GM |
さて。そんなわけで、君たち5匹の勇者たちは巣穴の期待を一身に背負って、西の森へと出発したのでありました。 |
ローズ |
くすんくすん、お腹いたいよう。巣穴に帰るぅ(泣) |
ハービィ |
しょうがないなあ、とっておきの元気が出る薬草をあげる。特別だからね。 |
ローズ |
あむあむ。くすくすくすくす……。 |
タイガー |
笑い草わたしてどーする! |
ハービィ |
元気にはなったじゃない。 |
リーフ |
とにかく王妃様の話のとおり、西の森を進んでみましょう。オバケが出没するのは夜中みたいですから、それまでに森を探検しておいうたほうがいいと思いますし。 |
ルー |
森って、狼とか怖い動物がでるよね。 |
ハービィ |
王妃様は動物は出なかったって言ってなかった? |
GM |
うん。そういえばこの頃、西の森の方向からは動物が出てくることは少なくなった。 |
タイガー |
は、ではその森のバケモノが暴虐をふるって、オレたちうさぎを襲う猛獣たちを追いだしてしまったんじゃ……! |
ハービィ |
なるほど。ということは、バケモノはわたしたちうさぎの味方! |
リーフ |
その可能性もほんのちょっとだけないこともない、こともないかもしれませんね。 |
GM |
素直に絶対そんなことはないと言え。そんなこんなやっているうちに、君たちはまだ陽が暮れないうちに森に入ることができた。さて、リーダー。サイコロを振ってみてくれたまえ、遭遇判定をしようではないか。 |
リーフ |
ふふ、まかせてください、自信はありますよ。(ころころ)ほぉら、何か出ました(得意げ) |
GM |
出してどーする。えーと、ではニョロニョロとしたものが……。 |
タイガー |
ふ、ミミズか。 |
GM |
そんなわけあるかい! ミミズにはちろちろとうごめく舌はないだろうが。こいつは静かに近づいてくるから、マイナス5の聴覚判定に失敗したら不意討ちということにさせてもらうぞ。 |
ハービィ |
うう、その獣って匂いもなさそうだしなあ。(ころころ)……夕焼け見てる。 |
ルー |
(ころころ)同じくぅ。 |
GM |
え、もしかして全員不意討ちされてる? |
一同 |
(こっくり頷いている) |
GM |
あらあら。では、ルーちゃん。君の足元から、長い体の動物がこっそり忍び寄ってきたよ。不意をうたれているから、判定の余地なくからみつかれてしまう。 |
ルー |
きゃあん、なに? 何が起こったのお? たすけてぇ!(じたばた) |
GM |
と、ルーが騒ぎだす……と。何が起こっているのか、知力判定に成功した人は《動植物知識》の判定をしてもいいよ。 |
リーフ |
ではまず知力判定を……(ころころ)おや、ファンブル。ああ、いい風が吹いてるなあ、平和だなあ(笑) |
ハービィ |
知力判定には成功。仲間の危機には気づいた……(ころころ)あの動物、ヘビかもしれないと思う。自信ないけど。 |
タイガー |
うおお、なんとか知力判定に成功! はっ! しかし気づかなかったほうがオレにとっては幸せだったかもしれん(タイガーリリイは「ヘビ恐怖症」なのだ) |
ローズ |
だいじょうぶ、兄貴。あれ、ヘビじゃないよ。ナワだよ。ルーちゃんは縄で遊んでるだけだよ!(《動植物知識》の判定失敗) |
タイガー |
なるほど、ナワか。うむ、その言葉に力を得たのか恐怖判定も奇跡的に成功! めちゃめちゃ怖い気もするが、ナワごときに恐怖するオレ様ではない! ゆくぞ、ナワ! |
GM |
……欺瞞だ、自分を騙している。あ、このヘビはしっぽがガラガラいってるからね。 |
ルー |
ひいいぃぃ(泣) |
ハービィ |
それは早いうちに何とかしないと。 |
ローズ |
《解毒》の能力はあるから、盛大に噛まれていいよ。安心してね、ルーちゃん。 |
ハービィ |
あ、わたしも薬もってるや。OK。 |
タイガー |
鬼かあんたら。 |
GM |
ちなみに毒のダメージは5Dなんですけど……。 |
ルー |
あ、まぶたの向こうでおじいちゃんがおいでおいでしてるのー(泣) |
GM |
さ、戦闘に入ろうか。イニシアティブを決めよう。 |
ルー |
(ころころ)ルーからだね。でも何もできないの。じたばた。 |
ハービィ |
次はわたしだけど……。うーん、ヘビってかゆいって感じるかなあ? くしゃみするのかなあ? って悩んでる。 |
リーフ |
それは謎ですね。 |
ハービィ |
ま、いいや。あれがヘビだっていう自信ないから、生き物はかならず何かするものだって思う。でも、じかにヘビにさわるのはいやだし……。 |
タイガー |
あ、あのなあ、ハービィ。オレなんかヘビ恐怖症だというのに、これから直接さわって、闘おうとしてるんだぞ!(怒) |
ハービィ |
あ、そうだっけ。ちょっと反省。反省しつつ「かいかい」の薬をとりだして……投げつけるために狙いをつける(笑) |
ローズ |
それ、反省してないと思う。それに、はずれたらルーちゃんに当たるよ。 |
ハービィ |
平気平気、解毒剤はあるから(笑) |
リーフ |
いやですねえ、『自信過剰』は……。あ、私は周囲の状況に気づいてませんので、ずんずん先に歩いていきます。ああ、お空が真っ赤だなあ、びょんびょーん(笑) |
GM |
はいはい。じゃあ、ヘビは噛みつかせてもらおうか。静かに眠れ、ルー(ころころ)あら、失敗。 |
ローズ |
じゃあ《思考転送》で叫ぶ。ルーちゃんから離れなさああい! 5成功だよ。 |
GM |
ふふん。あまりにもうさぎとは掛け離れた種族であるヘビは、抵抗にプラス5のボーナスがあるのだ! (ころころ)抵抗した。
うぬぬ、オレ様よりバカなくせに生意気な。(ヘビは知力7。1しか違わない) |
リーフ |
ええっ?! タイガーリリイ、ヘビよりもかしこかったんですか? |
タイガー |
……錯乱したオレはシンキングリーフに襲いかかる前の肩ならしに、ヘビのようにも見えるナワを喰いちぎりにいく! (ころころ)成功っす。 |
GM |
まあ、ピョンフーで蹴りかかると、絡みつかれたルーちゃんに当たるかもしれないしね。(ころころ)よけてない。 |
タイガー |
切りの4点。 |
ローズ |
……兄貴、ヘビおいしい? |
タイガー |
(うつろな顔で)……うん。恐怖症を買いもどすべきかもって思う程度には。 |
GM |
いたいいたい。ヘビもちょっとゆるんだなあ。 |
ルー |
あうあう。そのスキに脱出するの。(ころころ)うう、失敗。 |
ハービィ |
じゃ、狙いをつけてた薬を投げつけるね。かいかいの薬、とんでけっ!(ころころ)うん、成功。 |
GM |
絡みついてるから、よけるのも難しいな。当たっちゃったよ。かゆいかゆい、と体をくねらせてルーにも薬をおすそわけ(笑) |
ルー |
うにいいい、かゆーい(泣) |
ハービィ |
うふふ。もがいてる、もがいてる。わたしの薬はよく効くわぁ(嬉しそう) |
リーフ |
私はまだ状況に気づいていません。鼻歌とか口ずさみながら平和に歩いてます。 |
タイガー |
はよ、戻ってこんかーい! |
GM |
かゆいなぁ。知力判定に成功したらヘビは逃げよっと(ころころ)うーん、まだ食欲が勝ってる。 |
ルー |
ルーはまずいよう。どっか行ってー。 |
GM |
いやだ。再度ルーをかみかみ。(ころころ)かゆくさえなければ、喰いつけたのに。 |
タイガー |
(すっかり目がイッてる)ふふふ、この気色の悪い外見、この冷たい肌……なのに、なんでこんなに旨いんだ、このナワはー! 喰ってやるー! (ころころ)噛みつき成功。 |
GM |
うぬう、逃げられん。 |
タイガー |
……この気持ち悪い生き物を、この状態でオレの視線から抹殺する方法はただ一つ……このまま腹のなかに納めてしまえば……ぶつぶつ……(ころころ)切りの8発。 |
GM |
おまえ、本当にうさぎかー! |
タイガー |
(血を吐くような調子で)う、うまい、うまいぞぉぉー! ぐへへへへ……。 |
GM |
(ころころ)うう、もう食欲よりも生存本能のほうが勝った。逃げてやる。にょろにょろ。 |
ルー |
ああ、たすかったよう。ぐったり。生きてるって素晴らしい。 |
タイガー |
我にかえって、生ける屍と化してるぞ。……オレ今、何を喰ってた?(呆然) |
ローズ |
兄貴こっちむかないでー、口のまわりが真っ赤でこわいよぅ(泣) |
ハービィ |
みんな、怪我はしてない? |
タイガー |
……心に一生消えない深い傷を負った以外は、無傷っす。 |
ハービィ |
それ、きっと3日で消える(まじ) |
リーフ |
え? 何かあったんですか、みなさん? はは、仕方ありませんねえ、歩きつかれたんでしょう。ぐったりしちゃって(笑) |
GM |
誰か、そのうっかりさんを黙らせろ。 |