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TOP > ユーザーコンテンツ > ＴＲＰＧリプレイ > ソード・ワールド2.0『マージナル・ライダー』外伝　第三話「冒険者、ときどき賭博師（ギャンブラー）！」 ←第三話_6 -目次- 第三話_8→ ７．わくわく楽しい？　森の中！ ＧＭ： は〜、あっという間に倒しちゃいましたね（笑）。剥ぎ取りも終わったようですし、続いてどんどん進みましょうか。迷ってないかな？？ 一同： （コロコロ）　「大丈夫でーす」 ＧＭ： おお、やりますね。 ――では皆さんがどんどん森の奥に進んでいくと、今度は小川に差し掛かります。幅も深さもそこそこ、泳いで渡るには少し骨が折れそうです。 セレス： はーい（挙手）！　おもむろに上着を脱ぎます！ ラファル： ちょ、セレスさん！？　……と言いつつ目が離せない思春期のオレ。 セレス： で、中はちゃっかりと水着を着ていて、そのまま川に入っていくの。すいすい〜っと♪ ドレム： さすがはエルフ、儂らには真似できんのう。ＧＭ、近くに橋などは無いかの？ ＧＭ： （ドレムさん、唯一冷静で助かるなぁ……）はい、探すならすぐに見つかりますよ。ここを通る狩人達がこしらえた簡素な木造の橋で、気をつけて渡れば大丈夫そうです。 ラファル： げぇ！　それって馬にのったままだとやばい？ ＧＭ： そうですねぇ、馬術に自信があるなら、そのまま華麗に渡るのも絵になるんではないですかね？（その場合はちゃんと判定を用意してるんだけどね……ニヤニヤ） ドレム： いや、橋を壊されでもしたらかなわん。ここは儂が先に注意しつつ渡るぞい。 ＧＭ： （うーん、本当に冷静だなあ）わかりました、では足元の木が腐ってて不安定な所を発見します。ちゃんと踏み外さずに渡れたかどうかは［冒険者レベル＋敏捷度］で判定して頂くんですが……まあ事前に発見できたので、目標値は12でどうぞ？ ドレム： （コロコロ）それなら楽勝じゃ。お前たち、腐っておるから注意せいよ！ メル： あっ……ピンゾロ。きゃーー！　ドボーン。あっぷあっぷ。 ラファル： メルーっ！？　言ってるそばからお約束すぎる！（笑） セレス： は〜い、一名様ご案内〜♪　下流で待ち構えていて、流れてきたメルちゃんをレスキューします（笑）。 メル： はぁはぁ……、セレスさんありがとう。 ラファル： （その様子を見て）……〈騎獣縮小の札〉を使って、「戻れ！　ストラーダ！」 ＧＭ： おやおや。 ラファル： いや、違うんだ。馬術に自信が無いわけではないが、 万一俺がミスってストラーダが濡れたらかわいそうだからな！！ という訳で（コロコロ）……危ねえ、成功。 ドレム： 出目　『５』　か。そのまま渡っておったらたぶんお主も落ちておったな（笑）。 * * * * * そんなこんなで無事に川も超え、その後の方角判定も問題なくクリアした一行。 ＧＭとしては迷った場合の展開なども用意していたので一度くらいは失敗して欲しかったところなのですが…… スカウトもレンジャーも居ないに等しいこのパーティ、意外に正確に進んでゆきます。 * * * * * 　　 セレス： ほらね、『13』よ。実は私、けっこう知力は高いんだから！ ドレム： 一番初めに迷いかけてたのは誰じゃったかの。 メル： わーん、川に落ちたからびしょびしょですー。（ちら、とラファルを見る） ＧＭ： そうそうラファル、メルが濡れ濡れだよ？（ニヤニヤ） ラファル： ピ〜ピ〜♪（口笛を吹きつつよそ見）やっぱストラーダがいないと寂しいな〜。 セレス： そう言えば私も、しっとりしてるわよ？ ラファル： ……。５回くらい、チラ見してます。 メル： むー。いいもん！　セレスさんはスタイルいいなぁ……とか思ってます。 ＧＭ： あはは。さて、ここらでまたイベント表でも振ってもらおうかな。２ｄどうぞ？ ラファル： まかせろ、わっしょい！　……　『７』　！ ＧＭ： ほほー。（うーん、予定外だけど面白いからそのまま採用）では皆さんが進んで行くとですね、脇の茂みの中から弱々しい動物の鳴き声がします。 「キューン、キューン」 メル： わあ！　なんか動物がいるー！　思わず無防備に駆け寄ります。 セレス： こらこら、不用意な。――なぁんて言いながら、私もつい覗いちゃう。 ＧＭ： するとそこには、狩人の罠にかかった小熊の姿が！ ラファル： おぉー、可愛いな〜。って、まさかこいつ……！？ ドレム： うむ、おそらく先ほどのグリズリーの子供じゃの。 ラファル： ざ、罪悪感が！　ウヮァァァァン！！　ごめんよ〜〜！！（号泣） メル： さっきは嬉々として止めを刺してたくせに……といいつつ私も、うわ〜ん！（泣） セレス： じゃあ、とりあえず［罠解除］してあげて……。 代わりにそこに、さっき剥ぎ取った熊肉（毛皮）を置いておきましょう。 ラファル： そ・れ・だ！　きっと、お母さんは罠にやられたんだよ！ ドレム： では儂もさっき取った〈熊の手〉を持って……「ほれほれ、お母さんじゃぞぃ」 ＧＭ： いいから森に帰してあげてください！（笑） 本当に困ったパーティです。 ちなみにこれらのイベント順がもし逆であれば、 もちろん先程の戦闘は回避できるようにしてありました。 確率的にもこうなるのはよっぽど低かったのですが……偶然って恐ろしいものです（笑）。 そして、一行はついに目的地へと辿り着きます――。 ←第三話_6 -目次- 第三話_8→