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死闘は終わった――中盤までは、勝負がどちら転ぶか分からない展開でした。何はともあれ、これにて戦闘終了。倒れたオーガが、うめきます。
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GM/オーガ: |
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「クッ。なかなかやるな。しかし、俺を倒したぐらいでいい気になるなよ。今ごろ、先に行った連中が部族のヤツらを襲っているだろう――」 |
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ラファル: |
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ああ。だからお前の長話なんかは付き合ってられん。 |
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アラン: |
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皆さん、急ぎましょう! |
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GM: |
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えーっと……オーガがどういうルートで魔導機械を入手したのかとか、気になりません? |
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アーピー: |
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正直、わりとどうでもいい。 |
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ルシアス: |
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ということで、馬を取りに行ってからオーガを踏みつけて進む! |
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GM/オーガ: |
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「…………(馬に踏み付けられて完全に沈黙)」 |
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GM: |
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あなたたちがイラの集落に到着すると、そこには二十人以上の盗賊たちが横たわっていました。デイジーの呼びかけに応じて結集した、三十人にのぼる部族の若者が対抗し、これに打ち勝ったのです。幸い、部族側に大きな被害は無いようです。 |
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アーピー: |
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(やや戸惑いつつ)返り討ちにした……のか? |
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GM/デイジー: |
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「あらラファル、遅かったじゃない。どうしたの、そんなにボロボロになって?」 |
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ラファル: |
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え……あー……いや、俺たちは、事件の首謀者をだな…… |
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GM/デイジー: |
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「何を言ってるのか、よく分からないわ。でもとにかく、お礼を言うね。アナタたちの助言のおかげで、こうして自分たちの力だけで盗賊をやっつけられたわ」
どうやらデイジーを含めて部族の人々は、首領がこちらに向かって来ていたことを知らないようです。 |
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ラファル: |
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(疲れ切った顔で)そう……か。 |
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ルシアス: |
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(やっぱり疲れ切った顔で)長々と説明する必要もないだろう。ここは、何も言わずにおこう。 |
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ちなみに、デイジーをメッセンジャーとして使わなかった場合、それはそれで色々と大変なことが起こる予定でした。が、パーティの的確な判断のおかげで、そちらのルートには進まなくてすみました。
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GM/族長: |
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疲れ切ったあなたたちに、族長が話しかけてきます。
「ラファル、それにお仲間の皆さん。今回、あなたたちの助言がなければ、我々は戦力を集中させることもできず、一方的にやられておったところじゃ。礼を言いますぞ」 |
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アラン: |
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当然のことをしてまでさ。 |
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ラファル: |
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ああ。何しろ、俺の故郷だからな。また何かあったら、いつでも言ってくれよ。 |
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アーピー: |
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あれ? でも、そろそろ、ラファルもメルもナハトも、他の地方に行くんじゃなかったっけ? |
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ルシアス: |
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(空気を読めよ、という顔をしつつ)……まあ、その時はその時だ。〈雷神の吐息亭〉にさえ来てくれれば、だいたいの問題は冒険者が何とかしてくれるだろう。 |
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アラン: |
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うん。そのための冒険者だからね。 |
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GM/族長: |
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「これは頼もしいお言葉。もう二度とこのような襲撃には遭いたくないものですが、また何かあれば、お世話になりまする」 |
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ラファル: |
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ああ。〈雷神の吐息亭〉には、頼れる人たちがたくさんいるからなッ!(宣伝) |
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寝不足と激戦のために疲れ切った四人は、〈雷神の吐息亭〉に帰還すると、即座にテーブルに突っ伏してしまいました。
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GM: |
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ヘトヘトのあなたたちに、コーネリアスが報酬を差し出しながら言います。
「それにしてもみんな、お疲れのようね」 |
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アーピー: |
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さすがのオレサマも、今回ばかりはヒヤッとしたぜ。魔導機械恐るべし。 |
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GM/コーネリアス: |
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「それにしても、よく頑張ったわねアナタたち。この一帯にいた盗賊の残党たちは、今回の事件で一網打尽にできたみたいよ。これで、ラファルも安心して他の地域に行くことができるわね」 |
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アラン: |
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(麦茶を飲みながら)僕の死に場所は、ここではなかったみたいだ…… |
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ルシアス: |
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今回は大変だったが、残党狩りをできた点では、まあ、良かったか。 |
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ラファル: |
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ああ。これで、オレも安心して他の地方に旅に出られそうだよ。 |
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GM: |
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ということで、セッションはこれにて終了です。本日はお疲れ様でした! |
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一同: |
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お疲れ様でしたー。 |
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