Q2−1:「E評価」でも成功する行為判定はありますか? |
A2−1:いいえ。「E評価」は基本的に「失敗」を表します。
「E評価でも成功する行為判定」はつまり、日常的にあたりまえに実行していて、基本的に失敗することがない行為です。そして、基本的に失敗することがない行為については、行為判定をおこなう必要がありません。
ですから例えば、何もない平坦な道を歩いたり走ったりする、食事をする、ベッドから落ちずに眠る……などの行為は、何か非常に特別な理由でもない限り、行為判定を必要としません。
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Q2−2:ファンブルやクリティカルは、すべてのサイコロが同じ数でなければ発生しないのですか?
つまり、ファンブルは「5・5・5」と「6・6・6」の組み合わせだけ、クリティカルは「1・1・1」と「2・2・2」の組み合わせでしかおこらないのでしょうか? |
A2−2:いいえ。ファンブルは「3つのダイス目すべてが5以上」のとき、クリティカルは「3つのダイス目すべてが2以下」のとき、発生します。
ですからファンブルには「5・5・5」「5・5・6」「5・6・6」「6・6・6」という組み合わせがありますし、クリティカルにも「1・1・1」「1・1・2」「1・2・2」「2・2・2」という組み合わせがあります。
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Q2−3:能力値が15をこえているキャラクターは、その15を超えている値を加えて基準値にしますか?
●例:「ST:15(+4)」のキャラクターは、「15+4」で19を基準値にして〈攻撃力〉の行為判定をするのでしょうか? |
A2−3:いいえ。行為判定の基準値は、最大でも「15」にしかなりません。
15をこえる能力値は能力値ボーナスを増やしてくれますが、行為判定の際には15を基準値とします。
行為判定の基準値は「10〜15」の間になります。ですから、能力値が「10〜15」の場合はそのまま能力値を基準値とし、能力値が「9以下」の場合は「10」を基準値とし、能力値が「15(+1)以上」の場合は「15」を基準値とします。
例の場合、15を基準値に〈攻撃力〉の行為判定をおこないます。その行為判定ででた評価をもとに近接攻撃のダメージを求めます。そしてその近接攻撃ダメージを求める際には、STの能力値ボーナスが「+9」になります。
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Q2−4:能力値が9以下のキャラクター(主としてモンスターなど)は、その9以下の値をそのまま行為判定の基準値にするのでしょうか? |
A2−4:いいえ。行為判定の基準値は、最低でも「10」にしかなりません。
行為判定の基準値は「10〜15」の間になります。ですから、能力値が「10〜15」の場合はそのまま能力値を基準値とし、能力値が「9以下」の場合は「10」を基準値とし、能力値が「15(+1)以上」の場合は「15」を基準値とします。
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Q2−5:能力値が9以下のキャラクター(主としてモンスターなど)は、能力値ボーナスが「−1以下」になったりするのでしょうか? |
A2−5:はい。能力値が9以下の場合、能力値ボーナスは「−1以下」の負の値になります。
能力値ボーナスは「能力値−10」で求められるため、能力値が「9以下」の場合、能力値ボーナスは負の値になります。逆に能力値が「15(+1)以上」ならば()内の値も能力値ボーナスに加えられます。
このため、能力値ボーナスから求められる近接攻撃追加ダメージ、レンジ攻撃追加ダメージ、呪文追加ボーナスは負の値になることがあります。ただし、HTボーナスが負の値の場合でも、基本防護点を求めるときだけはHTボーナスを最低0と見なして計算します。
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Q2−6:行為修正は累積しますか?
●例1:〈攻撃力〉に、《ブラインドネス》で「行為修正−2」、《ストライキング》で「行為修正+1」を受けているキャラクターの行為修正は?
●例2:〈攻撃力〉に、《ブラインドネス》で「行為修正−2」、《ブラック・フォッグ》で「行為修正−1」を受けているキャラクターの行為修正は?
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A2−6:はい。行為修正は累積します。
例1の場合、キャラクターは〈攻撃力〉に「(−2)+(+1)=−1」で、「行為修正−1」を受けます。
例2の場合、キャラクターは〈攻撃力〉に「(−2)+(−1)=−3」で、「行為修正−3」を受けます。
ただし、どれだけ累積しても「−3〜+3」の範囲をこえる行為修正は受けません。「−4以下」の行為修正は「行為修正−3」として扱われ、「+4以上」の行為修正は「行為修正+3」として扱われます。
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Q2−7:行為修正は「−4以下」になったり、「+4以上」になったりしますか? |
A2−7:いいえ。「〔2〕行為判定と能力値、「A2−6」を参照してください。
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Q2−8:能力値が「9以下」あるいは「15(+1)以上」の数値を行為判定以外で使う場合、その数値も行為判定と同じように「9以下なら10として扱う」あるいは「15(+1)以上なら15として扱う」のでしょうか? |
A2−8:いいえ。行為判定を除く場面で能力値を使う場合、そのままの値を使います。
もし「15(+1)以上」の数値を使う場合には、「()」内の数値も加えて「16以上」と扱います。
これは、能力値を基準値としたすべての数値に共通して言えることです。
●例:「必要ST:15(+2)」の武器を「◎強打」に使った場合、「◎強打」で増えるダメージは「17点」です。
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