GM: |
では『マージナル・ライダー』外伝1話をはじめますよ。外伝といっても経験点も渡しますし、そのキャラクターで今後本編に登場してもらうこともあるかと思いますので、末永い感じでよろしくお願いいたします。 |
一同: |
よろしくお願いしまーす! |
GM: |
とはいっても、まぁ軽い気持ちでやっていただければ、と(笑)。本編に登場するキャラクターばかり成長してもよくないし「経験点もらいにきてやったぞ」くらいで。 |
プレイヤーA: |
りょーかいです。 |
プレイヤーB: |
つまり、経験点をいっぱいもらえると言うことですね? |
GM: |
ちゃんとセッションの目的を達成していただければ、お渡ししますとも。 |
プレイヤーC: |
やっぱ、クリアしないとダメですか。 |
GM: |
そりゃそうだ(笑)。 |
プレイヤーD: |
大丈夫ですよ。ボクたちはもう駆け出しを卒業したくらいの強さってことでいいんですよね? |
GM: |
そう。きみたちはそれぞれの冒険をある程度こなしてきて、今はリーゼン地方デュボール王国にある冒険者の店〈雷神の吐息亭〉に所属している。
それぞれは顔見知りで、同じパーティで依頼をこなしたこともあるかもしれないね。 |
プレイヤーA: |
本編のキャラクターとは知り合いなんですか? |
GM: |
いや、本編の主人公ラファル、メル、ナハトとはまだ知り合ってない。
店の主人であるコーネリアスから噂くらいは聞いてると思うけどね。 |
プレイヤーB: |
駆け出しの冒険者たちが新しく入った、と。 |
GM: |
そう。その3人以外の、元から〈雷神の吐息亭〉に所属している冒険者とは知り合いだね。本編でラファルたちを助けているルシアスや、筆頭冒険者のリチャードたちとは面識があるよ。
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プレイヤーC: |
はーい。 |
GM: |
それを含めて、軽く自己紹介なんぞしてもらおうかな。
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プレイヤーA: |
(声を作って)じゃあ、拙僧からやろうかの。ドワーフのドレムじゃ。主にファイター技能で前に立って戦う。 |
GM: |
ほうほう。 |
プレイヤーA →
ドレム: |
ところが、拙僧には弱点があっての。下戸(酒が飲めない)なんじゃ。 |
プレイヤーC: |
それはかわいそうだ。ドワーフなのに。 |
ドレム: |
なので、後からサカロスの信者となったのじゃ。かの神を信仰すれば酒が飲めるようになる、という話を聞いたのでな。 |
GM: |
サカロス7レベルの特殊神聖魔法【スタミナ】か。それを習得するためだけに入信するとは(笑)。
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プレイヤーB: |
その前に【キュア・ポイズン】覚えたら、飲んで毎回自分にかけるのね。 |
ドレム: |
そう。そうすれば、とりあえずドワーフ社会でバカにされることもなくなるしな。このしゃべり方も、若いのを隠すための処世術みたいなものじゃ。 |
GM: |
いろいろ苦労しているキャラなのね(笑)。では次。 |
プレイヤーB: |
セレスです。エルフのマギテックシューターです。 |
GM: |
本編にも登場してくれているキャラクターだね。今回の依頼を経てラファルたちに出会う事になる……というつもりなので、よろしくです。 |
プレイヤーB
→
セレス: |
はーい。 |
プレイヤーC: |
二丁拳銃なのか? |
セレス: |
2本でも1本でも撃てるよー。まだ《両手利き》だから命中は下がっちゃうけど。 |
GM: |
マギテックのレベルが高いので、もう魔動バイクを作れるんですよね。 |
セレス: |
そうそう。ライダーの人がいたら作ってあげるんだけど。 |
ドレム: |
生憎、ここにはいないようじゃな。本編にはいそうな気がするが(笑)。 |
* * * * *
セレスも登場している『マージナル・ライダー(1)』、好評発売中です(笑)。
* * * * *
|
セレス: |
お姉さんキャラです。 |
GM: |
外伝では貴重な女性キャラクターだね。 |
プレイヤーC: |
だが、残念ながらオレサマは女なんぞに興味はないのさ。
オレサマはアーピー・オ・ブレノーン。タビットの拳闘士さ。
だが、普段からその力を使うつもりはなくて、隠れ蓑として習得しているフェアリーテイマーで妖精使いってことになってるのさ。 |
ドレム: |
なんで隠す必要があるんじゃ?(笑) |
プレイヤーC →
アーピー: |
敵を欺くためさ。普段は妖精使いの宝石や魔法を見せて油断させ、実際の戦いになったら前線に立って殴りに行く。 |
GM: |
敵だけじゃなく、味方が先に騙されるな(笑)。 |
アーピー: |
冒険のないときはひたすらトレーニングさ。いろんなものに勝つために。 |
セレス: |
にんじんの誘惑とか? |
アーピー: |
そう、それもいつかは勝たなければならない相手さ(にんじん頬張りながら)。 |
ドレム: |
にんじんの不戦勝じゃな(笑)。 |
GM: |
はいはい。では次。 |
プレイヤーD: |
こんにちは、キャンパスです。グラスランナーです。 |
GM: |
ふむふむ。 |
一同: |
(耳を傾けている) |
プレイヤーD →
キャンパス: |
……。 |
アーピー: |
え、おわり? |
キャンパス: |
うん。 |
一同: |
(笑)。 |
ドレム: |
もっとあるじゃろう! 技能とか、経歴とか! |
キャンパス: |
経歴か。あぁ「国王に会ったことがある」って出たよ。 |
セレス: |
国王って、デュボールのベルナール・ファルク? |
GM: |
ライダー技能13レベル超にしてレッサードラゴンを乗りこなす国王と知り合い? |
キャンパス: |
うん。 |
アーピー: |
どういう知り合いなんだろ……(汗)。 |
ドレム: |
きっと、不敬罪で死んでしまうに違いない(笑)。 |
キャンパス: |
ボク、この人の前で何度か歌ったことあるんだよ。【ララバイ】とか。 |
セレス: |
お酒の席ね。 |
キャンパス: |
そうそう、王様はルールブックの紹介(⇒『III』193頁)に「お酒好き」ってあるし。
暗殺者に襲われたのはお酒のせいじゃなく「お酒→油断して【ララバイ】抵抗せず眠る→暗殺者に襲われる」ってことだったんだよ。 |
一同: |
(笑)。 |
GM: |
そりゃ不覚取るわ(笑)。 |
アーピー: |
国王も抵抗すればいいのに(笑)。 |