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街で待っている間、ドレム達は宝石を狙う者の情報を集めました。
わかったのは、メローニ以外にもアルフォート王国の宝石商が来ていた事、デュボールにも宝石を手に入れようとしていた商人がいた事、メローニが購入したのは知れ渡っているが、強硬な手段に出てまで奪おうとする人達はいない事、でした。
情報を集めている間に2日が過ぎ、ライダーギルドからローザという15歳の人間の女の子が派遣されてきます。
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ドレム: |
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よし。朝一で出発するぞい。 |
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GM: |
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皆さんが乗り込むと、馬車は走りだします。何かしますか? |
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ドレム: |
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そうじゃなぁ、ニサ殿に話しかけよう。
「ときにニサ殿」 |
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GM/ニサ: |
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「はい?」 |
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ドレム: |
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冒険者技能を持っとるか? |
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GM/ニサ: |
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「コンジャラー3レベルとスカウト1レベル。HP
24 、MP 21 です。後、秘書検定第一級的なものを」 |
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ドレム: |
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そうか……。依頼を受けた時にも確認したが、いざとなれば、宝石を優先させてもらう。そういう状況にならんように努力するが、万が一の場合は逃げてくれ。 |
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GM/ニサ: |
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「は、はい」 |
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そしてお昼になりました。
フフフフフ。鉄箱に入れられ、街道を進んでいるとはいえ、妖精石の効力が消失したわけではありません。弱まっただけです。
1d 振って 5 以上なら、もれなく妖精が出現しますよ!
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GM: |
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さて、ここで1人、ダイスを1個振ってください! |
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アラン: |
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なんか、凄く嬉しそうですねぇ……。 |
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GM: |
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そんな事ないですよぉ(うきうき)。 |
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ドレム: |
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……(ころころ) 4 。 |
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GM: |
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う……何も起こりませんでした。 |
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その後、セレスさんとアランさんがロシアンルーレットを始めたり、キャンパスが呪歌を歌おうとしたりと、楽しく順調に街道を進み、夜になりました。
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ドレム: |
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野営じゃな。わしらは外で、ニサさんは馬車の中で寝るぞい。 |
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GM: |
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見張りの順番を決めてください。 |
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話し合いの結果、スカウトを持っているアランさんとキャンパスさんは別れる事に。
一回目はセレスさんとキャンパスさん。
二回目はドレムさんとアランさん。
という組み合わせになりました。
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ドレム: |
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おやすみ〜。 |
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GM: |
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(こっそりサイコロを振る)……何も起きませんね。 |
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セレス: |
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暇ねぇ。と言いながら、キャンパスの頭をバスケットボールのように叩きます。 |
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キャンパス: |
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浮かんでるのがおもしろいのわかるけど、やめて! |
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セレス: |
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だって、暇だから(ポムポム)。 |
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キャンパス: |
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う……酔ってきた。 |
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セレス: |
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あ、吐いた。そうか。グラスランナーを吐かすにはこうすればいいのか。 |
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一同: |
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(笑) |
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キャンパス: |
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ハッ! 凄い事に気づいたよ! |
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(睡眠中の)アラン: |
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どうしたんです? |
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キャンパス: |
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ボク達、見張りをしてない! |
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一同: |
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(爆笑) |
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(睡眠中の)ドレム: |
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えぇい! 交代じゃ交代! 起きろ! アラン! |
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アラン: |
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あぁ、起きてすぐはいつもに増してテンションが低い……
死にたい 。 |
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ドレム: |
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……リチャードの奴、こんな困った奴置いて、どこいきおった。 |
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(睡眠中の)セレス: |
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合コンに成功して、その子とのデートに忙しいらしいよ。 |
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アラン: |
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リチャ〜ド〜(涙)。うらやましいよ〜(悔し涙)。 |
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ドレム: |
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元気をだせ! 合コンに行けば、お前もうまくいくかもしれんぞ! |
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アラン: |
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そうだ! リチャードが合コンに連れて行ってくれるって言っていました! それまでは死ねません! |
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GM: |
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ドレムさんがアランさんを励ましているとですね……と、気づいたかどうかはスカウトかレンジャー足す、知力ボーナスで判定をお願いします。 |
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ドレム: |
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(ころころ) 9 。 |
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アラン: |
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(ころころ) 14 。 |
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GM: |
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アランさんは気づきました。茂みからニサさんが出てきて、馬車へ戻っていきます。 |
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一同: |
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ん? |
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アラン: |
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身のこなしは手馴れた感じですか? |
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GM: |
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いいえ。コソコソと馬車に戻ろうとしますが、足音を完璧に消しているとか、気配を完全に絶っている事はありませんね。 |
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アラン: |
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それは……(少し顔を赤らめて) トイレですね。 |
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(睡眠中の)セレス:
(睡眠中の)キャンパス: |
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そうか! |
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ドレム: |
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納得するな(汗)。 |
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アラン: |
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でも、アランはそう思っちゃいます。誰にも言いませんよ。さすがに、明日も同じ事をされたら別ですけどねぇ〜。 |
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ドレム: |
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拙僧は気づいとらんし、どうしようもないな。アランに説教をしよう。
「いいか? 命というものはだな……」 |
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1日目の夜は、ドレムさんの説教で終わりました。
そして2日目の朝。
周囲に朝霧が立ち込め、鳥のさえずりが聞こえてきます。
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キャンパス: |
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早朝の散歩に出かけたボクは、草むらに横たわるものに気がつくよ。近づいて……うわああぁぁ! 人が死んでいるうぅぅぅ! |
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ドレム: |
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おぉ! メローニさんじゃ! メローニさんが死んでおる! |
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セレス: |
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そんな! どうしてここに! |
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アラン: |
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みんな動かないでください! 犯人は、この中にいる! |
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GM: |
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それでは、早朝から街道を進むでよろしいですか? |
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セレス: |
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……全スルーしたわね(笑)。 |
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GM: |
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できる所はしていこうかなぁって。で、進むでよろしいですか? |
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セレス: |
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馬車の窓から外を警戒しながらね。 |
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GM: |
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では、お昼になりました。またサイコロ1個振ってください。 |
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アラン: |
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今度は僕が(ころころ) 5 。 |
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GM: |
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2d 振ってください! |
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ドレム: |
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GMのテンションが上がった(笑)。 |
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アラン: |
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(ころころ)…… 7 。 |
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GM: |
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7 ですね? (がさごそと、1枚の用紙を取り出す) |
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出目で出現する妖精を変えてみました。用紙には、その表が書かれています。
えっと、 7 は……。
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セレス: |
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GM、どうかした? 凄く困った顔をしているけど。 |
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GM: |
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……。 |
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7 はムリアンの群れなんですよ。
蟻ぐらいのサイズの、人間の姿をしたとても小さな土の妖精達です。
馬車の中にわらわらと現れるのは変な気がしますし。かといって、走っている馬の横を蟻が並走できるとも思えないし。
あ、ひらめいた。並走できないのなら、妨害しちゃえばいいんですよ。
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GM: |
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ローズが「きゃっ!」と言って馬を止めます。 |
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ドレム: |
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何事じゃ! |
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GM: |
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荷台から顔を出し、御者席を見ると、黒い蟻のようなものがたくさんいますよ。魔物知識判定、お願いします。 |
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一同: |
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(ころころ×4) |
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GM: |
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(皆さんの出目を見て)あ、わかりましたね。ムリアンの群れです。 |
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セレス: |
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よし! ローズさん、 轢け! |
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GM: |
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問答無用 !? ローズは、「轢いていいんですか?」と戸惑っていますが。 |
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キャンパス: |
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【モラル】を歌うよ! 心の中にある勇気を奮い起こすんだ! |
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一同: |
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(笑) |
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キャンパス: |
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まだ足りないって? わかった、【モラル】を蛙に引き継がせつつ、ボクは【チャーミング】。命令はもちろん
「 轢け!」 だ! |
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一同: |
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(爆笑) |
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GM: |
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ムリアンは友好的な種族ですよ。「見せてぇ」「遊ぼう」と言っていますし。 |
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セレス: |
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イヤ(きっぱり)。 |
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キャンパス: |
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誰も止めないのなら、歌うよ〜!(ころころ)あ〜♪ |
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GM: |
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馬車は走り出し、ムリアンの群れは道を開けます。「またね〜」「今度は見せてね〜」と手を振って見送ってくれます。 |
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セレス: |
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数日後、またここを通る予定だから〜。その時、よろしくね〜。 |
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う〜ん。妖精が望む事をすれば、後々お助けキャラで出たり、アイテムをくれたのですが……そりゃ、警戒しますよね。
その後はなにも起きず、夜になりました。
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