制作者:龍口明眞(新人)
(厳しい)指導:田辺あひる
JGC――JAPAN GAME
CONVENTION(以下、JGC)
それは、1996年から始まり今年で13年目を数える、日本最大級のアナログゲームの祭典。
合計48時間、TRPGやカードゲーム、ボードゲームを遊んで遊んで遊びまくる、夢の3日間。
蒸し暑い日が続いていた8月下旬――僕はグループSNE新人採用面接を受けていました。
ガチガチに緊張し挙動不審にまでなる僕に、安田均社長は朗らかな声で言いました。
社長 「新人の君にも、JGCに参加してもらいたいんだけどねえ。いい経験になるから」
僕 「え? あ……」
社長 「参加者枠、もうキャンセル待ちも終わってる状態かあ。残念だなあ」
先輩 「社長社長……コーノ君のぶんが……」
社長 「あ、コーノ君、入院してるんだったっけ? 部屋空いてる? じゃあ君、行けるよ!」
なんでも、そのコーノ氏。
初のオリジナル作品が発売になった後、入院されたとのこと。
僕は深々と頭を垂れて、
「是非とも参加させて頂きます」
と言ったのでした。
この時点では「先輩の仕事を横で見ている感じかな」と考えていたのですが――
――グループSNEがそんなに甘いはずがなかった。
9月1日、グループSNEの新人として初出社。
社長がとても素敵な笑顔で僕に言いました。
社長 「君にはJGCのレポート書いてもらうから」
え――?
それから転がる石のように話が決まり、どうも初めまして、2009年度JGCレポート担当となりました新人、龍口明眞です。
何もかも初心者の僕ですが、JGCの楽しさを伝えられるよう、頑張ります。 |