Roll」40号に掲載予定のもので、二人の踊り子を助けに行くという内容。時間の都合でラスボス2体の内、1体しか倒せなかったのが心残りではありましたが、総ランク20が生み出すパワフルな戦闘にプレイヤー達はのめりこみ、卓は大いに盛り上がりました。

注2)新紀元社より発行されているTRPG専門書籍。
注3)大体セッションを6回くらいこなしたレベルで、ゲヘナ世界でも中堅以上の実力を持つ。


○デモンパラサイト
 小説の売れ行きも好調で、2007年11月にはキネティックノベルも出る「デモンパラサイト」です。GMはハイテンションなリプレイでおなじみ力造と、サプリメントアシスタントの大井雄紀
 シナリオの内容は、「逃げ回る全裸の男を、町中探して追い回す」というコメディータッチなもので、ある意味デモンパラサイトらしいシナリオです。
 たわむれに男の容姿をダイスを振って決定してみれば、6ゾロが出てしまい、「逃げ回る全裸の美男子を、町中探して追い回す」という危険な香り漂うシナリオへと変貌してしまった一幕もありました。
 また、参加者の中には敵の「エナジー」(注4)の値を随時メモし、タクティカルに指示を出す熟練のプレイヤーの姿も。
 そのクレバーなプレイスタイルの前に、GMもたじたじとなりながらも、楽しい時間を共有できました。

注4)負傷すると減少していく値。他のRPGで言う「HP」や「生命点」などとほぼ同意語。 




○エムブリオマシンRPG
 「エムブリオマシンRPG(以下:エムブリオ)」は、2007年9月に出たばかりのロボットシミュレーション+RPG
 発売されてから、シミュレーションゲーム大好き(もしくはロボット大好き)なユーザー層を中心に人気が広まり、多くのファンを獲得しています。
 今回のセッションでも、エムブリオのプレイ経験がある方が大半を占めていました。中には、すでにエムブリオを自作していて持参してきたというツワモノの姿も。
 GMはシステムデザイナーの丹野佑。シナリオの内容は、遺跡にエムブリオを発掘に行ったPC達が、依頼者に裏切られて……という「固ゆで玉子(ハードボイルド)なもの。
 ドラマチックなシナリオと、スリリングなロボットバトルを味わいながら、皆で楽しいひとときを過ごしました。

○セイクリッド
 グループSNEの新作「セイクリッド」を、JGC07に続いて先取りプレイです。
 GMはセイクリッドの制作スタッフである私こと番棚葵と、テストプレイアシスタントの片山泰宏
 「ダイスプールをいじり、役を作ってコンボを決める、超人大活躍ファンタジーRPG」という基本概念以外はまだ詳細を明かせませんが、その面白さは保証します。
 今回の参加者の皆さんも、大はしゃぎしながらプレイしていたので、期待して損はありません。いえ、本当に。
 シナリオの内容は「魔剣に魅入られた少女を助けるため、派手なバトルを繰り広げる」という、ヒーロー大暴れな活劇物。
 ヒロイックに重点を置いたドラマチックシナリオや、街を一つ滅ぼすほどのハイパーバトルが大好きな方は、ぜひ楽しみにしていてください。

○ガープス・ソーサルカンパニー
 グループSNEの期待の新作、2007年11月にはリプレイも出るガープス・ソーサルカンパニー」です。
 GMは制作スタッフであり、リプレイの著者でもある諸星崇。同じく制作スタッフの安道やすみちの2人。
 今回は2007年11月発売の「Role&Roll」38号で紹介予定のシナリオを、先取りプレイさせる形式となりました。
 大雑把に説明すると、行方不明になった少年を捜し出すシナリオで、ゲストとしてリプレイのキャラを登場させてみたのですが……そのリプレイキャラが一番疑われるというハプニングも発生したり。
 リプレイはまだ発売されていないので、仕方ないといえば仕方ないですが、これは思わぬアクシデント。〈嘘発見〉などの魔法で容疑は晴れたものの、楽しい誤算ですね。これだからTRPGはやめられません。
 このハプニングでやや流れは止まりましたが、最終戦闘ではプレイヤーの皆さんが上手に魔法を使って前線のシエロ(注5)を支援したこともあり、シナリオは大変軽快に進みました。 

注5)異種族で、魔法は使えないが、特定の魔法に対する効果適性が高い。

○ガープス・ユエル
 リプレイや「Role&Roll」の記事でも好評を博している「ガープス・ユエル」です。GMはもちろん、ユエル世界の生みの親である友野詳
 今回も友野センスが光るシナリオで、卓は大賑わい。どのようなシナリオかと申しますと……え? 年末のGFコンでも使う予定なので詳細は説明できない?
 おおっと、これは残念です。読者の皆様、申し訳ございません。
 ただ、ざっと内容を確認したところ「湖上の犯罪都市が舞台」とのことで。これだけ聞いても大変面白そうです。
 また、2007年12月発売の「ガープス魔法大全」や、先日海外で出た「ガープス・マーシャルアーツ(第四版ガープス対応版)のデータなども使用したそうで、プレイヤーを楽しませる要素てんこもり。「リプレイは読んだけどプレイするのは初めて」という参加者が多かったのですが、それも問題にならないほどの盛り上がりを見せました。
 これらのデータや舞台となった都市は、2008年1月発売の「Role&Roll」40号で紹介されるとのこと。
 GFコンの「ガープス・ユエル/GM友野詳」卓への参加もお待ちしております。

○ガープス・百鬼夜翔
 シェアードワールドノベルで展開した、SWに並ぶグループSNEの人気作。現代社会に生きる妖怪たちを主役にしたTRPG「ガープス百鬼夜翔」が、記念コンベンションにて久しぶりの登場です。
 今回のGMは秋口ぎぐるでしたが、シナリオは著者である友野詳がノベルで完結した後の世界とその方向性を描くために自ら作成しました。
 舞台は妖怪が世間に認知され、その扱いを政府がもてあましている現代日本。ノベルでもなじみの深いキャラクター、鴉天狗の八環が、いきなり同族にとっ捕まってしまい、それをPCたちが助けに行くというパンチの効いた出だしから物語は進んでいきます。シナリオの内容も壮大で世界史に名を残す美女最強レベル妖怪が入り乱れるという、豪華ディナーのフルコース。参加者のロールプレイにも自然と熱が入りました。

○トンネルズ&トロールズ 第7版
 グループSNEとは長年の親友であり、切っても切れない間柄のTRPG。それが「トンネルズ&トロールズ(以下:T&T)です。
 ケン・セント・アンドレが生み出したこのゲームは、PCの命がキャラクターシートの紙の重さよりも軽いことで有名ですが、その卓抜したユーモアセンス溢れるシステムやシナリオも、未だにファンの間での語りぐさとなっております。
 今回は最新作の第7版を使い、そのユーモア溢れる世界に参加者の皆さんを誘いました。GMは第7版の翻訳も手がけた柘植めぐみ
 今までグループSNEが翻訳したT&T関連の書籍を集めるという、メタフィクションなシナリオ目的もそうですが、コテコテなダジャレの連発(「オーバーキル城」の本を「上着(オーバー)を斬る娘(嬢)」が守っていたり)や、突如挿入される面白ゲームの数々(旗上げゲームや、くじ引き)など、ユーモラスなギミックの数々はまさにT&Tそのもの。爆笑シナリオにプレイヤーの皆さんも大笑いしていました。後であごが外れなかったか、ちょっぴり心配です。
 
○ストームブリンガー
 マイケル・ムアコックの小説「エルリック・サーガ」を下敷きにした、ダークでシリアスな風味がピリリと効いたファンタジーTRPGです。
 GMは第5版の翻訳も手がけた、江川晃が担当しました。
 当初は、JGC06の時に経験者が多く来たことから、経験者向けにキャラクターメイク済みで長尺のシナリオを行う予定でした。
 しかし、初めて遊ぶという方が思ったより多かったので、急遽シナリオを短尺のものに変更し、腰を据えてのキャラクターメイキングを楽しんでもらうことに。
 シナリオが始まったのは昼過ぎからですが、短いながらも内容の充実したシナリオに、プレイヤーの皆さんは嬉々として自分の造り上げたPCを投入していました。

○ボードゲーム
 残念ながらTRPGの抽選に漏れてしまった方には、この卓でグループSNEおすすめのゲームを楽しんでもらいました。
 一つの卓では、グループSNE作「トレインレイダー」を安田均が自らレクチャーしつつ、わいわいとプレイ。これはアメリカを舞台に線路を書き込んでいき、自分の列車を走らせてミッションを完遂したり、時には相手の列車を攻撃して妨害したりするゲームです。
 安田社長が自信たっぷりに「これはいいゲームだ」と断言するだけあって、ゲームは大変面白く、卓は一気に盛り上がりました。
 また、違う卓では、「マーメイドレイン」を制作者である刈谷圭司さんが、やはり自らご教授して下さいました。人魚が人間になるために宝物を探すという、ロマンチックでメルヘンなゲームです。
 刈谷さんが自信たっぷりに「これはいいゲームだ」と断言するだけあって……って何か上でも似たようなこと書いてますが、ともかく本当に面白いゲームで、プレイヤーの皆さんも楽しくプレイなさっていました。
 他にも「カタンの開拓」などの定番ゲームやお手軽ゲームも多数そろっています。よく見るとプレイヤーの中には社友である水野良先生や山本弘先生などの姿もまじっていて、参加者と共に楽しそうにゲームに興じておられました。

○モンスターコレクションTCG
 さらに会場の一画では、グループSNEの人気TCG「モンスターコレクションTCG(以下:モンコレTCG)「全日本選手権・決勝大会」が開催されていました。
 1997年9月に発売されたモンコレTCGは、なんと今年で10周年。全日本選手権大会も第十回を数えます。
 全国から集まった30数名の生え抜きファイターが、周囲の喧噪をものともせず熱戦を繰り広げておりました。



 初心者もベテランプレイヤーも巻き込んで、場内はますますヒートアップ。全員がノリに乗ったプレイを楽しんでいました。
 しかし、終わりの時は必ずやって来るもの。気がつけばセッション終了時間を迎えてしまい、場内にはしんみりした空気が流れました。
 まだまだ自分の作ったキャラクターを思う存分に動かし、TRPGを楽しみたい。そんな参加者の名残惜しさが伝わってきます。
 でも、ご安心ください。TRPGは終わっても、コンベンションはまだまだ終わりません。
 この後には、グループSNEと参加者がガチでたわむれる、楽しい楽しいミニイベントが待っていたのです。
 
 


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