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2024年 既刊案内


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2024年1月
19日 ソード・ワールド2.5サプリメント ドーデン博物誌
監修=北沢慶
作=ベーテ・有理・黒崎/グループSNE
発行・発売=KADOKAWA
定価:3,630円(3,300円+税)
ISBN:9784040753119

あの『ブルライト博物誌』から1年、地方全体をどどーんと紹介するサプリメント『博物誌』が帰ってきた!
今回は、アルフレイム大陸の特徴のひとつである、鉄道の始まりの地「ドーデン地方」を徹底サポート! 新しいデータや世界設定が満載だ!

〇鉄道だけじゃない、バラエティに富んだドーデンの土地!
鉄道の生まれた地である“鉄と鋼の盟主”キングスレイ鉄鋼共和国はもちろん、“鉄と鋼の同盟”を構成するドーデン地方の各国、そしてコルガナ地方と分断するノーザンファング連山について、地域の歴史や風土について詳細に解説! キングスレイに関しては、首都キングスフォールはサプリメント『鉄道の都キングスフォール』で大いに解説したため詳細はそちらに譲るが、今まで語られてこなかった第二都市ヒスダリア、第三都市グランティンの詳細が! さらにアルショニア女王国、フレジア森林国、ゴケルブルグ大公国、オルフィード湖国、マグノア草原国の知られざる詳細も明らかになるだろう。
『ブルライト博物誌』同様地方経験表と、各国各地の名物料理についてのページも用意されているぞ!

〇新流派・アイテム!
6つの新流派が登場! 近接銃撃術や、火と土をかけ合わせた妖精魔法、不安定な姿勢で戦う武芸、植物に特化した森羅導術、トンネル掘りから発展した武術、香りで離れた位置から騎獣を操作する流派など、わくわくするものが揃っているぞ。流派特有のアイテムはもちろん、地方の名産品も目白押しだ!

〇地方固有魔物
ドーデン地方の脅威となる新規の魔物たちも収録されている。草原を荒らす猪頭のタスクと半人半虎のタイラン、恐るべき幻獣ジェヴォ―ダンにタラスク、草原の空を飛ぶウィングドバッファローに、線路を溶かす魔動機レイルイーター……他にもまだまだたくさんだ!

〇シナリオ
コルガナ地方へと続く、アンダファングトンネルの入り口近くに〈奈落の魔域〉が発生した! そこから始まる過去の“食”を巡る冒険者、まさかの展開に……! 前編、後編と続けて遊べるシナリオ「崩落トンネルの彼方」を収録しているぞ。作成したばかりのPCで、ショートキャンペーンで遊べるようになっている。ぜひ挑んでみてほしい!(ベーテ・有理・黒崎)
30日 GMウォーロック Vol.12
作=安田均/グループSNE
発行=グループSNE
発売=新紀元社
定価:2,420円(2.200円+税)
ISBN:9784775321270

グループSNEが刊行しているTRPG&ボード・カードゲーム専門誌『GMウォーロック』の第12号。

今号の特集は新年の辰年にちなんで「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」!

特集part1では「2024年のSNE」と題して、新年に登場予定のグループSNEの新作タイトルを一挙ご紹介。マーティン・ウォーレスが手がけるFFボードゲーム『FFアドベンチャー』、テストプレイなんてしてないよ新作、フランス発の話題のTRPG『クリティカル』先攻リプレイ、こあらだまりデザイン『いさましいちちびっこ炊飯器TRPG』、和風ファンタジーシナリオゲーム『境都妖異世界』の紹介等々盛りだくさん。

特集part2では「ドラゴン」そのものをテーマにした、GMウォーロックでサポート中のRPGサポート記事・シナリオ記事が登場。さらに『IKI』の山田空太が手掛けるオリジナルゲームも掲載。


第2特集は「MYSTERY START UP!」。これからミステリーゲームを始めようという方、そして今年ももっとたくさんのミステリーゲームを楽しみたい方に向けた謎解きゲーム情報を特集しています。
さらに大人気『卓上探偵団』シリーズの本誌体験版の謎を作家・円居挽が制作。そして卓上探偵団ミニ外伝を『そういうお前はどうなんだ?』の黒田尚吾が執筆。好評のオリジナルマーダーミステリーも2本立て! 忍者屋敷がテーマの「忍者屋敷の怪事件」を作家・似鳥鶏が、ヒーローショーがテーマの「推理戦隊ダレガヤッタンジャー」を『優しい死神の席』の鯖井凌が制作。

このほか『ソード・ワールド2.5』や『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第2版』『暗黒神話TRPG トレイル・オブ・クトゥルー 改訂版』など、TRPGのサポートも、シナリオ、ソロアドベンチャー、コラムなどで充実のお届け。


GMウォーロックの購入は定期購読が大変便利です。
また、各種通販サイトまたは全国のゲームショップ、書店でもお取り扱いいただいております。 店頭に見あたらない場合は、店員さんに書籍タイトルとISBNをお伝えください。(西岡拓哉)
2024年2月
16日 ファイティング・ファンタジー・コレクション 40周年記念
~スティーブ・ジャクソン編~「サラモニスの秘密」

作=スティーブ・ジャクソン
監修=安田均
訳=安田均とグループSNE
発行・発売=SBクリエイティブ
定価:8,580円(7,800円+税)
ISBN:9784815619633

2022年にシリーズ40周年を迎えたファイティング・ファンタジーシリーズ。
今回のコレクションは、スティーブ・ジャクソン作品にフォーカス。ファイティング・ファンタジーを打ち立てたレジェンドの作品から、最新作「サラモニスの秘密」と不朽の名作〈ソーサリー〉シリーズを丸ごと収録!

「サラモニスの秘密」
FFシリーズ40周年を記念した著者36年ぶりの最新作!
舞台は古き都サラモニス。きみは冒険者としての栄光を求めてこの街にやってくる。自由度の高さと多彩な展開が魅力の本作。きみだけの冒険を駆け抜けよう!

「シャムタンティ丘陵」
マンパンの大魔王に盗まれた「王の冠」。いまきみは、その奪還のために長い冒険の旅に出る。頼れるのは己の機知と幸運。剣と呪文を武器に、きみは第一歩を踏み出す。名作〈ソーサリー〉シリーズの記念すべき第一巻。

「罠の都カーレ」
港街カーレ。そこは罠と犯罪、魔物が待ち受ける混沌の都だ。ジャバジ川を渡るには、カーレを避けて通ることはできない。きみは、意を決して混沌の都に足を踏み入れる。シリーズ第二巻。

「七匹の大蛇」
冠を取り戻すきみの旅もいよいよ佳境だ。しかし、きみの使命が敵側にも知られてしまう。きみは敵の本拠地マンパン砦に向けてバクランドの荒野を行く。次々と現れる大蛇との熾烈な戦いが始まる。シリーズ第三巻。

「王の冠」
長き旅の末、きみは敵のマンパン砦へたどり着く。いよいよ敵の拠点へ乗り込んでの最終局面。きみは無事に「王の冠」を取り戻すことができるのか? 圧巻の800パラグラフで描かれる堂々の完結編。さらに本作は著者の推薦で最終戦が異なる新バージョンを採用。壮大な物語の行く末をお見逃しなく!

専用のアドベンチャーシート付属で豪華化粧箱入りの本作はファンには嬉しいコレクションです。さらに、付録に「ソーサリースペルブック」も収録。大冒険に出発する準備もばっちりです。
なお、本コレクションは受注生産方式で出版されており、今後入手が難しくなる可能性があります。大手通販やゲームショップの一部では、まだ販売しているようですので、お早めにお求めください。(こあらだまり)
20日 ソード・ワールド2.5サプリメント アルフレイム見聞録
作=北沢慶/グループSNE
発行・発売=KADOKAWA
定価:3,300円(3,000円+税)
ISBN:9784040752334

本書は、『Role&Roll』に掲載された連載記事に書き下ろしを加えた、アルフレイム大陸の旅行記です。
主人公アルスタン・フレイオルヴは、巡見使の使命を帯びて、仲間たちと大陸行脚の旅に出ます。
その旅は、大陸北東にあるウルシラ地方──その南西に位置するハールーン魔術研究王国から始まり、西へ、南へと進んでいきます。 各地のさまざまに特徴的な地勢や街並み、文化や特産品などを、アルスタンたちの目線から紹介。これまで語られることがなかったエリアまで足を踏み入れ、その様子を伝えていきます。
本書は、読み物として、またワールドガイドとしても読み応え充分なことに加え、各地で知られる小魔法やアイテム、ローカルな一般技能なども紹介(騎獣や妖精なども、少し)。アルフレイム大陸への理解が深まると同時に、キャラクターロールプレイの幅も広がります。
アルスタンたちと一緒に、ぜひ広大なアルフレイム大陸を巡りましょう!(北沢慶)
2024年3月
19日 ソード・ワールド2.5サプリメント 泡沫世界モノクロマティカ
監修=北沢慶
作=川人忠明&田中公侍/グループSNE
発行・発売=KADOKAWA
定価:2,200円(2,000円+税)
ISBN:9784040753843

泡沫世界 バブルワールド と呼ばれる世界がある。
太古、神々の戦いにおいる強大な力と力の激突が巻き起こした衝撃波が、ラクシアとその外の世界とを隔てている膜を歪ませたことで生じた無数のあぶく。
泡沫世界は、そのあぶくのなかに生み出された小世界のことである。

本書では、泡沫世界のひとつである「白黒世界モノクロマティカ」での冒険が可能になります!

モノクロマティカは、すべてが白と黒とその濃淡によって塗りわけられている、神々によって色彩を奪われた世界です。
この世界には、色彩を撒き散らす異形や、色彩に汚染された土地“ 穢土 えど ”が存在し、人々を脅かしています。
そのため、人々は強固な防壁に守られた多層都市で暮らし、それらの都市と都市を 紅血列車 こうけつれっしゃ と呼ばれる赤く光輝く列車による鉄道網がつないでいます。
また、ラクシアにおける冒険者ギルドと同じような役割を担う 紅血機関 こうけつきかん があり、異形などの魔物を討伐する 狩猟者 しゅりょうしゃ たちが活躍しています。

なんらかの理由でラクシアからモノクロマティカへと世界の境界を越えて渡ってきたプレイヤーキャラクターたちは、神々の力を宿した“ 死還 しにかえ り”と呼ばれる特別な存在となって神々から与えられる恩寵“ギフト”を駆使しながら、ラクシアへの帰還を目指して“穢土”を踏破し、異形の魔物たちと戦いながら、冒険を繰り広げていくことになります。

また、本書では「基本戦闘」をベースとしつつも、マスで区切られた戦場を縦横に移動しながら戦う「マス戦闘」が導入されています。モノクロマティカの神々から授けられるギフトも「マス戦闘」に対応した効果を持っているため、マスを利用した戦術や、配置の妙が生み出す思わぬ展開を堪能することができるでしょう。

本書には、モノクロマティカの世界を紹介した「ワールドガイド」、新たに獲得できる特殊な力である「ギフト」を扱うためのルールとデータ、ラクシアへ帰還するための冒険を描いた3本のシナリオ、モノクロマティカに登場する代表的なボス級魔物である異形のデータなどが掲載されています。

さあ、いまこそ未知の冒険を求めて世界の境界を越える時です!(川人忠明)
23日 ミステリーパーティー・イン・ザ・ボックス シリーズ
死に浸かるワイナリー

作=鯖井凌/グループSNE
発行・発売=グループSNE/cosaic
定価:3,960円(3,600円+税)
JANコード:4580552551206

ワイン造りに必要な施設の殆どが集まった場所、ワイナリー。
1920年代の今日。フランスの辺境の地に建てられた『フロンティエール・ワイナリー』にて、ここの関係者達だけを集めた定期試飲会がおこなわれる。
気持ちよく晴れた空。過ごしやすい気温。「こんな日は外で飲むに限る」と、関係者たちはワイナリー内にある涼しい広場で、本日の試飲会を始めることにした。
各々がワイングラスを持ち、さあ乾杯しようとした時。広場の隣にある大きな坂の上から、1つのワイン樽が、ものすごいスピードで転がってきた!
樽は坂道の岩にぶつかって飛び上がる。そして……勢いよくあなた達の目の前に落下し、テーブルやイスを押しつぶした! その瞬間、ワイン樽も大きな音を出しながらはじけて壊れ、木片と、中に入っていたワインをぶちまけた。
めちゃくちゃになった現場を確認すべく、近づいたあなた達の目に飛び込んだのは……首と胴体が別れ、全身の毛を剃られている上に内臓まで抜かれている、裸の女性の、ワイン浸けの死体だった。
死体は、ワインと共に樽の中へ入れられていた。これが意味するのは……あなた達の中に、この犯人がいるということだった。

優雅な雰囲気だった試飲会に、突如現れた凄惨な死体。
その瞬間、全員の脳裏には、各々が犯した悪事がよぎる。
顔を見合わせるあなた達。その視線から逃げるように、或いは逃すまいと追いかけるように、大捜査が始まった。


※本作は5~6人用マーダーミステリーです。あるキャラを除いた5つのキャラから、NPCを決定できます。進行役(ゲームマスター)なしでもプレイ可能です。一度きりのミステリー体験を、ぜひお楽しみください。(鯖井凌)
23日 協力ミステリーゲーム 卓上探偵団
夕闇に笑う少女

作=河端ジュン一
ディベロップ=グループSNE
発行・発売=グループSNE
定価:2,420円(2,200円+税)
JANコード:4580552551213

1999年、自殺者の急増が取りざたされていた世紀末の日本。夏休み直前の蒸し暑い日に、四国の森で女子高生の遺体が見つかった。発見時、彼女は全裸で顔は満面の笑みを浮かべていた。
現場付近には少女が近年まで住んでいた団地があるということで調査を始めた卓上探偵団だったが、団地の児童公園には、わらべ歌のようなものを口ずさむ老人もおり……?

卓上探偵団第6弾は、ひと昔前の田舎の団地が舞台。今作では各探偵にちょっとした背景ストーリーをつけてみました。
どこか薄暗くもノスタルジックな雰囲気に浸ってみてください。(河端ジュン一)
23日 テストプレイなんてしてないよ デック構築なんてしてないよ
ゲーム原案=クリス・シェスリク
ゲームデザイン=グループSNE(安田均、河端ジュン一、黒田尚吾、鯖井凌)
発行・発売=グループSNE
定価:1,980円(1,800円+税)
JANコード:4580552551251

配られたカードの内容を読んで戦うだけ。パーティーゲームの定番、『テストプレイなんてしてないよ』シリーズ8作目の登場です!
今回はタイトル通り「デック構築」をして自分だけのデック(デッキ)を使って戦えるようになりました!

デック構築ってなんだか難しいんじゃ……? と思うかたも安心。付属のプレイシートの上にカードを配置するだけで簡単に準備が行えます。
そして、今までの「いつものルール」では1度負ければ即脱落でしたが、今回は1度や2度負けても脱落しません。むしろ戦う度にカードを貰って強くなれるシステム!
使う度に強くなるカードやナイスなカードの組み合わせを見つけて、噛めば噛むほど味がするとってもエキサイティングなルールです!

「デック構築ルール」だけではなく「いつものルール」で今までと同じプレイもお楽しみいただけます。
カードのハチャメチャ具合は相変わらず。急に時間を気にし始めたり、素敵な一句が詠めたり、休む暇なくおしゃべりをし続ける人が現れたり……。カード効果で混沌としたプレイ空間が広がることでしょう!

今回の収録カードは全部で99枚。すべて書き下ろしの新作カードで、新しいデック構築の世界をお楽しみください! (松田ミア)
28日 可能性の怪物 文豪とアルケミスト短編集
作=河端ジュン一
発行・発売=新潮社
定価:781円(本体710円+税)
ISBN:9784101802831

文豪転生シミュレーションゲーム「文豪とアルケミスト」のノベライズ短編集が登場。

文学を蝕む者・侵蝕者によって強制的に書物の世界へと引きずり込まれた、織田作之助と坂口安吾。かつてない敵に苦戦する彼らが見いだした特殊な浄化条件とは――表題作「可能性の怪物」ほか、2022年から小説新潮にて不定期連載した各短編(久米正雄、宮沢賢治、夢野久作)に加え、書き下ろしとして北原白秋を主人公にすえた一編を収録。

2019年に好評をいただいた『顔のない天才』から約5年、読者の方々からずっと声を頂いていた企画をこうして形にできました。頁をめくる快感を、お楽しみください。(河端ジュン一)
29日 EXIT脱出:ザ・ゲーム
『中つ国を覆う影』/『シャーロック・ホームズの失踪』/『異次元の門』

作=インカ&マルクス・ブラント
監修=安田均
訳=『中つ国を覆う影』羽田紗久椰/『シャーロック・ホームズの失踪』石野力/『異次元の門』柘植めぐみ
発行・発売=グループSNE
定価:各3,080円(2,800円+税)
JANコード:『中つ国を覆う影』4580552551039/『シャーロック・ホームズの失踪』4580552551046/『異次元の門』4580552551053

この冬、EXIT脱出:ザ・ゲームの最新作が3点登場します!


『中つ国を覆う影』
The Lord of the Rings(『指輪物語』)の世界で謎を解こう!
あなたは中つ国(ミドルアース)を救う冒険に出発することになります。
魔法使いであるガンダルフが与える秘密の任務を急いで果たしましょう。
謎の冊子の中には物語の導入からたっぷりとストーリーが描かれており、『指輪物語』の世界に入り込めること間違いなし。

『シャーロック・ホームズの失踪』
シャーロック・ホームズが殺人事件の容疑者となってしまいました! しかし、肝心のホームズは行方をくらましてしまい……。
ホームズの助手、ワトソン博士はあなたに真相をつかんでほしいと依頼します。真犯人を探すための証拠を集めながら謎を解き、事件の解決を目指しましょう!

『異次元の門』
あなたたちは異次元の門へ吸い込まれ、風変りな7つの世界で謎を解くことになります。
個性にあふれた異次元の世界を旅した先には何が待ち受けているのでしょうか? そしてあなたたちは無事に現実の世界へ戻れるのでしょうか? 最後までドキドキが止まらないストーリーをお楽しみください。


謎解きのルールは今までのEXITと同じ。不思議なデコーダー(謎解読用の円盤)をくるくると回し、あなたを待ち受ける多くの謎を解いていきましょう。
ちなみに難易度は『中つ国』が初級、『ホームズ』『異次元』が中級となっています。気になったものからぜひプレイしてみてくださいね!(松田ミア)
2024年4月
5日 レベル・プリンセス
作=ダニエル・バーン、ヘラルド・ゲレーロ、ケヴィン・ペラエス、ティルソ・ヴィルゴス
訳=グループSNE(安田均、柘植めぐみ)
発行・発売=グループSNE
定価:2,420円(2,200円+税)
JANコード:4580552551244

昨今の女性は強し――それはおとぎ話の世界でも同じ。白雪姫もシンデレラも、「王子さまと結婚して幸せに暮らしましたとさ」なんて未来はもうまっぴら。プリンセスも自立して生きていく時代なのです。
『レベル・プリンセス』はスペインで2023年に発売されたばかりの新しいカードゲーム。そのテーマは「結婚なんてしたくない!」。
基本はトランプの「ハーツ」に似たシステムで、プレイヤーは4スート(種類)のカードを「トリックテイキング」の要領で手札から出していきます。全員がカードを1枚ずつ出したところで「誰がそのトリックに勝利したか」を確認。トリックの勝者はみんなが出したカードを受け取ることになります。しかし『レベル・プリンセス』の場合、カードは取らないに越したことはありません。
なぜなら……スートの1つ、「王子カード」には「求婚ポイント」があるのです。最終的に獲得したカードに含まれる求婚ポイントが最も“少ない”プレイヤーがゲームに勝利!(「ペット」のスートの「8」は“カエルに変身させられた王子”なので、やっぱり取っちゃダメ!)
かくして激しいカードの押しつけ合いが始まるのですが、ゲームをさらに面白くしているのが「ラウンドカード」と「プリンセスカード」。ラウンドカードはルールにちょっとした変更を加えるもので、たとえば最初のプレイヤー以外はカードを裏向きに出したり、「女王カード」が切り札になったり。プリンセスカードには各自がラウンドに一度だけ使える特殊能力が書かれていて、これがまたゲームを混沌とさせます……
イラストもキュートなこのゲーム。イベントで購入すると、日本オリジナルのプロモーションカード、「かぐや姫」が手に入るチャンス!
くり返し遊んでも飽きないやみつきカードゲームをどうぞ!(柘植めぐみ)
9日 アドバンスト・ファイティング・ファンタジー 第2版
クール大陸設定シナリオ集 アリオン旅行記+アトランティス・キャンペーン

作=グレアム・ボトリー
監修=安田均
訳=こあらだまり、羽田紗久椰
発行=グループSNE
発売=新紀元社
定価:3,960円(3,600円+税)
ISBN:9784775321485

タイタン世界の南方に広がる暗黒大陸クール。小国がせめぎ合う内海から独自の文化を持つ八幡国まで、数々の魅力にあふれた冒険の舞台が存在します。
このたび、AFF2eにクールが舞台となるキャンペーン・シナリオ集とワールドガイドがお目見えします!

『アトランティス・キャンペーン』は、全10話からなる壮大なキャンペーン・シナリオです。きっかけは、アリオンの宮廷魔術師アイフォー・ティーニンから持ち込まれた遺跡探索の依頼。しかし、それは街はもちろん、クール全土すら揺るがしかねない危機の始まりだったのです!
表題にある「アトランティス」とは、タイタン世界では2500年以上も前に存在したという古代文明。世界が現在の三大陸に分断されるきっかけにもなった王朝であり、現在では伝説として語り継がれています。それが関わってくるとなれば、話が壮大にならないはずはありません!
キャンペーンとしても、ダンジョンあり、ウィルダネスあり、シティ・アドベンチャーありの飽きさせない内容です。果たしてヒーローたちは破滅から世界を救えるのか!?

『アリオン旅行記』は、アリオンの街とその周辺地域を紹介するワールドガイドです。アリオンの歴史や風俗、重要な人物、美味しい(あるいは最低の)酒場まで、余すところなく紹介されています!
AFF2eの都市を紹介するワールドガイドには『ポート・ブラックサンド』もありましたが、本書はそちらとは少し味わいを変えて、旅の日記風に街を紹介しています。地図製作者のダウリットなる人物(なんと、ブラックサンドから派遣されたアズール卿の部下!)の視点から、アリオンの街の様子が描かれているのです。物語を読むように、読者もダウリットの旅に引き込まれることは間違いなしです。
また、本書は『アトランティス・キャンペーン』の副読本としても非常にお勧め。直接キャンペーンのネタバレにつながるような内容はないため、プレイヤーでも安心して読み込むことができ、舞台への理解を深めることができます。

さあ、地図とヒーローシートを広げ、ダイスを手に壮大な旅を始めましょう!(こあらだまり)
12日 Murder Mystery Mini Series
札幌異世界ツアー

作=中村誠/グループSNE
発行・発売=グループSNE/cosaic
定価:2,420円(2,200円+税)
JANコード:4580552551268

日本と〈異世界 〉が、京都の 〈門 〉でつながって3年。正規の手続きで、観光やビジネスにやってくる異世界人も多い。
しかし、事故で日本に「きてしまった」異世界人もいる。悪意を持った違法侵入者でなければ、法律で認定されれば滞在できる。そうした者たちを「転移者」と呼んだ。
ここで札幌で、転移者認定を待つ3人がいた。自称英雄のポーン、イケメンの魔術師スミス、異世界で引きこもっていたという美少女ニト。
審査にあたる新人調査官、雪野まつりに案内され、札幌観光に興じるポーン、スミス、ニト。彼らには謎の黒フードの人物がつきまとっていた。
雪まつりでにぎわう札幌をめぐる4人は最後に札幌市時計台を訪れる。そして、そこで黒フードの人物の、焼け焦げた死体に遭遇した!
一行は、札幌の観光スポットで何があったのかを回想して、真実を突き止めようとするが……?

マーダーミステリーミニの最新作は『京都異世界ツアー』の中村誠さんによる、特殊設定ミステリー! 〈異世界〉と現代日本がつながっているという世界観と、異世界の住人が観光中に事件に出会うという点は共通していますが、それ以外はまったく別のストーリー。どちらから遊んでも楽しいので、ぜひプレイしてみてくださいね!(友野詳)
19日 ミステリーパーティー・イン・ザ・ボックス シリーズ
マーダーミステリー:ザ・トリロジー

作=秋口ぎぐる/グループSNE
発行・発売=cosaic/グループSNE
定価:4,950円(4,500円+税)
JANコード:4571398991059

本作は連続する3つのシナリオから成るマーダーミステリーです。
第1部(ひとつめのシナリオ)は1980年、「療養所を脱走した連続殺人鬼」の噂がささやかれる田舎町が舞台。嵐が去ったあとの廃駅で起きた殺人事件を、その場に居合わせた謎の2人組と、「殺人鬼さがし」を行っていた子供たち、そして地元の巡査が解き明かします。
第2部はその10年前、1970年の「連続殺人鬼が隔離されている療養所」が舞台。2件の放火事件と、その間に発生した所長の死。その謎に、勤務医や研修中の医学生、職員、患者、入所者の面会に訪れていた刑事、なぜか施設内で育てられている子供らが挑みます。
第3部は1990年、第1部と第2部で描かれた廃駅や療養所を内包する田舎町全体が舞台となります。10年ぶりに起きた殺人事件と、現場に残された「連続殺人鬼」のサイン……。過去にとらわれた関係者たちは、次の殺人を防ぎ、魂の救済を得ることができるのか?
各シナリオのプレイ時間は2時間前後。総プレイ時間6時間を超える圧倒的なボリュームを、どうかお楽しみください。 (秋口ぎぐる)
27日 境都妖異世界
原案=安田均
ゲームデザイン=西岡拓哉
ディベロップ=グループSNE
発行・発売=グループSNE
定価:6,600円(6,000円+税)
JANコード: 4580552551220

『境都妖異世界』は、架空の都市“境都”を舞台に、幽霊・妖怪・怪奇現象・呪物・未確認生命体の総称“妖異”と、それが引き起こす事件に対抗するキャラクターの活躍を描く、ボックスタイプの協力型シナリオゲームです。

プレイヤーはそれぞれ「筮竹師」「珠術師」「予見師」(総称して、境界術師)と呼ばれる、妖異封印の使命を背負った存在となります。彼らは、常に三人一組のチームとして活動し、様々な境界術を行使して、境都のどこかに潜む妖異に立ち向かいます。妖異の居場所は実際の写真とゲームボードを見比べ、その風景とゲームボードの特徴が一致する場所を探ってゆきます。

各自の異なる術具(道具)を手に、それぞれの特徴の異なる術を活かして、境都に災いが降りかかる前に妖異を見つけ出し、封印を試みましょう。
ただし、妖異を追うなかで、境界術を行使するたびキャラクターたちは代償を支払い続けることになります。それによってより強力な術を行使できるようになる一方、人知を超えた力を心身の限界を超えて行使することで命を落とす危険性があります。

妖異を封じるのが先か、それとも自身の破滅が先か、境都のなかで発生した事件を追い、妖異の苛烈な妨害をくぐりぬけつつ封印の儀式を完成させる緊張感をお楽しみください。(西岡拓哉) 
27日  クリティカル:サンクチュアリ シーズン1
作=クリストフ・ヴァラ&ヨハン・ルモニエ
訳=グループSNE(柘植めぐみ)
発行・発売=グループSNE
定価:4,950円(4,500円+税)
JANコード:4580552551237

神々の聖地、三日月群島へようこそ!
『クリティカル:サンクチュアリ』はフランス生まれのBOX型ロールプレイングゲームです。まるでシリーズ物のTVドラマのように構成されており、今回発売される「シーズン1」のBOXには計9つのエピソード(シナリオ)が封入されています。
このゲームの大きな魅力は1エピソードをたった30分で遊べるところ。各話、いくつかの“シーン”に切り分けられていて、波乱万丈な冒険の場面場面を臨場感たっぷりに体感することができます。
プレイヤー・キャラクター(PC)は最大4人。ゲームマスター(GM)も必要ですが、各エピソードは「読み上げ部分」「必要な判定」「成功・失敗の結果」が明確にわかる書き方になっているので、初心者GMでも大丈夫!
それぞれの場面は迫力ある「イラスト」で表現されており、ときにはイラストの中に、危機を打開するための“ヒント”が描かれていることも。またキャラクターや装備品、スキルなどはすべてカードで表されているので、紙ペンは一切不要。サイコロも入っており、体ひとつでゲームに臨むことができます。
PCたちは〈探検家ギルド〉に所属する英雄候補。各地で頻発する異変の調査に赴いたところ、次第にその背後に邪悪なネクロマンサーの存在が見え隠れしてきて……
果たしてあなたは世界を救うことができるでしょうか?(柘植めぐみ)
27日 いさましいちびっこ炊飯器TRPG
作=こあらだまり
ディべロップ=友野詳/グループSNE
発行・発売=グループSNE
定価:3,850円(3,500円+税)
JANコード:4580552551299

『いさましいちびっこ炊飯器TRPG』でプレイヤーは家電になります!
ちょっと何言ってるかわからないかもしれませんが、プレイヤー・キャラクターは家電です。炊飯器、ドライヤー、冷蔵庫、扇風機などなど、ご家庭にある家電なら何でもOK。人間たちは知りませんが、家電は人が見ていないところでは意志を持って動けるのです!
あなたたちの目的は、ご主人様の幸せです。人に使われてこその家電。長く大切に使ってもらうには、持ち主の人間の生活は守らねばならないのです。
ご家庭には日々、トラブルが起こります。泥棒の侵入からお風呂の水漏れ、ふるさと納税で送られてきた蟹の脱走などさまざまです。そこで活躍するのは家電たち。影ながらご家庭の平和を守るのです!
本作のルールはとてもシンプルでお手軽。あなただけの家電を作る「家電特徴」や頑張りすぎた結果の「熱暴走」など、とにかく“楽しいこと”が起こるよう設計されています。シナリオももちろん付属。サンプルご家庭「小川さん一家(家の間取りつき)」まで収録しており、すぐに遊べます。プレイ時間も短く、サクっと遊ぶのにとてもオススメです。
本作は同人作品からGMウォーロック誌上での企画を経て商品化。小箱ボックスTRPGとしてパワーアップを遂げています。 さあ、あなたも家電になってご家庭の平和を守りましょう!(こあらだまり)
30日 GMウォーロック Vol.13
作=安田均/グループSNE
発行=グループSNE
発売=新紀元社
定価:2,200円(2.000円+税)
ISBN:9784775321478

春4月にお届けするGMウォーロック13号の第一特集は「ゲーム学園へ入学おめでとう!」。 TRPG、マーダーミステリー、謎解きゲーム、ボード/カードゲームの各ジャンルの入門や、新作情報、学園を舞台に遊べるゲームなどをお届けします。
注目はカードゲームジャンル「トリックテイキング」入門。ジャンルを一望するコラムや、話題の新作『モンスタートリテ(仮)』や『レベルプリンセス』をご紹介します。
カードゲーム『デック構築なんてしてないよ』や巨匠ライナー・クニツィアの入門も。
TRPGでは、実践的な学園ものファンタジーシナリオの作り方などをお届け。
そして第二特集は『箱入りでおもてなし! オール・オン・ワンRPG』と称して、2024年前半にグループSNEがお送りする、新スタイルのBOXタイプTRPG『境都妖異世界』『クリティカル』『いさましいちびっこ炊飯器TRPG』に加えて、日本を代表するファンタジーTRPG〈ソード・ワールド2.5〉の、ファンタジー料理をテーマとした新たなBOXセットをサポート。
SW2.5では、新サプリ『泡沫世界モノクロマティカ』のサポートや夏の新作情報、AFF2eの『アトランティス・キャンペーン』&『アリオン旅行記』サポートのほか、FFコレクション第5弾情報もお届けできるはず。
恒例オリジナルマーダーミステリーは、さまざまな舞台でマダミスを作り続けてきた、とんとんさん作のホラーテイストの1本と『ミッシングファイター』のtomihaさんの学園教師もの2本立て。
今回も遊べるコンテンツ満載です!(尾垣泰敏)
2024年5月
11日  ミステリーパーティー・イン・ザ・ボックス シリーズ
因習村の 極光 オーロラ

作=りにょり、黒田尚吾/グループSNE
発行・発売=cosaic/グループSNE
定価:3,960円(3,600円+税)
JANコード:4580552551275

北欧にある自然豊かな湖とその畔(ほとり)にある村に取材に来たドキュメンタリー映画のクルー達。
独自の文化を形成するその村は、映画の題材としてはうってつけであったが、その地で過ごすうち、異変に気づき始める。
村中で放し飼いになっている山羊達、行方不明となったクルー、村の不可解な掟、ヤギのマスクをかぶった女。そして、村で信仰される異形の神……
満月とオーロラが光る夜を経て、目覚めた者たちが見たものとは!?

因習村で起こる凄惨な事件と、村の謎を解き明かす本格ミステリー。あなた達は無事、この村から生きて帰ることが出来るのだろうか?
様々なギミックが満載の本作はマルチエンディングを採用。一度きりのミステリー体験を、ぜひお楽しみください。(黒田尚吾)
17日 ソード・ワールド2.5リプレイバルバロス 異端者たちの蛮歌
監修=北沢慶
作=ベーテ・有理・黒崎/グループSNE
発行・発売=KADOKAWA
定価:990円(900円+税)
ISBN:9784040754536

諸君、時代は蛮族だ!
蛮族の時代の幕開けだ!!
Welcome to this barbaric time!!

と、いうわけで、ソード・ワールド2.5でもついにウィークリング以外の蛮族PCが遊べるようになるぞ! 本書は、その先駆けとして蛮族の魅力を先行で紹介するリプレイだ。1冊完結だが、自分の考えた蛮族の魅力をぎゅぎゅっと詰め込みに詰め込んだ1冊になっている。
本書で大暴れしてくれるイカれたPCたちは――

ディアボロのバトルダンサー、“赤光”のロミルダ!
アルボルのプリースト、オクトモア!
ダークトロールのタンクファイター、シリアス!
そしてコボルド探偵のドワン!

……探偵?

HAHAHA! 詳しくは読んで確認してくれ!
蛮族が支配する島で、この四人が時に虐げられ、時に酔っ払い、そして大暴れを繰り広げる。
蛮族たちが奏でる『異端者たちの蛮歌』、ぜひ見届けて欲しい!(ベーテ・有理・黒崎)
31日  Murder Mystery Mini Series
黒白海路

作=川人忠明/グループSNE
発行・発売=グループSNE/cosaic
定価:2,420円(2,200円+税)
JANコード:4580552551282

舞台は、四葉財閥が巨費をかけて建造した豪華客船〈ムーンダスト〉。
処女航海に出航した〈ムーンダスト〉では大勢の著名人を招き、船尾のテラスレストランで豪奢なパーティが開かれた。
事件はその航海の翌朝に起こる。
船内で目覚めた男女6人の乗客は、ある変化と異常にすぐさま気がついた。
数百名にもわたるゲストと船員が、この6名を残し全員姿を消していた。そして、テラスレストランのシャンデリアには男の死体が吊るされていたのだ。
状況から考えて、謎の男は何者かに殺害されたことは明白だった。
――消えた乗客たちはどこへ行ったのだろうか?
――吊られた男を殺した犯人は、この中にいるのだろうか?
残された乗客である、四葉財閥の次期当主・四葉由紀とその使用人・蘇芳翔を中心に、乗客たちはこの窮地を乗り切るために話し合いを始めるのだった。


『カナリアは歌わない』『週末の殺人鬼』を手がけた川人忠明の最新作。
本作『黒白海路』も、シリーズ最長のプレイ時間150分のボリュームにふさわしい2人用ならではの趣向が凝らされた作品となっています。(西岡拓哉)
31日 アナゲ超特急サザンクロス
作=磨伸映一郎
発行=グループSNE
発売=新紀元社
予価:1,320円(1,200円+税)
ISBN:9784775321584

GMウォーロックの大人気連載マンガ、待望のコミック第2弾がついに登場します!
その名も『アナゲ超特急 サザンクロス』!
命名の由来はカバー下おまけマンガにおまかせするとして、内容をご紹介しましょう。
ご存じのように、多彩なジャンルのボードゲーム、カードゲームを、笑える切り口で紹介するギャグとゲーム知識のコミックです。 まずはGMウォーロック2号から7号までと9号から12号までの掲載ぶんを加筆修正して収録。さらに今回は描き下ろしが2本! 『ゲスクラブ』と『そういうお前はどうなんだ?』を取り上げます。
グループSNE友野詳による関連ゲームコラムも健在。
読んで楽しく、そしてとってもゲームが遊びたくなる2冊めです。
1話1話が独立しているのでどれから読んでも(どちらの本から読んでも)楽しめますが、もしもまだ無印『アナゲ超特急』を手に取っていないという方がおられたら、ぜひあわせてどうぞ。『サザンクロス』発売にあわせて増刷予定なので、見つかりやすいはず! (友野詳)
31日 電子書籍版:アナゲ超特急
作=磨伸映一郎
発行=グループSNE
発売=FrogGames
予価:1,320円(1,200円+税)

『氷室の天地』などで知られる漫画家、磨伸映一郎が、名作傑作から珍作怪作まで、アナログゲームをおもしろおかしく紹介するコミック「アナゲ超特急」が電子書籍化!

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2024年6月
14日  パルミラ
作=ライナー・クニツィア
訳=グループSNE(柘植めぐみ)
発行・発売=グループSNE
定価:3,520円(3,200円+税)
JANコード:4580552551305

巨匠ライナー・クニツィアの隠れた名作が登場! これはちょっと変わった“経済ゲーム”――しかも舞台はローマ帝国時代の西域!
パルミラは古代の重要な交易拠点の1つです。にぎやかなこの都市には、世界中から隊商が訪れては交易をおこないます。プレイヤーはパルミラに暮らす商人となり、ライバルたちをけん制しながら、自分だけ裕福になることを目指しましょう。
内容物で目を引くのは何といっても“壺コマ”! 3色あって、赤はワイン、緑は香辛料、黄は黄金や宝石を表しています。ゲームボードに描かれた交易路にこれらのコマが並ぶさまは、なんとも言えない味わいが……。しかも交易路はただのコマ置き場ではなく、「その商品の価格」も表しています。たとえば――商品を買うとき/売るときは「パルミラに最も近いスペース」を確認します(パルミラに近いほど安い!)。商品がどんどん買われて希少になれば、パルミラから遠ざかる――すなわち高くなる、逆に商品がどんどん売られればパルミラに近づいて安くなる、というわけ。
そうやって現在の価格を見ながら商品の売り買いをするゲームですが、さらにカードの効果が絡んできます。各商品の価値を上げ下げしたり、税金を徴収するカード、報酬を高めてくれるカードなどがあります。他のプレイヤーの所持品をよく見て、使うカードを選びましょう。
3ラウンド(3年)が終わればゲームは終了。最も所持金の多い=得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
のちにリメイクされたアメリカ版(タイトルは『Buy Low Sell High/安く買って高く売れ』)ではカードの構成が変わっており、そちらの遊び方もバリエーションとして追加していますよ。お楽しみに!(柘植めぐみ)
20日 ソード・ワールド2.5サプリメント バルバロスレイジ
監修=北沢慶
作=田中公侍/グループSNE
発行・発売=KADOKAWA
定価:3,300円(3,000円+税)
ISBN:9784040755069

『SW2.5』に待望の「蛮族」サプリメントが登場!
これまで敵として登場していた強力な「ディアボロ」「ドレイク」「バジリスク」などが、プレイ可能なキャラクターとして収録されたサプリメントだ。
これら「蛮族PC」は全10種掲載され、どれも個性的な能力を持っているぞ。
さらに新技能「フィジカルマスター」を収録。これはなんと、大型の蛮族が複数の部位を同時に扱うための技能だ。魔人形態に変化して本気を出したディアボロ、はじめから上半身とサソリのハサミ、尻尾を扱うシザースコーピオンなどが有効に扱えるものだ。
これらの蛮族は、種族ごとにより詳細な解説を収録。それぞれの種族がどのような歴史や文化を持っているのか、コミュニティはどう形成しているのかが、詳細に解説されているぞ。
さらに蛮族のキャラクター同士で徒党を組み、すぐに遊べるシナリオを掲載。サンプルキャラクターのデータですぐ遊べるので、蛮族ライフの体験にはもってこいだ。
これまでの『SW2.5』とは少し毛色の変わった、刺激的な冒険を楽しんでみよう!(田中公侍)
28日 電子書籍版:トロール牙峠戦争
作=スティーブ・ジャクソン
訳=安田均
発行=グループSNE
発売=FrogGames
定価:2,750円(2,500円+税)

ゲームブックの「ファイティング・ファンタジー(FF)」シリーズ、テーブルトークRPGの「アドバンスト・ファイティング・ファンタジー(AFF)」の舞台として、数多の人々を惹きつけてきた〈悪魔の3人〉の対立を描いた物語『トロール牙峠戦争』が電子書籍化!

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2024年7月
16日  暗黒神話TRPGトレイル・オブ・クトゥルー・シナリオ集 最後の黙示
作=グレアム・ウォームズリー、スコット・ドーウォード
訳=森瀬繚/トレイル・オブ・クトゥルー翻訳チーム
発行=グループSNE
発売=新紀元社
定価:3,960円(3,600円+税) 
ISBN:9784775321690

好評をいただいている『暗黒神話TRPGトレイル・オブ・クトゥルー』に新たなシナリオ集が登場する。
原題は『The Final Revelation』。イギリスを舞台とし、純粋主義(ラヴクラフトの原典の雰囲気を重視するプレイスタイル)で遊ぶシナリオが収録されている。それぞれ、独立してのプレイが可能だ。
各シナリオを簡単に紹介しよう。

「死にゆくセント・マーガレット The Dying of St. Margaret's」
セントマーガレット島にある寄宿学校を訪れた探索者たちたちは、島全体が沈滞し、陰鬱な気配に取り憑かれていることに気づく。暗雲の根源とは……?

「天空の観察者 The Watchers in the Sky」
探索者たちは、それぞれの「安定の源(安定度を回復してくれる人間関係など)」に、ささやかな異常を見つけ、異常は拡大してゆく。真相を求める探索者たちは、湖水地方の小村ライダルへと向かう。

「血の舞踏 The Dance in the Blood」
湖水地方のブラックストーン・ホテルに居合わせた探索者たち。初対面のはずが、そこにあった写真に、幼い頃の自分たちを発見する。謎を解くために向かった近くの村で、恐るべき秘密と出会うのだった。

「危険な小箱 The Rending Box」
友人の依頼で、ロンドンの骨董店にある品物を回収しに行った探索者たち。以来、不可解な現象が起こり始め、届け先の友人は無惨な姿となって、この世ならぬ邪悪の存在を口にする……。

これら4本は、グレアム・ウォームズリーの手になるもの。独立したシナリオとしてプレイが可能だ。作成済みキャラクターも用意されている。
そして、この4本を、ひとつづきのキャンペーン・シナリオとして遊ぶための枠組みとなる追加シナリオ、表題作である「最後の黙示 The Final Revelation」(こちらはスコット・ドーウォードの作)も収録されている。
ロンドンのとあるオカルト古書店で、物語は幕を開ける。ここには毎週金曜日の夜、人類を脅かす危険を調べるために集う探索者たちの姿があった。しかし、会合を重ねるにつれて探索者たちの正気は損なわれていき、ありえないはずの変容が周囲を侵していくのだ。
ラヴクラフトの原典の雰囲気に浸れる、シビアなシナリオを、是非楽しんでいただきたい。(友野詳)
17日 ソード・ワールド2.5サプリメント バルバロスサーガ ‐蛮族と人族の英雄譚‐
作=北沢慶/グループSNE
発行・発売=KADOKAWA
定価:3,080円(2,800円+税)
ISBN:9784040755366

ついに蛮族シリーズ第3弾の登場です!
今回は、蛮族キャラクターのためのシナリオ集! 「蛮族のための蛮族領の冒険」「人族領での蛮族の冒険」「人族と蛮族が協力する冒険」の3本に加え、『ラクシアライフ』で好評を博したランダムにシナリオを楽しめる「簡易シナリオルール」蛮族版も掲載。様々なシチュエーションを、幅広いレベルで楽しむことができます。
蛮族社会でも人族社会でも生きていける、「ドレイク(ブロークン)」「ラミア」「ラルヴァ」の3種族が『ソード・ワールド2.0』から復活参戦! プレイの幅がさらに広がります。
蛮族領域と人族領域の狭間である、ゴーント地方サブラス海峡周辺のワールドガイドも充実。リプレイ『異端者たちの蛮歌』、サプリメント『バルバロスレイジ』と合わせて、思う存分バルバロスプレイを楽しんでください!(北沢慶)
30日 GMウォーロック Vol.14
作=安田均/グループSNE
発行=グループSNE
発売=新紀元社
定価:2,200円(2,000円+税)
ISBN:9784775321683

グループSNEが刊行しているTRPG&ボード・カードゲーム専門誌『GMウォーロック』の第14号。

【特集 協力ゲームでご一緒に】
今号の特集は、「協力ゲームでご一緒に」と題して、協力型ボード・カードゲームの傑作やグループSNEから発売中の協力ゲーム、仲間と一緒に力を合わせて挑戦してほしい謎解きゲームのラインナップを一挙にご紹介。さらに、BOX型協力ゲーム『いさましいちびっこ炊飯器TRPG』『境都妖異世界』『クリティカル:サンクチュアリ』の追加データほか、発売間近の『ソード・ワールド2.5 RPGボックスセット 大鉄道祭の饗宴』最新情報&RPGの単体シナリオとしても遊べる本編の前日譚シナリオを掲載。

【追悼 山本弘さん】
先日、逝去した山本弘さんを偲び、安田均、水野良含むグループSNE創設メンバーや氏と深く交流のあった業界関係者の追悼文を掲載。また、氏が執筆したゲーム関連書籍をリストアップし、その功績を振り返ります。
この他、追悼企画として約30年以上前に刊行の『ウォーロック第二号』にて氏が自ら描いたコミック「私はこうしてバルサスした」を、中山哲学がリメイク。名レポートコミックが令和に蘇ります。

【マーダーミステリー関連】
グループSNE/cosaic注目の最新作情報にくわえ、今夏から始動する新レーベル告知等々、新情報盛りだくさん。
好評のオリジナルマーダーミステリーは、マダミスアプリuzuで活躍中のSNE新人数羽と、人気デザイナー九尾まどかが制作。


他、『ソード・ワールド2.5』や『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第2版』『暗黒神話TRPG トレイル・オブ・クトゥルー 改訂版』など、TRPGのサポートも、シナリオ、ソロアドベンチャー、コラムなどで充実のお届け。

GMウォーロックの購入は定期購読が大変便利です。
また、各種通販サイトまたは全国のゲームショップ、書店でもお取り扱いいただいております。 店頭に見あたらない場合は、店員さんに書籍タイトルとISBNをお伝えください。(西岡拓哉)
31日 協力ミステリーゲーム 卓上探偵団
死神たちの鎮魂歌

作=円居挽
システム原案=河端ジュン一
ディベロップ=友野詳/グループSNE
発行・発売=グループSNE
定価:2,420円(2,200円+税)
JANコード:4580552551312

人気の「卓上探偵団」シリーズに、ふたたび本格ミステリー作家が参戦! 〈キングレオ〉シリーズなどの円居挽さんが謎とプロットを考案してくれました。

舞台は現代の日本。
周囲で起こった悲しい死のたびに成功を手にしたため、死神体質と呼ばれるIT業界の巨星、赤原慎吾。
彼は「死神体質は実在する」という証明のために、それぞれの業界で「死神」と呼ばれる5人を屋敷に招きます。探偵、ギャンブラー、コンサルタント、傭兵、そして謎めいた少女。
検証がはじまる当日の朝、赤原は、遺体で発見されます。……しかも密室状況で!
第一発見者となったのは「万一のことが起こった場合に」と後事を託されていた卓上探偵団……あなたたちでした!

完全協力型のミステリーゲーム! プレイヤーは一致団結して探偵となり、カードをめくり、証拠を集め、証言を吟味し、現場マップなどのコンポーネントを検討していつ、どこで、だれが、どうして、どのように、という5つの謎を解きます。時には追加の設問が登場することも?
いくつ正解を出したか、何枚のカードを開かずにすませられたか、が評価の基準。
さて皆さんは、見事名探偵の称号を得られるでしょうか?
謎を読み解くうちに出来上がる物語を楽しんでください。(友野詳)
31日 電子書籍版:コボルドのボードゲームデザイン
作=マイク・セリンカー(+ジェームズ・アーネスト、リチャード・ガーフィールド、スティーブ・ジャクソン他世界的ゲームデザイナーの面々)
訳=安田均/グループSNE
発行=グループSNE
発売=FrogGames
定価:3,300円(3,000円+税)

ゲーム作りのいろはを教えてくれるエッセイ集、『コボルドのボードゲームデザイン』が電子書籍化!
「コンセプト」から始まり、「デザイン」「ディベロップメント」「プレゼンテーション」の4段階について、世界的に有名なゲームデザイナーやディベロッパー、販売者たちが自分たちの経験談を語ってくれます。

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2024年8月
31日  電子書籍版:コボルドのRPGデザイン
作=ウォルフガング・バウアー&チーム・デザインオールスターズ
監修=安田均
訳=中村俊也、柘植めぐみ
発行=グループSNE
発売=FrogGames
定価:3,300円(3,000円+税)

ゲーム作りのいろはを教えてくれる、大好評の「コボルド」シリーズ第二弾が電子書籍化!
今回はTRPGのデザインがテーマ。著名なゲームデザイナーたちがTRPGのさまざまな要素――ルール、戦闘、魔法、成長など――について懇切丁寧に、ときには赤裸々な本音を交えて指導してくれます。ゲームファンなら誰もが楽しめる一冊!

(内容についてはこちら
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2024年9月
15日 MPB-Online
蠱毒殺人事件

作=数羽
ディベロップ=安田均/グループSNE
発行・発売=グループSNE/cosaic
定価:フルセット2,400円(税込)/個別設定書 各1,200円(税込)

【資産家】天児独穂(あまこ・どくほ)。百種千匹の有毒生物を飼育する彼女の屋敷「蠱毒邸(こどくてい)」。
その屋敷では、無数の毒虫を一か所に集め、最後の一匹になるまで互いに食らい合わせ、その残った一匹を用いて対象を呪(のろ)い殺す呪術、通称「蠱毒(こどく)」が行われているという。
とある理由で蠱毒邸に客人たちが集められた、その夜。
【資産家】天児独穂を含む2人が、死体となって発見された。
あなたたち――客人の1人【小説家】と屋敷の【使用人】――は、論理の蠱毒に身を投じることになる。

グループSNE初のオンラインマーダーミステリーシリーズ「MPB-Online」始動!
インターネットを利用し、離れた人同士でも遊ぶことができます。
毒虫を飼う奇妙な屋敷を舞台にした推理体験をお楽しみください。(数羽)
15日 MPB-Online
スパイは踊る

作=河端ジュン一
ディベロップ=安田均/グループSNE
発行・発売=グループSNE/cosaic
定価:フルセット2,400円(税込)/個別設定書 各600円(税込)

1997年、英国。伯爵が主催した、有力者ばかりが集まる秘密裏な社交パーティーで、客人のひとりである男の死体が見つかった。男は多額の寄付金を伯爵に贈ることで招待された人物ではあるものの、伯爵を含めた全員と初対面だった。
「我々の誰かを探りにきたスパイではないか?」
誰かが呟いたこの一言が、会場の面々に死体発見以上の緊張を走らせた。パーティーには各界の要人が集まっている。そして英国の紳士淑女たるもの誰しも、公にはできない秘密を抱えている。
男は何者なのか、そしてなぜ死んだのか?
封鎖されたパーティー会場で、嘘と詮索の社交界が始まる。

お待たせしました! グループSNE初のオンラインマーダーミステリーが登場です。
4人用で比較的ライトなプレイ感としつつ、スパイものとしての楽しさを詰め込みました。
ぜひご体験ください!(河端ジュン一)
20日 ミステリーパーティー・イン・ザ・ボックス シリーズ
マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド:0

作=しゃみずい、秋口ぎぐる
発行・発売=cosaic/グループSNE
定価:3,960円(3,600円+税)
JANコード:4571398991066

21世紀の現代にあって、時の流れから取り残されたような穏やかさを保つ港町グレフスク。美しい湖の対岸にはモダンな別荘が建っていた。湖畔の静謐は、だが悲鳴によって破られる。
「助けて! ゾンビに襲われたんだ!」
別荘に駆け込んだ少年は訴える。ゾンビ? B級映画に出てくる、あのゾンビがいるだって?
必死に語る少年とは対照的に、誰もゾンビの存在など信じてはくれない。少年をなぐさめ休ませた。その翌朝のことだった。別荘には、頭部を激しく損傷した死体が横たわっているではないか!
「ゾンビだよ! ゾンビがやったんだ!」
少年の語る言葉は、嘘か……? 真か……?


MPBシリーズの作品を数多く手がける秋口ぎぐると、『ゲノムの塔』のしゃみずいが、タッグを組んで参戦!

少年の悲鳴から幕を開ける本作は、秋口ぎぐるの人気作『マーダーミステリー・オブ・ザ・デッド』のスピンオフ作品です。世界観を共有する前日譚となっています。ですが、本作と原作は独立した内容となっていますので、どちらから遊んでも問題ありません。
ゾンビアポカリプス前夜の静けさと、秘められし秘密とを、どうか御堪能くださいませ。(しゃみずい)
20日 協力ミステリーゲーム 卓上探偵団
レッドスマイル

作=鯖井凌
ディベロップ=グループSNE
発行・発売=グループSNE
定価:2,750円(2,500円+税)
JANコード:4580552551329

10年もの長い間、アメリカを震撼させ続けた連続殺人犯「レッドスマイル」。犯行の特徴は、殺人現場に血のスマイルマークを必ず残していくことだった。そして、腕利きの探偵団であるきみ達「卓上探偵団」は、ついに犯人の居場所を突き止める。しかし──そこへ向かったきみ達の目の前に現れたのは、犯人自身の生首とバラバラの身体、壁に描かれた血のスマイルマークだった。

アメリカのネバダ州にあるモハーヴェ砂漠。卓上探偵団第8弾は、そんな荒野の中にある寂れた町が舞台です。連続殺人犯が連続殺人犯自身に殺されているかのような不思議な状況を、ぜひ解決へ向かわせてください。(鯖井凌)
24日 RPGシティブックIV ―ファンタジー世界の旅編―
編集=ポール・ジャッケイズ
監修=安田均
訳=中村俊也・柘植めぐみ
発行=グループSNE
発売=新紀元社
定価:2,640円(2,400円+税)
ISBN:9784775321799

あらゆるロールプレイングゲーム(RPG)に活用できる汎用都市設定資料集「シティブック」シリーズの第4弾!
今回のテーマは「旅」。都市内での準備に始まり、都市の門を出てからの旅を描くのに役立つ様々なものを扱います。
ご紹介する13の施設は旅を支援する謎の教団、旅券や宿泊を手配する旅行代理店、ドラゴンの飛行で小荷物を運ぶ宅配便、旅客馬車の交通網を支配する大企業、危険な急流にかかる有料橋など、冒険者にとって便利な「旅のサービス」がそろっています。もちろんシリーズ既刊と同様に、施設の詳細な地図や人物のイラストが華やかにページを彩ります! さらに本書は後半に「放浪者」の章を設けて、冒険者が旅の途中で出会ったり、一緒に旅したりするかもしれないノンプレイヤー・キャラクター23名のプロフィールも解説。優秀な癒し手である女司祭から亡国の王子まで、一癖も二癖もある旅人が並びます。
「旅のサービス」も「放浪者」も、項目ごとにシナリオのアイデアが複数付いていますので、各アイデアに施設や人物を組み合わせるだけで、いくつものストーリーを展開できるでしょう。
このRPGシナリオ作成キットを活用して、都市から出る、または都市に帰る旅の彩りを豊かにしてみてください!(中村俊也)
27日  ミステリーパーティー・イン・ザ・ボックス シリーズ
アルバトロスの 黄金 きん の雨

作=河端ジュン一/グループSNE
発行・発売=グループSNE/cosaic
定価:3,960円(3,600円+税)
JANコード:4580552551336

1960年代、米国。海に浮かぶ監獄島。
脱出不可能と言われるこの島には今、未曾有のハリケーンが迫りつつある。看守たちが先んじて逃げた直後、連邦政府は非情ともとれる声明を発表した。「嵐が止むまでは、囚人を回収する船を出せない」――こうして島には囚人のみが残された。
この隙に便乗して脱獄したのは“七つの大罪”と呼ばれる、七人の長期刑囚だ。しかし監房を出て間もなく、脱獄を計画した張本人であり七人のリーダー“強欲”が死体で見つかった。
当然、犯人は残る六人の中にいる。そして島からの脱出法は“強欲”の頭の中にしかない。

きみたちは強欲殺しの犯人を探りつつ、嵐の海を越える方法も探しはじめる。 ハリケーンが大罪を洗い流すまで、残り2時間半。

MPBシリーズ待望の新作。七つの大罪を扱っていますがわりと手軽な5〜6人で遊べます!(1人は死んでいるので)
悪党ばかりの探り合い……だけでなく、島からの脱出もお楽しみください!(河端ジュン一)
30日 電子書籍版:三遊亭楽天のTRPG落語
作=三遊亭楽天
発行=グループSNE
発売=FrogGames
予価:3,300円(3,000円+税)

TRPGに造詣が深いとして知られる噺家・三遊亭楽天によるゲームコラム集が電子書籍化!
「ウォーロック・マガジン」「GMウォーロック」で連載してきたコラム「三遊亭楽天のTRPG四方山噺」のほか、書き下ろしのコラムや自らが生み出した「TRPG落語」の口述速記(口演内容を記録した文章)も同時収録!ゲームファンにはたまらない展開やフレーズが飛び出して爆笑必至間違いなし!

(内容についてはこちら
(電子書籍化のニュースについてはこちら
2024年10月
4日 Murder Mystery Mini Series
高速深夜便の殺人者

作=似鳥鶏/グループSNE
発行・発売=グループSNE/cosaic
定価:2,750円(2,500円+税)
JANコード:4580552551374

――高速道路を行くはずの夜行バスが、暗闇の中でひっそりと停車していた。4人の乗客が目覚めた時、運転手が死んでいた。

そんな導入から始まるマーダーミステリーミニの最新作が9月にリリースされます。
シナリオ作成はミステリー作家、似鳥鶏さん。ドラマ化もされた『育休刑事』はじめ、さまざまな作品で活躍なさっている似鳥さんのオリジナル。
それをグループSNEのベテラン友野詳がサポートして、マーダーミステリーとして再構成しました。
容疑者は4人の乗客。たまたま乗り合わせた(……ということになっています)だけなので、自己紹介までは名前もわかりません。
若い女性、ラフな身なりの若い男性、スーツ姿の若い男性、そして初老の男性。それぞれに抱えた秘密とはいったい?
状況説明と、ルール指示が描かれたイベントカードを読みあげ、手がかりカードをオープンしてゆくうちに、それぞれの素性も明らかになり、容疑も深まって(あるいは晴れて)ゆきます。
4人の中の誰が犯人でしょう? それともそれ以外に犯人はいるのでしょうか?
特別なルールは少なく、オーソドックスなスタイルで、GMレスでも遊びやすい仕上げを目指しました。
みなさんがたどりついた結末は、アルファベットと番号で公表可能です。ぜひ、教えてください。(友野詳)
4日  ソード・ワールド2.5 ボックスセット 大鉄道祭の饗宴
監修=安田均
著者=清松みゆき/グループSNE
発行・発売=グループSNE
定価:5,500円(5,000円+税)
JANコード:4580552551350

箱を開けてそのまま遊べる(筆記具やキャラクター用紙を別に用意しなくていい)をコンセプトに遊ぶ、「ボックスセットのソード・ワールド2.5」のシリーズ新作です。
キャラクターをカードの組み合わせて表して、直観的に遊ぶことができるのが特色です。
今回は、ドーデン地方随一の大都市キングスフォールが舞台です。先に発売の『ソード・ワールド2.5サプリメント ドーデン博物誌』や『同 鉄道の都キングスフォール』でおなじみの、鉄道とお祭りと料理の街です。
お祭りの中でも最大の大鉄道祭――街を挙げて一週間以上祝われる――に向けて、それを盛り上げるべく企画されたのが、「大鉄道祭のスペシャルメニュー」。一風変わったスペシャル料理のフルコースです。
PCたちは、これを完成させるべく冒険を繰り広げます。なぜ冒険? それこそが。このメニューが「スペシャル」である証です。 暴れる大猪を狩り、人や動物を捕食する危険な植物からつるや花を剥ぎ取り、廃墟に擬装して待ち受ける大鮟鱇から肝を取ってきましょう。
他では食べられない、とびきりの食事があなたを待っています。(清松みゆき)
18日 ソード・ワールド2.5ストーリー&リプレイ 奈落を渡る者たち
作=北沢慶&ベーテ・有理・黒崎/グループSNE
発行・発売=KADOKAWA
定価:2,200円(2,000円+税)
ISBN:9784040756615

11月に発売される新サプリメント『アビスブレイカー』。その新要素を様々な形でいち早く体験できる一冊――それがこの『奈落を渡る者たち』です!
ウルシラ地方はエユトルゴ騎兵国を舞台に、新規技能であるアビスゲイザー(奈落睨士)とダークハンター(闇狩)をフィーチャーしたふたつの物語が展開されます。

リプレイでは騎兵国の冒険者ギルドに所属する奈落の魔域攻略の専門パーティーが、遊牧民を脅かす謎の「動く魔域」を調査し―― 一方、短編小説ではベテラン奈落睨士マルスランと闇狩アレクサンドラが、奈落から自力で脱出した少年を拾い、導く……

他にもアビスゲイザーやダークハンターに設定や、先行データなど、バリエーション豊かな盛りだくさんの一冊となっています!
『アビスブレイカー』が気になる方も、SW2.5の世界を舞台にした物語を楽しみたい方も、ぜひ手にとってみてください!(ベーテ・有理・黒崎)
21日 山本弘ウォーロック大全
作=山本弘
編=グループSNE/GMウォーロック編集部
発行=グループSNE
発売=新紀元社
定価:3,520円(3,200円+税)
ISBN:9784775321881

2024年3月に逝去した、グループSNE創設メンバーの一人でもある作家・山本弘氏の追悼と、ゲーム分野における氏の功績を讃え、氏のゲーム分野のキャリア出発点となったアナログゲーム専門誌『ウォーロック』掲載の単行本未収録作品を書籍化いたします。

〈ファイティング・ファンタジー〉のタイタン三大陸にそれぞれ封じられた強大な魔物の復活を阻止するため、師から秘術を受け継いだ主人公の大冒険を描く「暗黒の三つの顔」。
本作は全600パラグラフの長編であり、はてしない旅路の中で出会う仲間との協力や動物を操る秘術を駆使して、極めて困難な使命に挑みます。FFゲームブック屈指の壮大なスケールでの冒険をお楽しみください。

この他、山本弘直筆の連載コミック「私はこうしてバルサスした」「放課後のサイコロキネシス」「どこでもT&T」、ロールプレイングゲームのシナリオの創り方コラムなど同誌に掲載された人気記事も収録。

山本弘氏への想いをこめ、後世に伝えたい作品の数々を本書でお届けします。(西岡拓哉)
30日 GMウォーロック Vol.15
作=安田均/グループSNE
発行=グループSNE
発売=新紀元社
定価:2,200円(2,000円+税)
ISBN:9784775321898

グループSNEが刊行しているTRPG&ボード・カードゲーム専門誌『GMウォーロック』の第15号。

大特集は「マーダーミステリーと謎の秋」! 2024年度下半期にグループSNEがお送りするマダミス新レーベルはなんと3つ! その全貌をお届けします。もちろん、従来のMPB、マダミスミニの両シリーズの新作情報も。さらに恒例、GMウォーロックオリジナルマダミスは今号も2本! ミステリー作家汀こるものさんによる平安時代を舞台にした本格ミステリーと、5号掲載の『池の水、全部抜いたら死体出た』でもおなじみの麻宮楓さんの新作をお届け。ミステリーといえば協力型で人気の『卓上探偵団』シリーズも新作が続々登場。本誌で体験版もお楽しみいただけますよ。

小特集も2つ。まずは食欲の秋にちなんで「料理のゲーム」。先に発売されるソード・ワールド2.5の新BOXセット『大鉄道祭の饗宴』をメインに、TRPGからボード/カードゲームまで「料理」をキーワードに楽しんでいただきます。もう1つは先日、惜しくも亡くなったグループSNE所属のクリエイター、川人忠明さんの追悼特集をお届けします。

特集以外にも「ソード・ワールド2.5」や「アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第2版」の新サプリ情報やシナリオなど、さらにボードゲームやカードゲームの新作のお知らせも。
秋の夜長をGMウォーロックVOL.15でお楽しみください。(西岡拓哉)
30日 電子書籍版:はじめてのAFF
作=中山 哲学ほか
発行=グループSNE
発売=FrogGames
定価:1,320円(1,200円+税)

『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー 第2版(AFF2e)』関連書籍の魅力を個性豊かなキャラクターたちのセッション風景とともに紹介するコミックが電子書籍化!
各話の巻末に、とりあげたAFF関連書籍の解説コラム、FF/AFFの歴史、ゲームシステムの解説に加え、巻末には初心者向けシナリオも掲載! ルールブックの副読本としても大活躍の一冊です。

(内容についてはこちら
(電子書籍化のニュースについてはこちら



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