Group SNE
News
About SNE

Products

User Contents
  ●著者インタビュー
●イベントレポート
●リーダーズサーカス
●エッセイ
●TRPGリプレイ
Link
indexに戻る
 
TOP > ユーザーコンテンツ > TRPGリプレイ > ソード・ワールド2.0『マージナル・ライダー』外伝 第一話「破天荒吟遊詩人(トルバドール)」


←第一話_3 -目次- 第一話_5→

4. 味覚の違いでバレバレ


* * * * *

そうして別荘にたどり着いた一行。

アーノルドと夫人は別荘に2日ほど滞在する予定のため、馬車と御者は引き返し、
2日後にまた迎えに来る予定です。

 あくびをするアーノルドたちを出迎えたのは、使用人のスミスという、大柄な男性です。


* * * * *
  
GM/スミス: 「奥様、ようこそいらっしゃいました。お食事が出来上がるまでは、お部屋でおくつろぎ下さい」
セレス: 私たちが休める場所もあるかな?
ドレム: これこれ。拙僧らは護衛で来たんじゃぞ?
夫人の部屋と別荘の周囲を見張っておかないといかん。
GM: しかし、子爵夫人は部屋の見張りを断るよ。
「扉の前に立たれては落ち着かないザマス」とかなんとか。
セレス: 私でもダメなのかな? 本編に登場してるけど。
GM: それは関係ないね(笑)。冒険者が近くにいると眠れない、とはっきり言っちゃう。
キャンパス: 眠れないの?(バイオリンを構える)
GM: こらこら!(笑)
アーピー: なら、せめて別荘の周囲は見回っておくさ。
ドレム: そうじゃな。
GM: 晩御飯ができるまでの間はまだ周囲も明るいし、特に何も起きないね。で、辺りが暗くなり始めた頃に、スミスさんからお呼びがかかる。
セレス: ごはん、ごはんー♪
キャンパス: 同じものを食べさせてくれるのかな?
GM/アーノルド: 「もちろんさ! スミスの料理は絶品だからね。特にこの辺りでしか取れない野うさぎのソテーが美味しいんだ。皆も楽しむといいよ」
アーピー: お、ちょっと貴族っぽい(笑)。
GM: ところが、食卓に出される晩餐はひどい出来のものだ。メインディッシュの野うさぎも、焼きすぎて炭化していたりする。
セレス: ……あら?
キャンパス: ソテーって、こんなものだったっけ?(笑)
GM: いや、あきらかにおかしいね。子爵夫人はスミスを呼びつける。
「スミス、これはいったいどうしたことザマスか? あなたらしくもない」
ドレム: 気にせず「こらうまい、こらうまい」言って食っておるぞ。
キャンパス: ドレムさんは、舌が貧しいんだね(肩ぽむ)。
ドレム: な、何を言うておるか。粗食にも耐えてこその冒険者じゃ。
アーピー: 酒も飲めないくせに?
ドレム: ……。
セレス: 下戸の上に、味オンチ。
GM: (笑)。みんなのそんな様子を見て、スミスさんは逆に首をかしげる。
「お食べにならないのですか? 奥様」
ドレム: こ、この執事……わざとやってるワケじゃないんじゃな?
キャンパス: これは……蛮族だよ!(爆笑)
セレス: 怪しいよー(笑)。
GM: そう思うなら、真偽判定を試みてもいいよ。

* * * * *

 真偽判定とは、
魔法などで作られた見せ掛けの扉や、他人になりすましている人物を怪しいと感じたとき、
それが偽りの姿なのかどうかを見破る判定
です。

GMが設定した達成値以上の値を出せば、
判定の対象が本物なのか、偽者なのかを知ることができます。

『SW2.0』には、人間たち人族の宿敵に蛮族がおり、
中には人族の心臓を食らってその姿になりすませるものがいるのです。


* * * * *
  
セレス: (コロコロ)達成値は11ー。
GM: (魔物が化けている場合、真偽判定の目標値は知名度だから……)はい、分かりましたよ、どうやら本来のスミスさんではないようだね。
アーピー: じゃあ、続けて知名度判定だね。蛮族なら、これで正体が分かるはず(コロコロ)。
GM: はいはい。正体も分かりましたね。レッサーオーガのようです。

「バレたか。上手く、化けたのに」





アーピー: それ、本気で言ってるのかい?
キャンパス: (ルールブックを確認しながら)4レベルの蛮族か。
ドレム: その程度、拙僧らの敵にもならんわ。
おのれ蛮族、スミスさんを殺した罪はその身で贖ってもらうぞ!
セレス: ドレムさん、ほっぺにお弁当ついてるよー。
GM: 正体がばれたと悟ったレッサーオーガは、本来の姿を現して戦う姿勢を見せるよ。
「生かしては、帰さない」と、汎用蛮族語で言ってるようだけど。
アーピー: オレサマがわかるよ。奴は戦う気さ。
GM: スミスが別の姿に変わったら、子爵夫人とアーノルドは恐慌状態に陥るね。

「ば、ばば化け物……!」

戦闘時には、その場から移動しない護衛対象として扱うよ。
キャンパス: ここは、今度こそ【ララバイ】かな。眠らせて忘れさせてあげよう。
アーピー: オレサマたちが寝たら身も蓋もないね(笑)。
ドレム: なぁに、蛮族1体など、そんな暇もなく倒してやるわい。
GM: (こっちには隠れてる援軍がいるから……)じゃあ、戦闘しますか。先制判定で先手後手を決めましょ。
キャンパス: (コロコロ)先制力は6だから、出目8を足して14だね。
GM: はいはい、そちらが先手ですよ。
キャンパス: テーブルの上に乗って【ララバイ】の前奏を始めるよ。葉加瀬○郎のごとく。
一同: (笑)。
アーピー: それ、激しすぎて眠れなさそう(笑)。オレサマはレッサーオーガを投げるぜ。(コロコロ)命中は17だ。
GM: 避けようもなく、その場にぽてちんと転ぶ。ダメージは?
アーピー: (コロコロ)16点さ。
ドレム: おぉ。お前さん、結構やるな。ご夫人を護るように前に出て、そこに追撃しよう(コロコロ)命中は11じゃが?
GM: 避け――いや、転んだペナルティがあるのか。命中するよ。
アーピー: オレサマのおかげさ。
ドレム: おぅ、感謝じゃな。(コロコロ)出目が低い……ダメージは10点じゃ。
セレス: 続けていくよー。〈サーペンタインガン〉2本で撃っちゃう。どっちも【ソリッド・バレット】で。
GM: 片手持ちの銃を2本撃つわけですな。魔法ダメージ2回は苦しい。
セレス: (コロコロ×4)どちらも命中で、ダメージは13点と13点。
GM: やー、沈んだー。
キャンパス: え、終わり?(笑)

←第一話_3 -目次- 第一話_5→



TOP