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TOP > ユーザーコンテンツ > TRPGリプレイ > ソード・ワールド2.0『マージナル・ライダー』外伝 第二話「樹海の熟練救助隊(レスキュー)」


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3.奇妙な邂逅

ルシアス: いきなり1日が経過してしまった。樹海は思ったよりも恐ろしいな。
GM: あ、保存食1日分減らしておいてね。おなかもすいてるし。
セレス: 寝ないといけないね。
リチャード: 仕方ない。次の6時間は休息しよう。その後、北西のエリアを捜索する。遅くなると五千ガメル……いや、サレイ様が危険にさらされるかもしれない。
GM: 今、さりげなく不穏当な発言でしたよね?
リチャード: キニシナイキニシナイ。
ルシアス: 今のところ有効な手がかりは足跡だけか。
セレス: 3時間だけ寝て、残りの3時間は捜索とかできる?
GM: 構いませんよ。その場合は判定の目標値が上昇するってことで。


 一向は見張りの分担をリチャードとセレス、ルシアスとアランに分け、これから野営していくことにしました。晩の間には特に何も起こらず、次の朝を迎えます。

 
GM: では次の朝だ。次はどの方向に向かうかな?
リチャード: もちろん、足跡が続いていた北西の方角だね。
ルシアス: 異論はない。
GM: では、その方向に移動して行くと足跡はまばらになっていくけど、君たちの腰から胸くらいの高さの枝が払われていたり、樹の幹に傷が付けられていたりする。
アラン: 目印のようですねぇ。推定、足跡の人たちのものですか。
ルシアス: (考えて)必要になったときは、偽装することで相手を惑わせそうだな。
セレス: そして、私たちも迷うんだね?
ルシアス: ……。
GM: そんなことを話しながら進んでいると、君たちは眼前に気配を感じる。
アラン: おや?
リチャード: 皆の前に立とう。
GM: 気配の主は君たちが姿を確認する前に「お前たちを待っている」と、声をかけてくる。交易共通語だね。
リチャード: 誰だ?
アラン: お待たせしてすみません。
ルシアス: ここは、謝るところなのか?(笑)
セレス: 姿が見えないひと?
GM: いや、さらに前に進むと姿は確認できるよ。牛の身体に人間の顔を持つ四足獣だ。人間としての顔は端正で、中年の男性と言う感じだね。
リチャード: ま、マンティとかそういう感じの?
GM: 見たところ、背中に翼はないね。「魔物知識判定」どうぞ? 目標値は14だ。
一同: (コロコロ)しっぱーい。
GM: では、魔物の正体は分からない。敵対するようなそぶりは見せてないよ。
セレス: 魔法とか、呪いとかで姿を変えられたのかな? かわいそう?
ルシアス: 交易共通語を話せるんだな? なら、こちらも話しかけてみるか。あなたは誰だ?
GM: 彼は本来の姿であることと、自らは「ジィ」という種族であることを語るよ。
リチャード: 私たちを待っていた、と言ったんだね? ならば、なぜ私たちがここに来ることを知っていたんだい?
GM/ジィ: 「儂は少し先の事柄が見える。そのため、ここでお前さんたちを待っておった」
アラン: 少し先の事柄が分かる!? じゃあ、我慢せずに聞いちゃいますよ。ぼ、僕はいつ死ぬんですか!
一同: (笑)。
GM/ジィ: 「この先のエリアかも知れんな(笑)」
アラン: うわぁ……どきどきしてきました。
リチャード: 落ち着くんだ、アラン(笑)。
ルシアス: 自分たちを待っていた、という理由は?
GM/ジィ: 「お前さんたちは魔法文明時代からある『枯れた遺跡』に向かっておる。


 『枯れた遺跡』というのは、すでに何者かが調査していたり、冒険者たちが踏破した後の遺跡を指す言葉です。価値のある宝物などは全て取得された後で、普段なら冒険者たちが目指すメリットはほとんどありません。

 
リチャード: 私たちが『枯れた遺跡』に? そんな場所に向かう理由はないんだけどね?
GM/ジィ: 「今、この瞬間はな。しかし、儂がもう少し話をすることで、その場所に向かわざるを得なくなる」
リチャード: (考えて)つまり、私たちの目的がその場所にある、ということかな。しかし、どうしてそんな情報を与えてくれるんだい? 何か得することでもあるのかい?
GM/ジィ: 「お前さんたちに教えることで、得はしない。だが、損をしなくなる。お前さんたちは蛮族を討伐してくれるのだから」
一同: なんだって!?


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