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TOP > ユーザーコンテンツ > TRPGリプレイ > ソード・ワールド2.0『マージナル・ライダー』外伝 第二話「樹海の熟練救助隊(レスキュー)」


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2.樹海の中は不思議がいっぱい

GM: 状況は整理できたかな? では、君たちは遠出の準備をした上で、王都デュボールを離れて西のティラの樹海へと向かったよ。依頼主からはひとりにつき7日ぶんの保存食が渡される。
セレス: 樹海に行くなら、それじゃ足りないかもねー。
アラン: 今回は危険な依頼かもしれませんねぇ。もしかしたら、死ぬかもしれない。
ルシアス: 確かに、ティラの樹海も危険だし、書物の件も気になるな。
アラン: ここが、僕の死に場所なんでしょうか。
セレス: へ?
リチャード: いやいや! アラン、いつも言ってるじゃないか。死に場所なんてのは、いくつも死線を越えたその先にあるって。ここはまだ越えなきゃいけない死線なんだよ。
アラン: そうか……そうですね! この依頼をクリアした先に、きっと僕の理想とする死に場所があるんですね!
ルシアス: なんというか……変わった価値観を持ってるんだな。アランさ……アランは。
セレス: 死にたがりなんだよね。
リチャード: それをいつもこうやって宥めているわけさ。まぁ……しゃっくりみたいなものだね。
ルシアス: その認識でいいのか(笑)。
アラン: 英雄的な大往生を目指しますよー!


 一行は常に北を指す〈北向きの針〉や夜の闇の中でも見える〈夜光塗料〉などを購入し、ティラの樹海へと向かいました。ティラの樹海には以前ルシアスがプーカの親子を助けるために訪れた経験がありますが(本編1巻2話)、今回はさらにその奥深くへと進んでいきます。

 
ルシアス: ところで、サレイ様がティラの樹海のどの辺りにいるかは、分かってるのか?
リチャード: いや、なので樹海の手前にある村なんかで聞き込みを行おう。それで分かるかな?
GM: そうだね。デュボールを離れて3日が経過した辺りの村で、ここ最近に訪れた人物の話は聞けるよ。冒険者風の男が3人、樹海の中に行くつもりで保存食を買っていったとかも分かる。
セレス: その中に、ル=ロウドの神官はいたのかな?
GM: いたようだ。保存食を売った村人は、必要最低限の会話しかしなかったけど、3人とも仲間、という感じではなかったようだね。知らない人間同士が同行してるような印象を受けたらしい。
リチャード: アタリだね。残りの2人は、サレイ様を攫った奴らか、その手先だろう。少なくとも、殺されて連れ去られているわけではないのが分かってよかった。
セレス: そうだね。
アラン: さらに樹海の奥へ行ったんですねぇ。目的は何でしょうか? 僕は「樹海」って名前の場所ってことだけで、ふらっと訪れずにはいられませんが。
GM: それは、帰って来ない的な意味で?(笑)
ルシアス: プーカの件のときに蛮族がデュボールを偵察していたんだよな……。もうイヤな予感しかしない(汗)。
リチャード: それらの蛮族と遭遇する可能性を頭に入れておかないとね。
GM: ここで、今回ティラの樹海を探索するルールを紹介するよ。

 サレイの痕跡を探しながら樹海の中を捜索することになるね。
 1回の捜索は6時間で、暫定的に決めている樹海のエリアひとつを捜索できることにする。
 6時間経過すれば次のエリアに移動して、また捜索を行うってことで。
一同: りょーかーい。
GM: 1日は24時間だから、捜索は1日3回までにして、残った1回分は休息するのがいいかもね。
アラン: サプリメント『ミストキャッスル』や『フェアリーガーデン』を髣髴とさせますねぇ。


 ソロプレイも可能なSW2.0サプリメント『ミストキャッスル』『フェアリーガーデン』ともにご愛顧お願いいたします(笑)。

 
GM: そんな感じだと思ってくれたらいいよ。
ルシアス: 状況によっては[剣の加護]が回復するタイミングも考慮しなければいかんな。
アラン: とりあえず、ひとつ目のエリアに進みますかねぇ。
GM: では、樹海に入り込んだと。(コロコロ)入ったばかりのエリアは、昼間でも明かりが必要なくらい暗いね。樹木の枝葉が光をほぼ完全に遮ってしまっている。
リチャード: 寒そうな場所だね。先頭に立って進むよ。
GM: では皆で「危険感知判定」を行ってね。
ルシアス: いきなりか……(コロコロ)。
GM: 全員振ったかな? では、一番達成値の高かったセレスは、そのエリアの植物は通常よりも成長の速度が速いことに気づくね。動いている、と言うほどではないけど、見つけた花の蕾が通り過ぎる頃には開いている、くらいの感じ。
セレス: (木々を指差し)へーん。
一同: (笑)。
ルシアス: もう少し具体的に説明してくれ(苦笑)。
アラン: セレスさんに言われたのでじっと立ち止まって見ます。……うん、これは。
リチャード: 分かるのかい、アラン?
アラン: (シリアスに)これは――変ですねぇ。
GM: (笑)。
リチャード: う、うん。変だね、アラン。
セレス: 早回しー。
ルシアス: 時間の経過がおかしい……のか? その場合、もっとも先に老衰で死ぬのはリチャードになってしまうな。
アラン: 人間(寿命100年)、ナイトメア(寿命不明)、リルドラケン(寿命300年)、エルフ(寿命500年)……本当ですね!
リチャード: バカな! 私はいつも馬小屋に泊まっているというのに!
GM: そのネタ、最近でも通用しますかね?(笑)
ルシアス: ここにずっと立っていると、リチャードの生え際が後退していくかも知れない、と。
リチャード: そそそ、そんなことはないさ。と言いながら頭頂部を押さえる。
セレス: そっちからかー(笑)。
GM: 合コン行けなくなるねぇ(笑)。
アラン: このまま進みます? 見たところ、魔物の類ではなさそうですが。
リチャード: この程度のことで引き返しているようでは、先には進めないさ。このまま行こう。
GM: 先に進むなら、このエリアでの「探索判定」と「足跡追跡判定」を行えるよ。
一同: (コロコロ)
アラン: 16ですね。
GM: 北西の方向に伸びる靴跡を発見したよ。そのまま追えそうだね。
セレス: 進む進むー。ずんずんいこう。
GM: では、次のエリアに移動する。木々の間隔もある程度開けてきて、上空から木漏れ日……じゃないな。星の光が見えるね。そろそろ、夜が明けそうだ。
ルシアス: ……なに?
リチャード: 樹海に入ったのは今朝だったはずだね。やはり、あのエリアの中でだけ、時間の経過が早まっていたようだ。
アラン: 不思議ですねぇ。
セレス: それで片付けていいんだ?(笑)
ルシアス: (リチャードの後頭部を気にする)
リチャード: (さりげなく立ち位置を変える)
アラン: 何だか、言葉にならない鬩ぎ合いですねぇ(笑)。


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